危険な学校 [16/26]



だけど、その葵との時間を邪魔するかのようにやって来た奴がいた。


「響!ここにいたのか?探したんだよ!」


そう言いながら俺と葵の方に向かって歩いて来たのは2年D組の森山 玲美もりやま れみ


突然の玲美れみの登場に俺は少し不機嫌になりつつも返事をした。



「あ?なんだよ?」
「まあ別に対した用事じゃねぇんだけどさ。」


玲美れみはそう言いながら俺の目の前に座ってきた。


「告白なら前と気持ちは変わってねぇぞ。」


玲美れみには以前から何度か告白されていた。


けれど、俺には昔から好きな女がいて…




――というかその女は俺の隣にいる葵で――葵以外とは付き合う気なんて全くなくて…




玲美れみに告白される度に断り続けてきた。



でも、玲美れみは俺が何度断っても告白してくる。



「何で告白ってわかったんだよ。てかまだ好きなんだな。その女のこと。」
「俺はずっと昔からアイツのことしか見えてねぇからな。だからアイツ以外の女は興味ねぇよ。」
「…ふーん。つかこの女誰だよ?」



玲美れみはそう言うと、俺の隣にいる葵に瞳を向けた。


そこで俺は重大なことに気付く。


諸本人の前でノロけてしまった。




まあ葵は鈍感だから俺の気持ちなんて気付いてないだろうけど。



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