危険な学校 [18/25]



「…じゃあ、あたしはそろそろ戻るよ。」



玲美(れみ)はそう言うと立ち上がって屋上の出入口へと歩き出した。




玲美(れみ)の姿が見えなくなると暫くして葵が口を開いた。



「ねぇ、玲美(れみ)ちゃんの言ってた…美都(みさと)さんに気を付けろってどういうこと?」


葵はそう唐突に美都(みさと)のことを聞いてきた。




今のところ美都(みさと)は何もしてこないが…


恐らく俺が葵から離れた時が危険だろう。


まあ俺が葵から離れることはないけれど、もし離れることがあったらその時はちゃんと考えてある。






「…美都(みさと)は玲美(れみ)と違って独占欲強いんだよ。特に俺といることで美都(みさと)にとっては葵が気に入らない存在なはずだ。まあ俺がいる限り誰であろうと葵には指一本触れさせねぇけどな。葵のことは必ず俺が守ってやる!だから葵は俺から一時でも離れんなよ?」
「…響ちゃん…」
「葵…返事は?」
「あ、うん!響ちゃんの傍にずっといる!」



葵はそう言うと満面の笑顔で俺を見つめた。


俺はそんな葵の笑顔に堪らなくドキドキする。


















昔からずっと葵の笑顔が堪らなく好きだった。





だから俺は葵が笑顔で居てくれるなら…





何があっても葵から離れたりしない。




てゆうか、やっと葵が戻ってきたんだ。






絶対何があっても

葵のことは俺が守ってやる―――。






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