「あっ!!!!!!姉ちゃんや!!!!!!!」


戻ってきた名前に最初に気づいたのは金太郎


「金ちゃんただいま」
「おん!姉ちゃん試合しようや!!!」
「え、金ちゃん今試合してたんじゃないの?」
「してたで!でも姉ちゃんと試合したいんや!!!」
「いや、休みなよ」
「なんでや!ええやんか〜!試合しようや〜!!」

だだをこね始めてしまった金太郎をどうしようかと考えていると


「こら金ちゃん!我が儘言うたらあかん言うてるやろ」


やはり金太郎を止めるのは白石蔵ノ介


「せやかて白石!姉ちゃんってめっちゃ強いんやろ!?コシマエより強いんやろ!?ワイも試合したい!!」
「あかん」
「いやや、やる」
「あかん」
「いーやーやっ!」
「金ちゃん、それ以上言うなら毒手やで…?」
「っっっっっっっっ!!!!!毒手いやや!!」
「なら言うこと聞けるやんな?」
「うぅぅ…わかった…。姉ちゃん次は試合やろな…?」
「……あ、うん…(笑)」


この毒手攻撃は一生続くのだろうか。そんなことを考えながら二人を眺めていたら金太郎の言葉に反応が遅れてしまった。
そんなことを考えながら二人のやりとりを眺めているところに大石、不二、仁王、丸井の四人がやってきた


「あはは…遠山くんは相変わらずだな…(笑)」
「越前がいなくて物足りないんだろうね、きっと」
「それにしても喧しいやつじゃのう」
「あんだけ動き回っといて元気有り余りすぎだろぃ」
「4人ともお疲れ様。順調?はい、タオル」
「ありがとう名前。調子は悪くないよ。緊張はするけどね…(笑)」
「4人はダブルスかな?」
「うん。名前にみてもらいたかったけど高校生の方に行ってたんだよね?」
「うん。あんまり行った意味なかったんだけどね。あ、平等院くんがみんなの調子はどうかって気にかけてたよ」
「ほぅ。主将が気にかけてくれとるとはありがたいのう」
「気にしてくれるってことは期待もしてくれてるんだろぃ?」
「ん〜それはどうだろ。その辺のこと何も言わない人だから。でもデュークは優しい顔してたかな」
「あの人はいつも優しい顔してるだろぃ」
「確かに…(笑)」

4人と会話を続けながらコートに目を配ると幸村vs真田の試合が行われていた。

「(あそこの試合は壮絶だな…いつ止めようか…)ねぇ、精ちゃんと弦ちゃんの試合って何分くらいやってんの?」
「ん〜もうすぐで13分ってところじゃな」
「なら20分になったらあの試合止めてロードワーク行かせてくれる?」
「なんで?あの2人ならそんな危険な試合しないぜぃ?」
「危険か危険じゃないかじゃなくて時間がね。他のみんなもコート使うしみんなまだロードワーク行ってないでしょ?時間配分はしっかり考えてもらわなくちゃ」
「そうじゃのぅ。あの2人の試合は何分で決着つくかわからんしな」
「それに練習なのに精ちゃんに五感奪われちゃ困るからね」

そんな話をしていると跡部が登場した


「あーん?お前らなにやってやがる」
「王様いらっしゃーい。ロードワークいった?」
「今から行くところだ。んで?お前らはこんなとこでなにくっちゃべってんだよ」
「クスッ。跡部も名前と話がしたかったんじゃないのかい?」
「あら、そうなの?素直になればいいのに〜このこの〜」
「んなわけねぇだろ。うるせぇな。」
「はいはい(笑)じゃあ王様。ロードワーク行くついでにここのみんな連れてって。そしてさらについでに精ちゃん達の試合止めて一緒にね」
「あーん?俺様をパシリに使うとはいい度胸じゃねぇの。」
「パシリじゃないよ、お願いしてんの。ほら、王様もみんなもさっさと行かないと明日のメニュー増やしちゃうよ〜」
「仕方ねぇな。行くぞ!お前ら」
「いってら〜白石くんと金ちゃんも早く行きなよ〜」
「はい」
「おん!」




やっと騒がしい中から抜け出した名前の前を石田 木手 切原 亜久津が横切った。

「(お〜なんと物騒な集団…銀さんもいい人なのに見た目がちょっと怖いからなぁ〜)」
「あっ!!名前さん!!!!」
「切原くん前向いて走らないと転ぶよ〜」
「大丈夫ッス!!あとで試合見てくださいね!!!」
「はいはい!ほら前向きなって!!」
「はいッス!…ブヘッ」
「(あ、転けた。あの感じなら擦り傷程度だろうし大丈夫そうだな。てか木手くんと仁くん見向きもせずに走ってったしさすがだな。銀さん、後は任せた…合掌)」



中学生の調子もまずまずだと判断した名前はひとまずコーチのもとへと足を向けた