荼毘
アンビバレンス



どういうわけか懐いて縋って頼りにしてくる。けれど目が雄弁に語る。心を委ねきっていない、警戒の色。本当は恐れている。虚ろなはずの両目が焦点をじっと当てて推し量っている。その目が、守ってやりたいという庇護欲と、ぶっ壊してやりたい衝動を掻き立てる。
create 2017/10/01