一つになろう

Sweet Love is Angry...

翌日決行の木札を渡された私は、その日一日ドキドキが止まらなかった。勿論ソウヤくんが相手ならそれは全然嬉しい事だけれど、やっぱり初めては緊張する。

「ドラケンに会議がどれくらいかかるか聞いてきた。一時間しかない!」

ちょっと焦ったようにソウヤくんがそんな言葉と共に教室に迎えに来たから緊張の糸が解けた気がする。
わざわざドラケンくんに聞きに行ったりして、怪しまれてないのかな?

「ソウヤくん、そんな焦らなくても」
「兄ちゃん速いの、俺と違って。だから会議終わったらすぐ帰ってきちゃうかも。一応ドラケンにはスマイリーすぐ帰さないで!って言ってきたけど、俺の意見聞いてくれるか分かんないし…」

ぶつぶつ言いながらも私をバイクの後部座席に乗せると、ソウヤくんはメットもつけずにヴオオオーンと爆音を立てて学校から走り去った。
河田家到着までたったの5分。ソウヤくんはそれでも焦ったように私の腕を引いてバタバタと家の中に入って行く。…ムードもなにもあったもんじゃない。

「ソウヤくん、そんなにシたいの?」
「は?当たり前でしょ。俺ずっとこうなるのを夢見てた…ねぇ名前ちゃんーー俺と一つになって」

トクン…前言撤回。ソウヤくんはムード作りが意外と上手いかもしれない。だって今の一言で私の心は決まった。もう目の前のソウヤくんしか見えないよ。
スッと青色のふわふわした髪を撫でるとソウヤくんが眼を細める。

「ちゅーする」

うん、と目を閉じるとソウヤくんの唇が重なった。
ちゅっと小さなリップ音を立てて離れた唇は、また触れ合って、ほんのり開いた唇の隙間から遠慮なく舌でこじ開けて口内を舐めとる。はァ…と吐息が盛れた私の背中をかき抱くソウヤくんの唇がゆっくりと首筋に移動する。心地よく目を閉じて大きく呼吸を繰り返す私に、耳元でソウヤくんが、妖艶に囁いたんだーー

「ベッド行こう名前ちゃん」

コクリと頷く私の手を取り、二段ベッドの下、ソウヤくんのベッドに入り込んだ私達。寝っ転がった私の頭がちゃんと枕に乗っかるようにと、ソウヤくんが位置をズラしてくれた。そーゆう小さな優しさ、狡いなぁなんて思いながらも、私はソウヤくんの頬に手を添えると、そのまま自分の方に引き寄せた。
舌が絡まると子宮の奥がキュンと疼いてむず痒い。
高揚した顔で首筋に舌を絡ませているソウヤくんは、昨日つけたキスマークの絆創膏を外すと、そこをペロリと舐めた。

「名前ちゃんの味がする」
「恥ずかしいよ」
「恥ずかしがってる名前ちゃんも可愛い。全部見せてね?俺の腕の中で気持ちよくなる名前ちゃん、全部…」

ソウヤくんの嘘偽りのない性格だから、繰り出す言葉もそれが本心だって分かる。真っ直ぐで曇りのないソウヤくんの心はきっと、真っ白なんだろうって思う。ギュッとソウヤくんに抱きついて耳元で「脱がせていいよ」そう言うと、目を大きく見開いて口端を緩ませる。
諸々脱がせてくれるソウヤくん、最終的に上半身ブラ一枚になった私の背中に腕を入れてホックを外しにかかる事数分…ぐでっと私のお腹に顔を埋めると「難しいよ、これ。俺一生取れないかも…」悔しそうに私を見つめるソウヤくんが一々可愛くて、ほんのり肘を着いた私は後ろに手を回してホックを外した。肩紐を手にかけていたソウヤくんが嬉しそうに顔を上げると、それをスルスルと腕から外す。目を真ん丸にして胸を凝視するソウヤくんの手は吸い寄せられるみたいに胸に触れる。

「柔らかい…。え、なにこれ、神秘?すげぇよこれ!俺らのと大違い!」

感動的な声をあげた。そんな反応してくれると照れよりも愛おしさが勝ってしまうわけで。

「好きにしていいよ」

そう言うとコクリと頷いて舌でちゅるりと先端を舐める。そのままちゅうちゅう吸い上げるソウヤくんは夢中で胸を舐めていて…それが気持ち良くて「アンッ」思わず盛れた声にソウヤくんがガバリと顔を上げた。

「え、気持ちい?」
「うん、すごく」
「分かった、もっと舐める」
「ンッ、いっぱいして…」

肩をあげてソウヤくんの髪を撫でると「可愛い名前ちゃん」頬を紅く染めるソウヤくんの方が余っ程可愛い…なんて思いながらも、可愛いとか、好きとか、女としてはそーゆう言葉を言われるのは凄く嬉しくて、こっちから聞かずともそれを言葉で伝えてくれるソウヤくんが愛おしくて堪らない。

「ねぇ次はどこがいい?」
「え?」
「どこ気持ちよくされたい?」

そーゆーの、聞く?物凄く真剣な顔で私を見下ろすソウヤくん。でもそんな所がソウヤくんぽくて、私は手を掴んで自分のソコに誘導した。

「触って、」
「うん触る」
「胸、舐めながら…」
「え?うん、了解」

スカートの中に手を入れ込むソウヤくんが、胸を舌で甘噛みしながらもスッと躊躇なく下着の中まで入り込む。

「あっ、」
「んうっ、」
「…ヌルヌル」

そう言ったソウヤくんは、ほんのり口端を緩めて笑った。ナホヤくんとはまた違うその優しい笑みに恥ずかしさも消え去る。子宮の中に指を入れて中をぐちゅりとかき混ぜると、いやらしい水音が部屋中に響いて止まらない。その音に合わせて私の口から盛れる甘ったるい声にソウヤくんが嬉しそうに指を更にもう一本子宮の中に入れた。下着の中に手を突っ込んで指を動かす度に響く水音に私の呼吸もあがってきて…

「んう、気持ちい…」
「マジで!?」
「んっ、すごいっ、」

胸の突起をチロチロ縁取ってから焦らすように周りも舐めてちゅうっと吸い上げるだけでも気持ちがいいのに、ソウヤくんの手が私の子宮内をぐりぐりとかき混ぜるから余計に気持ちが良くて…

「待ってソウヤく、イキそ…」
「うん」
「ンッ、ヤァッ、きもちぃッ、」
「名前ちゃん」

身体を上にあげて近寄るソウヤくんが唇を塞ぐ。舌を濃厚に絡めるそのキスに子宮の中が凝縮してキスを続けられなくて「アアアアアアァッン…」ビクビクと下半身を揺らす私をまじまじと見つめるソウヤくんは尚も子宮内に指を入れたままで。

「乳首すげぇ勃ってる…」

敏感になってるのにまたちゅうっと吸い付くから身体がまた熱くなっていく。加えて子宮内の指も動かしているから何ともいえぬむず痒さと心地良さとで、おかしくなりそう。

「だめソウヤく、またイッちゃッ…ヤァッ!」

ビクビクビクッ…と、腰が浮くぐらいの快感が身体の中をピンっと通り過ぎる。

「すげーまた中がヒクヒクしてる…」
「ソウヤくん、お願い、指1回抜いて…」

言われた通りに抜いたソウヤくんの指。それと同時にトロリとした愛液が子宮内から滴り落ちた。下着の色を変えるくらいに濡れてしまったそれに、私は呼吸を整えながらも下着をスッと脚から抜いてベッドの下に落とした。

「もう挿れたいよ名前ちゃん。今名前ちゃんすげー可愛くて綺麗。早く一つになりたい」

胸の奥がキュンと音を立てる。ソウヤくんがスラックスと一緒にパンツも脱ぎ捨てると、いつ買ったのか、何故あるのか、ちゃんとシルバーボックスを持っている。箱から一つ取り出すとそれを口に咥えてビリっとちぎった。フッと中に空気を入れるとそれを自身の上に装着した。私の上に跨ったソウヤくんは、脚を開かせたソコに擦り付けると、一度息を吐き出して私の頬に手を添えた。

「名前ちゃん、一つになろう」
「うん」
「いくよ」
「ん」

やんわりと頬を優しく撫でながらソウヤくんは自身をゆっくりと私の中へと挿入していく。

「…あ、ヤバイ、」
「え?」

動きを止めたソウヤくんは視界をぐるぐる回すと苦笑いを零す。大きな目をギョロつかせてソウヤくんはコツっと私のおデコに自分のおデコを重ねた。

「名前ちゃんヤバイ、すぐ出そう…」

フッて笑ったソウヤくんは、最奥まで挿入しきると、ちゅっと唇にキスを落とした。

「やっと名前ちゃんと一つになれた」
「うん。ソウヤくん、大好き」
「俺も大好き。名前ちゃんもう、俺だけのもんだからね」

ふふふって笑うとちょっと長めのキスをくれた。
じゃあ動くね、なんて言ってソウヤくんはガチガチに力みながら腰をゆらゆらと揺らし始めたーーーーものの、

「マジでヤバイ、ごめん!」
「え?」

ほんの数回回したソウヤくんは、ギュッと私にしがみつくと、クッとお尻を震わせた。
え、え、もしかして、え?

「ごめん、出ちゃった」

や、やっぱりか!!!
ソウヤくんの顔がめちゃくちゃ歪んでいて、ぷう〜と頬を膨らませている。

「名前ちゃんの中、すげー気持ちいんだもん。ねぇなんでこんなに気持ちいの?俺のだから?俺の事待ってたから?」
「そう、かな。ふふ、ソウヤくん、二人で気持ちよくなろ、」

そう言った瞬間ブーっと聞こえたバイブ音。ちょっと嫌な予感がする。ベッド下にあるソウヤくんのスラックスのポケットの中から聞こえてくるバイブ音。手を伸ばしてそれを拾うと、やっぱりのナホヤくんからの着信だった。

「兄ちゃん?」
【おーアングリー!お前ドラケンになんか言った?俺を帰すなとか、なんとか】
「え、ああと、言ったっけな、覚えてない」
【そ。なら後10分で着くからラーメン食いに行こーぜ】
「は?後10分で?着くの?マジ?」

聞こえたソウヤくんの声にギョッとして私は慌てて湿った下着をつけるはめになった。
成功なのか、失敗なのか分からない私とソウヤくんの初体験。双子が一人になる瞬間はこの先どれくらい多く訪れるのかも分からないけれど、それでもソウヤくんと一つになれた快感は身体が覚えている。

「ねぇソウヤくん、次の時はさ、もうちょっと頑張って?」
「…うん。なんとか頑張る。俺ので名前ちゃんイカせたいよ、早く…」

ちょっとだけムスッとしながらも、それでもナホヤくんの顔を見たソウヤくんは、「スマイリーいい事あったんだ俺」なんて言ってみせた。

そんな事言ったら、何?って問われちゃうのに。
そんなソウヤくんが、私は死ぬほど好き。



-fin-


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