未来を見据えて

ゴムのスエットパンツを脚から引き抜き、CKパンツの上から触れると「直で触れよ」なんて急かされた。だからグレーのボクサーパンツも脱がせると、勢いよく飛び出してきた。そそり立つ勝己のソレを目にするのは二度目である。沢山の人のを見たわけじゃないから分からないけど、太くて大きなソレは勝己の自信にさえ繋がっているようにも思えたなんて。指で下にある袋を捏ねくり回しながらも舌でチロチロと周りを舐めていくと、勝己がダランとソファーから手を投げ出した。片脚立てて無理な体制で肘で身体を支えている勝己。それでも手を伸ばして私の髪をクシャリと撫でた。大きく深呼吸をするように息を吐き出す勝己に、私は極力根元まで口に含もうと大きく口を開けた。

「クッ、」

ほんのり目を細める勝己のその赤い瞳が、勝己のを口に含んで頭を上下する私の様子を静かに見下ろしている。腹筋をポコポコ動かして浅く呼吸を繰り返す勝己は、不意に私の腕を引き上げると噛み付くみたいなキスをした。口内の壁を激しく舐めとって何度も舌を絡ませる興奮気味の勝己の首に腕を回して身体を寄せる。体制を整えてソファーを背に勝己の開いた脚の上に向かい合ってラッコ座りしながらクリーム色の柔らかい髪の毛に指を差し込めば、背中に渡された勝己の手がスルスルと降りてお尻の割れ目をなぞった。

「ンッ、そこはイヤ」
「ンで?」
「だって、」
「いーから全部触らせろ」

そう言うと、勝己は私を自分の上から下ろしてお尻を突き出すように四つん這いにさせられて…

「勝己、恥ずかしいよ」
「気にすんな。いい眺めだぞ俺は」

ギシギシ軋むソファーの上、勝己の上に反対側に跨った私を、下からお尻を舐められて力がガクンと抜ける。ムニュっとお尻を揉みほぐしながらも、下から子宮を舐める勝己に呼吸が上がる。ならばこちらもと、勝己のそそり立つソレを口に含むも、後ろからの攻めが気持ちよくてあまり意味を持たない。堪えるように力を入れるも、勝己の舌使いにすぐに抜けてしまって身体がカクカクと産まれたての子鹿のように震えてしまう。

「ンだ、気持ちいいのか」

…否定できず、コクっと頷くと「ッハ!」って声の後、勝己の舌が強烈に高速で動き出す。奥まで突っ込まれて中をジュルジュル吸い上げていく勝己にせっかくシャワーで流したのにもう汗だくで、背中をつたう汗がたらりと垂れて胸の尖端からポトッとソファーに落ちる。

「やっ、イッちゃうよまたっ、」
「イけよ」

お尻の前で喋るから吐息がかかってそれすら性癖に刺さる。脚が震える中、勝己の舌が内壁をザラりと舐めると、快感が絶頂に触れて、そのままお尻を震わせる。

「ハァ、ハァ、…もう勝己のばか」
「あ?」
「恥ずかしすぎて死にそう」
「ンなことで死なれちゃ困んだよ。ほら、上乗っかれ」

付け根を手で押さえたまま勝己はゴムをつける気配もなくそのまま私をまた上に乗せる。

「あの、」
「あ?」

ゴム、付けないの?って何でか聞けなくて。外に出す気なのかなと思い、私は彼に誘導されるがまま勝己の上に乗っかってそそり立つ勝己を子宮の中に埋め込んだ。ギュウッと抱きつくと勝己の腕が背中に回されて力一杯抱きしめられた。そのままゆっくりと下から突き上げるように律動を始める勝己に合わせて私も弾むように腰を動かす。時折目が合うと顎をクイッとするからキスかな?と思って顔を寄せると濃厚に舌を絡め取られて子宮が更にキュンと疼く。

「あーやべぇ」
「んっ、イク?」
「もーちょいだ」
「ん、私も…」

そう言うと勝己は私の腰を抱えたまま、接合部を離すことなくソファーの上に押し倒した。そのまま私に覆いかぶさって腰を振る勝己も、息が上がっていて耳にかかる熱い吐息すら私を十分に刺激する。
ギュッと脚を勝己の腰に絡ませて抱きつく私に、汗だくな勝己の熱い身体が激しく動く。

「アッ、ダメッ、イッちゃうッ、」

私の声に勝己の律動がこれでもかってぐらい速くなって、すぐ様私の腟内が痙攣した。そのすぐ後、勝己がその場でピタッと止まる。何かが子宮内に勢いよく入り込んでくるのが分かった。
あ、あれ、中に出した?え?なんで?当たり前に基礎体温を付けている訳でもピルを飲んでいるわけでもない私。このたった一回で子供が出来る可能性は決してゼロじゃない。でもそれを怖くて聞けなくて…

「…名前よ、思ったより俺の愛は重てぇみてぇだわ、」
「へ?え?」
「子供…できたら絶対ェ産めよな」

その瞬間、感情がぶわっと込み上げてきて、涙が溢れる。愛が欲しいと言ったのは私で、そんな私をこうして愛情たっぷり抱いてくれた勝己は、私の未来をも見据えてくれているんだって。

「あ?なに泣いてんだよ」

面倒そうにそう言うけど、勝己は私をギュッと抱きしめていて離してくれない。
ぶっきらぼうで口も悪いし態度もデカいし、無茶苦茶な事も言うけど、私はこの人が好きだと確信した。

この日から私と勝己の距離が、他人から恋人に変わっていくことになる。