大好き、愛してる

Sweet Love is Angry...

ソウヤくんと手を繋いで煌びやかなお城に入った。
入口の小窓にいるおじいちゃんが私とソウヤくんを見て瞬きをするけど、ソウヤくんは気にしてないって顔で「じぃちゃん、空いてる?」なんて声をかけた。

「空いてるよ。好きなとこ選んだらいい」

入口横にある壁には部屋のディスプレイがあってソウヤくんは私を引っ張ってその前に立った。

「名前ちゃんどの部屋がいい?」
「…えっと…こ、これかな」

正直選べと言われてもよく分からない。だから適当にピンクっぽい部屋を選んだ。ソウヤくんがおじいちゃんに鍵を貰って二人で狭いエレベーターに乗り込んだ。古いビルの様で、壁が剥がれている所もあって年季が入っているのが分かる。チンと小さく音がしてすぐにエレベーターのドアが開く。狭い廊下の一番奥にあったその部屋に鍵を差し込んでガチャリとドアを開ける。
初めて入るラブホテル。目の前に広がるめちゃくちゃどデカいベッドに圧倒された。入口のドアの横には、曇りガラスのシャワールーム。なんとも広いお風呂と、洗い場にドキドキする。
ベッドの向かいには薄型テレビと小さな冷蔵庫。中を開けるとお酒とジュースが入っている。

「風呂入る?名前ちゃん」
「えっ!?えーっと、うん、入る」

スタスタ準備をするソウヤくんは湯船にお湯を貯めていく。一通り準備ができた所でベッドの上に座っていた私の隣に座ったソウヤくんは、肩に腕を回して私を覗き込むように顔を寄せた。

「名前ちゃん俺もう我慢できない」

そんな言葉と共にソウヤくんの唇が重なる。ハムッて唇を甘噛みしながら舌でこじ開けて口内に入り込む。ちゅるっと音を立てて舌を絡めるソウヤくんのキスに私の気持ちも高まっていく。

「ンッ、ソウヤくん」

誰にも邪魔されることのないこの空間。それだけで子宮が疼くというのに、ソウヤくんがゆっくりと私をベッドの上に押し倒すと、何だかとてもいけない事をしているような気分になった。勿論止める気サラサラないソウヤくんは、そんな事つゆ知らず、私の制服に手をかけていく。

「名前ちゃんいい匂い」
「え?」
「なんか甘くていい匂いだね」

首元に顔を埋めるようにクンクンと匂いを嗅ぐソウヤくんがそんな事を言う。ソウヤくんだって香水の香りめちゃくちゃヤバいよ、そう言いたいのに、胸を揉まれているだけで心地好くて、「んう」ほんのり腰を捩らせてそう答えるとソウヤくんの目が大きく見開いた。

「ね、声…我慢しないでもっと聞かせてね」

ちょっと照れた様に視線を逸らすソウヤくんは私の制服のシャツを外しきった。

「全部脱がしてもいい?俺ちゃんと見たい」

キラキラと目を輝かせてそう言うソウヤくんは、ブレザーを脱ぐとシャツのボタンに手を掛けてそれを一つづつ外していく。全部外れた所で腕を抜いてベッド下に落とした。上裸のソウヤくん。細身だけど腹筋は6つに割れていて筋肉もちゃんと着いている。それがまたちょっとギャップでかっこいい。私の上に四つん這いになってブラの紐をパチンと引っ張るソウヤくんに強烈な色気を覚えた。

「恥ずかしいソウヤくん」
「なんで?俺しかいなよ。俺には全部見せてよ。つーか見たい…」

肩紐を外したソウヤくんは、胸を押さえている私の手にそっとキスを落とす。
ちゅ、ちゅ、って小さなキスを身体いっぱい敷き詰めるかのように降らしていくから自然と手が外れる。露わになった胸をガン見しているソウヤくんが、視線を私に移す。恥ずかしいから見ないで欲しいのに私の目を真っ直ぐに見つめてきて、「可愛いね、名前ちゃんのオッパイ。触っていい?」狡い言葉を放った。
コクリと頷く私に大きなベッドの上で向かい合ったまま手を伸ばしたソウヤくんは、ふにゃりと胸に触れた。そのまま反対側の手で私の肩を押しながらまたベッドに押し倒される。左手の指先で胸の突起をこねくり回しながらソウヤくんの舌は私の首筋を伝っていて、耳朶をハムッと甘噛みすると腰が浮きそうなくらい快感が身体中を走り抜ける。

「ンッ、」
「耳好きだよね?名前ちゃん」
「ん、すき」
「俺のことは?好き?愛してる?」

トクン…見上げるソウヤくんの頬は高揚していて背中も熱を帯びている。ほんのり汗ばんでいるそこに手を這わせて耳元で囁いたんだ。

「大好き、愛してる」

たかだか中学生のガキが何言ってんだって思うかもしれないけど、私とソウヤくんは本気でそう思っている。子供のママゴトだったとしても、今のこの瞬間は、幸せしかないと思うんだ。
真顔だったソウヤくんの表情が和らいで、ふわりと微笑む。そんなに嬉しそうな、愛おしそうな顔、狡いな。その顔、本当に独り占めしたい…。
胸が熱くてキュンとする中、腕を伸ばしてソウヤくんの頬を掴む。そのまま自分の方に引き寄せて口付けをすると、ソウヤくんが私をギュウッと抱きしめてキスの続きをしてくれる。幸せ気分でソウヤくんの舌を絡めて居た私はふと思いついたんだ。

「ソウヤくん待って!ちょっとここに寝て」
「え?」

上にいたソウヤくんの手を引っ張って下に組み敷くと、私はソウヤくんの上に跨って座る。突然の出来事にキョトンとした顔のまま私を見上げるソウヤくんは口をぽかんと開けていて…私はそっとソウヤくんのスラックスの上からソレに手を添える。

「硬いね」
「え、名前ちゃん?」
「この前ソウヤくんすぐイッちゃったでしょ。だから私が先に口でしてあげる!その後挿れたらいんじゃないかな?って思ったの!」

ピコンと人差し指を上に上げてそう言う私にソウヤくんは興奮したようにベッドに枕を立ててそこに背中を預ける。脚を投げ出して座るソウヤくんのベルトに手をかけた私はそれをカチャっと外してファスナーを下ろした。そのまま腰に手を掛けてスラックスを脚から引き抜くと、真っ黒のボクサーパンツが顔を出す。ソコは目で見て分かるくらいに大きく盛り上がっていて、ほんの少しの愛撫でもこうして自分に感じて反応してくれるんだと思うと自然と口端が緩んだ。

「パンツも脱がせて名前ちゃん」

恥じらいもなくそう言うソウヤくんに、私の方が照れてしまう。腰をユラユラ揺らして楽しんでいるソウヤくんのボクサーパンツに手をかけると、私が脱がせやすいようにふわりと腰を浮かせた。その勢いのままパンツを下に引くと、ポコンと顔を出すソウヤくんのソレに、目が惹き付けられる。

「へへっ、80ッパー勃っちゃった」

ナホヤくんみたいにニカッて笑うソウヤくんは、もしかしたら少しぐらい照れているのかもしれない。それを誤魔化すために笑ったのかなって。私はそれを手で掴むとスッと下から上へ引き抜いた。

「うおっ!!それガチヤバい」

ブルブルって肩を震わせたソウヤくんが可愛くて手で掴んで数回しごくとソウヤくんのソレが硬さを増した気がした。子供みたいに脚を投げ出すソウヤくんの真ん中に正座して手で掴んだ後、先端を舌で押してみるとソウヤくんがまた吐息を漏らす。

「あー…」

フゥーっと息を吐き出して天井を見上げるソウヤくんに私はクスッと笑うと口に含んだ。舌で先端をムニュリと刺激しながら、奥まで飲み込むように咥えるだけでソウヤくんはフーフー息を吐き出す。お腹に力を入れているんだろう、腹筋のシックスパックがほんのり膨らんだりしていて、大きな目を細めて緩く眉間に皺を寄せるその顔に私は見惚れてしまいそうだった。
チュルリと歯を立てないように口に含んで上下に動かすとソウヤくんがシーツをギュッと掴むのが見えた。

「名前ちゃん、ヤバい!」

え?まだ咥えて数秒しか経ってないけど…。
フーフー息を吐いて腹筋に力を入れるソウヤくんは、一つパチンとウインクするように左目を閉じると、「クッ、」そんな言葉の後、握っていた私の手で取り零すぐらい大量に欲を噴射した。

「あ、嘘でしょ…」

見つめる先、カクンと肘をベッドにダランとすると、上半身ごと転がった。

「ごめん名前ちゃん、すげー気持ちいい」
「う、うん。すごいいっぱい出てる」
「うわ、ごめん!!すげー気持ちよくて俺、」

起き上がったソウヤくんは枕元に手を伸ばしてティッシュを取るとそれで自分の下半身を拭き取った。
この後挿れても絶対またすぐにイッちゃうのかな…と思うと何だかよく分からない複雑な気持ちになった。

「ソウヤくん…」
「なに?」
「お風呂、一緒に入る?」
「マジ!?いいの!?」
「うん。入ろ!」
「うんっ!」

飛び上がる勢いでジャンプするようにベッドの上に立ち上がった全裸のソウヤくんはポンとベッドから降りると「あ、風呂に湯貯めしてたの忘れてた」苦笑いをすると小走りで曇りガラスのドアを開けて入って行った。

「よし!お風呂でも抜こう!」

そう意気込んだ私は下着を脱ぐと、ソウヤくんの後に続くのであった。


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