☆再会のち同居人☆ (1/2)






──子供の頃から大好きな従兄いとこがいた。



年上だけど、面倒見も良くて──。

私が同級生の男の子に揶揄からかわれたりした時も
転んで怪我しそうになった時も──。


いつだって…どんな時だって…。
助けてくれた優しい従兄いとこだった。


そんな従兄いとこをいつしかお兄ちゃんではなく─ "1人の男の人" として好きなんだと気付いた。


だけど、その時にはもう従兄いとこは…。
大学生で上京して独り暮らしを始めてしまっていた。



だから気付いたときにはもう遅くて諦めかけていた矢先のことだった───。


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