プロローグ

高校一年春。

高校生活とは、大人になってから"一番の宝物"と言っても過言ではない!

そうよく言われるものなのだろうか?

まだまだ半分子供のわたし達には、

どれがどんだけ大切なのか?

かけがえのないものなのか?

分からない。


わたしの人生、拓真で始まって拓真で終わりたい

ただそれだけ。

拓真以外はいらない。

拓真以外は信じない。

友達なんていらない。

上辺だけの関係なんて必要ない。

それでもわたし達は群れをつくって生活をする。

結局一人じゃ生きられない。

寂しい、つまらない、沢山の感情を一人で抱えられない弱い人間なんだ。


ーー今日もわたしは拓真が好き。

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