奏汰と噴水
「ぷかぷか……♪」
「……奏汰だ。また水浴び?」
「はい〜、ぼくは『みずあび』しないとひからびちゃうので……♪」
「そっか。ねぇ、千秋どこか知ってる?」
「ちあきなら、子供たちとレッスンしてるはずです。ぼくも『みずあび』がおわればいきますよ〜」
「本当?じゃあこれ、新曲のデモなんだけど……渡すのお願いしていい?」
「はい、もちろんです……♪」
『なまえの願いはなんですか?ぼくは『かみさま』なので、なんでもかなえられますよ……?』
『神様……?……えーっとじゃあ、これちょっと運ぶの手伝ってもらっていい?』
『それが願いですか……?』
『えっ、うーん……願い……願いか……難しいな……あっじゃあ、たまに私が作った歌歌って欲しいかも』
『……それだけですか?』
『うん。せっかく歌が上手い友達がいるんだから恩恵に預かりたい』
『……ともだち?』
「……なまえはいつもぼくを『ぱしり』にしますね♪」
「パシリなんてどこで覚えたの?」
「『うれしい』です……♪」
「嬉しいの……!?」