7話

あれから数年経った。俺と名前は軍師学校を(名前は俺の2年後)卒業して、俺は楽華隊を率いることになる。そこに軍師として名前が配属された。理由は本人が話さないので先生に聞いてみたところ本人の意志らしい

随分と大きくなったものだ。お互いに。少年か少女か近くで見ないと分からないほどだったのに今では小綺麗で、まだ少しだけあどけなさが残る女性へと変化した

「じゃ、気楽にいこーよ」

「隊長がそれでいいのか」

相変わらず無愛想な表情と男口調は変わらないままだけど。幼少期よりは口数が増えた。まあ、そうじゃないと軍師としてやっていけないからだろう。俺に対する態度が気に入らないのかじいと対立することが多い。ほら、すぐに口喧嘩が始まる。それを陸仙が止めに入るのが一定の流れとなって誰もがそれを受け入れていた

女が入ってきて反対した奴はいなかったのかって?そりゃいたさ。だけど

「どうだ」

「チッ…ま、参りました」

武力で制しちゃうんだよ名前は。俺が説得しようとする前に、意義を唱える者と対決し、負けたら部隊を去るという約束をしたらしい。そして今現在負けたことがない。味方だから有難いけど敵だったときが恐ろしいよね

「ボン、次の策だけど…」

俺のことをボンと呼ぶのも変わらない。名前で呼ばれたことなどなく、偶に隊長と呼ばれるくらいだ

作戦を伝えるために図面の方に視線が向く。名前の視線が下を向く。あ、意外とまつげが長い。顔立ちも整っているし、美人なんだけどね、何処か残念

「聞け」

「うぉっ!目潰しはないだろー」

このように容赦ない暴力。家柄とか隊長とか関係なしに対等に向かってくるこの感じが居心地が良くて案外好きだったりする

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