「子供、もうちょい我慢してもらってもいいかな?」
ベッドの上、おもむろにコンドームを装着したナオがそう言った。
まさに今、それを指で捕まえて私の子宮の中に押し込もうとしている。
「え?なんかあった?」
「今軌道に乗り始めてて、来年のコレクションの選抜に選ばれて…通ればパリに店出せる。」
こんな格好でする話じゃない気がするけれど、ナオは指で掴んだそれを私の中に押し入れてきた。
途端に身体中に走る快感に目を細めて顔を歪ませた。
はあっ…と、一つ私の肩に息を吐き出したナオは、それでも私を見つめて半開きの口をちゅっとくっつける。
小さい頃からの夢であったデザイナーとして漸く日の目を見始めたから、ナオにとっては今が一番楽しい時期なのかもしれない。
そもそも、夢を追いかけているナオは素晴らしく魅力的で、この人と結婚出来てよかった!なんて改めて思わせてくれる。
それくらい頑張っているナオは私からしたら輝いていて、素敵だ。
「パリの仕事が落ち着いたらゆっくり子供作ろ、な?」
肩の横に放り出された私の指にナオのちょっと分厚い指がこれでもかってくらい絡まる。
ゆっくりと腰を斜めに回すように動かすナオは前髪が垂れて妖艶だ。
子宮を刺激するナオ自身の心地良さったら半端ない。
だからもう、何も考えられなくなる。
自然と盛れる喘ぎ声にナオの指がギュッと強く握られて。
肩を揺らして大きく呼吸を繰り返すナオを見つめて「愛してる…」小さく呟くと心底嬉しそうに微笑んで「俺も。」優しい声が届いた。
繋がっているだけでこんなにも幸せになれるのはナオしかいない―――――――――