どうあがいても小説になりきれなかったSS以下の代物。名前変換なし。更新履歴にも載りません。

▼ 2019.06.11 DOPPEL主と月雲了と初詣時空

「初詣に、連れて行ってあげようか」
「………………は?」


「まじに言ってます?」
「僕が嘘をつくと?」
「最初の約束破ってた奴がなんか言ってる」
「それについてはもういいじゃないか」
「へー。去年、私が何回月雲さん殴ろうと思ったか教えますよ」
「怖いね」


「でもやめなかったね」
「クソの横でもずっといると愛着湧いてきたっていうか……」
「何それ酷くなーい?」
「酷くない」


「三年近い付き合いでここまできたらもう何となくって部分も少なからずありますが」


「スポットライトの下で操り人形になってた君を見るのは実に愉快で楽しかったんだけどな」
「月雲さんが楽しんでいたのは人形操りであって観客席にはいなかったでしょ」
「その糸も実際には繋がってなくて、フリだったんだけどね」
「あんたも相当根に持ってんな」


「裏切ったくせに裏切られてショック受けてんなよ。と、私は言いたいわけですよ。この初詣で煩悩全て焼き払っていただきましょ〜」
「残念除夜の鐘はもう終わってるから無理」
「あっちゃー108どころじゃなかったかー!」


「トウマ君に言われましたよ。「あんたはなんで了さんの味方してんのか」って。交換条件だからって答えましたけど」
「その通りだよね」
「その通りです。だけども一点。多分私今なら離れてもそこそこやれると思うんですよね〜。ありがたいことにプロデュースしていただいたので」
「でも君は僕から離れない。そうだろう?」
「自信満々の月雲さん腹立つからやっぱ退社してこようかな」


「こっちの理由、わかります?」
「いーや。理解不能だね」
「愛したものに愛してと強請れない超アルティメット奥手童貞月雲さんが一人にならないよう気を使ってやってんですよ言わせんな恥ずかしい」


「ついでに最近トウマ君らと揉めてるみたいですね?なんか哀れなんで最後まで眺めようかなと。もうツクモの最後が私の歌手生命の最後なんでちょうどいいですし」
「あらら〜、僕のこと好きなの?」
「いやいや全く嫌い寄りの普通ですが、私は変わらず歌うことが好きなんで。ファンも、事務所も、友人も、敵も、月雲さんの計画だって本当はどうでもいい。言うなれば、これはそう……」


「友達づきあいってやつ?ああ、しっくりくるなこれは」
「友達?」
「ええ。月雲さんと私、フォーエバーフレンド」
「友達なら、お揃いのお守りでも買う?」
「商売繁盛祈願でもしますか」
「それはいいかな」
「縁故祈願?」
「寒いよそれ。冗談にしても」
「それな〜」


「きっと今頃、みんなそれぞれ仲良くやってますよ」
「僕らも行こうか」
「寒いから事務所帰って鍋でも囲みますか」
「いいね。スーパー、まだ空いてるかな〜」
「さあ……」


「あ、ちょっと待ってください亥清君からだ」
「なんだって?」
「暇?だそうです。やった〜ZOOLにお呼ばれした〜行ってきますね〜」
「あれ〜ちょっと僕は〜?」
「あはははははははは」

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