どうしたって
#おそ松ゲスいため閲覧注意
「……おそ松くん」
「あ、…名前…いやー、はは。これは違うんだよ」
これで何度めなんだ。彼氏である松野おそ松はどうしようもない馬鹿である。
博打はまだ許せる。でも、これは何度されても腹が立つ。
「その女の人とここから出てきて、何が違うの?」
「ねーねー、だれぇ?この子」
甘ったるい声…キモチワルイ。
グロスでベタベタなその口にキスして、甘い声を響かせながらナニをやってきたの?
「ごめんねー、この子、俺の彼女なんだわ。嘘ついてごめんごめんー。でもさぁー、君も乗り気だったし、いーだろ?まーあと2、3回はヤッちゃいたかったけど…見つかったしバイバイ。名前、帰ろー」
なんの躊躇いもなく喚いてる彼女の腕を解き私の手を引いて歩き出す。
「ねぇ、別れようよ」
「はぁ?なんで?」
「もう無理だよ、放してよ」
「やだ。絶対やだ!」
「じゃあ、私も他の人と寝る」
あ、やばい。
空気がピリッとする。
突然、おそ松くんが振り向いたと思えば首根っこを掴まれる。苦しい。
「名前ちゃんさー、いい加減にしようよ。別れるとか、他の奴と寝るとか。ふざけてんの?」
「うっ…、ぁ、くる、しぃっ…、」
「いくら温厚な俺でも、怒っちゃうよ?」
「だって、おそ、まつくん、だって、」
「俺が、なに?」
ギリ、とさらに力が込められ喋るどころではなくなっなきた。
あ、これはやばい。飛ぶかも。
暗転しそうな瞬間、突然手を離される。がくりと力が抜けるとおそ松くんに支えられる。私の好きな匂い。
「あっ、げほっ…、うぇ、…、ごほっ、も、やだ、ぁっ…」
「俺だって嫌だよー。もう2度と別れるとか言うなよ?だってさ、」
俺、名前ちゃんがいないとか死にそう。
脳に直接響いたように聞こえたその声に、私は意識を手放した。
大好きな貴方の匂いに包まれる中で、心が死んでく音がした。
目が覚めたら貴方はいつもの笑顔で言うのだろう。
おはよう、名前って。
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