ネタss

2017/08/27(Sun)ネタ

SS・サボに振り回される海軍少将

短編「盃兄弟に振り回される海軍志望」の設定



「おっと、あんたの相手はオレだぜ?……おい、お前ら! ボサッしてないで先に行け」
「サ、サボさんっ!」
「この女、海軍の鬼ですよ!」
「すまない総長、どうかお気を付けてっ」
「おう。……海軍の鬼、ね」

「へへっ、あんたが噂の。鬼の拳と竜の爪。さて、どっちが強いか。……? どうした?」

「……サ、ボ?……サボ、だと?」
「ああ、紹介が遅れたな。オレは革命軍参謀総長、サボだ。以後よろしく、海軍少将殿」
「……、っ、」

「世界に蔓延る、腐った権力を打ち壊す! 革命軍ってのはそうやって自由を取り戻すところだ」
「自由……」
「ま、海兵のアンタに言っても、犯罪者呼ばわりされるだけだろうがな」
「……」

「この……ッ、パクリ男!」
「パ、パクリ男!?」
「お前、ガキの頃に死んだ義兄弟と言うこと為すことそっくりだ……、極め付けに、名前まで同じときた! もうパクリどころの話じゃないぞ、名前と性格変えて出直してこい!」
「理不尽すぎる……」

「へーぇ、貴族の出なのに海賊に、ね」
「ああ……、なかなかのクソガキだったが、いい奴だったよ」
「鬼のあんたがそこまで言うなんてな。よっぽど好きだったんだな、その俺に似た奴を」
「ち、が、う! お前に似てるんじゃない、お前があいつに似てるんだ!」
「そうか? まあ、どっちでもイイじゃねェか」
「はぁ……、お前の相手、疲れる」
「はは、よく言われるよ。……何だろうな、あんたとは初めてあった気がしねェんだ」
「……。ああ、私もだよ、革命家」

出来るならもう一生会いたくない

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