ほろ酔いタイム
「名前の彼氏って年下だっけぇ?」
飲みの席で飛んできた質問。社会人はお酒の付き合いがすこぶる多い。何かにつけて飲みに行こう!が口癖になりつつあるそれに、最初は楽しんでいたものの、彼氏が年下だとそんな事が億劫になってくる。だって恵、未成年だし酒飲めないし、いつも待たせてしまう。そんなの構わないって言うけど、会社の飲み会よりも恵と二人で過ごす時間の方が私にとってはよっぽど大事だと思っている。
年下だって知ると、無駄に聞きたがる女子にも正直教えたくはない、恵の事を。
「あーうん」
「えーいいなぁ!大学生とかって、話し合うの?」
「んーそこは平気。彼精神年齢が高いのかも。あ、私が低いのか…」
「キャハハハ!!でもさぁ、えっちは凄そうだよね!ねぇ最高何回したぁ!?」
絶対に教えるもんかと思いながらも「3回?でもそれぐらいみんな普通じゃないの?」なんて返すと彼氏持ちの女子たちがキャピキャピと続きを話してくれる。だから私の話はこれで終わり。
そもそも恵、大学生じゃなくて高校生だけど。まぁそんな犯罪じみた事は言わないけどね。それにえっちも3回所じゃないけどね。そんな事がバレたら大変だから誰にも言ってないけど。
高校生と同棲しているOLなんて、ニュースになっちゃうよ。でも恵と離れるなんてさらさらできない。私は恵がいないと生きていけない。
◆
「ただいま…」
日付が変わる寸前、ようやく辿り着いた愛の巣。実はそんなに酒が強くないから少し飲むだけでも酔いが回るのが早かった。おまけにすぐ顔に出て真っ赤になるし、ハイになるし。
「お帰り…なかなか飲んだね」
「ごめん臭うよね」
「んーまぁ慣れた。俺も飲んでみようかな、酒…」
冷蔵庫にはアルコール度数の低いカクテルが何個か入っている。飲めない訳じゃないからたまに飲みたくなるとそれを飲む。でもせいぜい一杯程度。だから中々減らないで、わりとずっと冷蔵庫に入っている。
「え、飲む?恵が飲むなら一緒に飲む〜」
「うん。今日はなんか飲みたくなった」
「柿ピーとクルミがあるからおつまみで一緒に食べようか」
「ん。あぁ、こっち来て。お帰り名前さん」
腕を引っ張られて恵の腕の中にすっぽりとおさまるも、顔を覗き込まれてちゅって小さくキスをくれる。行ってきますのキスと、お帰りのキスは、絶対に忘れない恵は、クールな外見に寄らず、甘えたな性格だと思うの。
「ん〜もっとぉ」
「ダメ!止まんなくなる。顔赤い名前さんって色気が倍になってんだよ。だから後でな」
ちぇーって口を尖らせると、クシャっと私の頭を撫でた。
「カンパーイ!」
グラスに入れ替えるだけで美味しさも倍増する気がする。
「飲むの初めて?」
「まあ。てかジュースみたい…これ本当に酒入ってんの?」
酒豪か、もしや。そういや伏黒パパはアル中だったっけ…恵がそれを継がない事だけを祈るけど。
ジュースだって言ってガバガバ飲んだ恵は、一時間も経つと目がトロンと据わって、顔も少し赤くなっていた。
「酔ってる?」
「全然」
そう言いながらもポッキーを咥えたまま顔を私に近づける恵。特に何も言われてないからポッキーゲームって訳じゃないよね?そもそも二人でそんな事してもキスになるだけだろうし。
でもトロンとした目の恵にいつものキリッとさはなくて…
咥えようとしない私の腕を引いて後頭部に手を掛けるとそのまま自分の方に引き寄せたんだ。
「食べて欲しいの?」
間近で聞くとコクンと頷くそれがあまりに可愛くて私は恵と反対側のポッキーを口に含んだ。それと同時ポリポリと噛み出す恵と唇が触れ合うのは、秒だった。
甘ったるいチョコまみれの唾液が恵の口内から流れてくる。
そのまま舌も一緒に入り込んで、恵の吐息からアルコール臭が漂っている。
ソファーを背に私の身体を引き寄せた恵が何度しても飽きることのないキスを繰り返しながら服の上から胸に触れた。
このままだと確実に押し倒されると思うけど、それでもいいかと恵の好きなままに流されてみようと思えた。
唇を離しておデコをコツってくっつける恵は照れてなのか、酒なのか、赤い顔でボソッと言ったんだ。
「シてぇ…」
だから恵に腕を伸ばすとぎゅうって抱きしめながら、ラグマットの上に押し倒された。
ふふふ、わーい。私の上に覆いかぶさって舌を絡ませる恵の背中に腕を回して抱きつく。その手をシャツの中に入れ込んで直で背中を撫でると「んう」…普段あまり聞かない恵の甘声が届く。
「名前さんの手、冷たくてやべぇ」
誤魔化したいのかそう言う恵の頬に手を添えると、手首を掴んで私の手に小さなキスを落とした。
「こっちも」
反対側の手で唇を指さしてそう言うと恵がクッて笑って手首をベロンと大きく舐めた後、そのまま舌を首筋に這わせて顎下から口内へと舌を忍ばせた。
「んぅ恵、もっとキスして」
首の後ろで腕を交差する私をかき抱くように腕を動かす恵の下半身は既に覚醒していて…
たまにいるじゃん、酒入るといつもみたいに勃たなくなる奴。そんな欠片は1ミリもなかった。
バンザイをして服を脱がされた私のブラをパチンと外すと恵は胸元に顔を突っ込んで息を吐き出す。
「心臓バクバクしてるよ名前さん」
「そりゃあするよ」
「もっとして」
ちゅっと先端に伸ばした舌で円を描く。口に含まずに周りを執拗に舐める恵。焦らされているのが分かった。悔しいけど開いた口から舌を動かす私を見て、恵が「エロッ」て笑うとちゅう〜って漸く凝縮してピンと勃っている先端を口に含んだ。
ビクンと背中が跳ね上がる。
「ハアッ、ンンッ…きもちっ、」
私の声にニヤッと笑うとそのまま突起を甘噛みする。ほんのりチクッとして、でもとんでもなく気持ちが良くて…
「恵それ、ヤンッ…」
「知ってる。名前さんいつも甘噛みするとエロさが増す」
口を開けて大きく息を吸い込む私を満足気に笑うと、舌で脇腹を舐めるから
ちゅう、ちゅうってリップ音を立てて脇腹を舐めた恵は、へその穴にも舌を絡ませる。ビクビクと震える身体を嬉しそうに眺める恵は、えっちでは完全に主導権を握っていた。
「濡れてんでしょ?下、」
見なくても分かるけど…って笑いながら
だけど今日は焦らしたいのか、もうびしょ濡れのそこを下着の上からしか舐めてくれなくて…
「恵ぃ、もう」
自分からオネダリをした私にニーって笑う。
「もう、なに?」
ほんと、狡い子。私の脚がヒクヒクしているのも分かっていながら恵は尚も下着の上からちゅうちゅう吸い付いていて…
「脱がして、舐めて!」
短く言うと「了解」って私の腰に手をかけて下着をゆっくりと脱がせたんだ。
そのまま脚を大いに開かされて「名前さんほんとエロいね」なんて言うんだ。私の開いた両脚を片手で抑えながらも、指を出し入れする恵は、透明の糸が絡まった指を私に見せてくる。
「とろっとろ…」
そのまま自分の指を舐めるとまた子宮の中に指をツプッと入れ込んだ。くちゅっと漏れる水音に身体が熱くなる。指を奥まで差し込みながらも、上で顔を出しているんだろう突起をあろう事か舌でペロリと舐める。一気に快感がつき寄せて、「ハアアアンッ」声が抑えられない。当たり前に止まる事のない恵の指と舌に、直ぐに絶頂を迎えた。
「ああああああああぁぁぁ…」
ビクビクビクって身体を揺らす私を、下から見上げる恵。そっと手を伸ばすと勢いよく私を抱きしめて舌を絡める。
「俺名前さんがイク時の顔、すげー好き」
「マニアックよそれ」
「かもしんねぇけど、好き」
「ねぇやっぱり酔ってるよね?」
「名前さんもだろ?」
「うん。だって恵の触るとこ全部感じる…」
「そーゆー可愛い事言うなよ。俺もう限界なんだから」
パンパンにもりっとしている恵のそこに手で触れると超絶硬くて…早くここから出してと言わんばかりに主張していた。
「じゃあ来てこっち。もっときもちよくして」
「うん」
素直にズボンを脱いだ恵は、そそり立つ自身を私に挿入して汗ばんだ身体を私に預けた。
揃って酒を飲んだ今夜は、そんな行為が何回続くのだろうか?
誰にも内緒のほろ酔いタイム…。
