危険な学校 [18/26]



「…じゃあ、あたしはそろそろ戻るよ。」



玲美れみはそう言うと立ち上がって屋上の出入口へと歩き出した。




玲美れみの姿が見えなくなると暫くして葵が口を開いた。



「ねぇ、玲美れみちゃんの言ってた…美都みさとさんに気を付けろってどういうこと?」


葵はそう唐突に美都みさとのことを聞いてきた。




今のところ美都みさとは何もしてこないが…


恐らく俺が葵から離れた時が危険だろう。


まあ俺が葵から離れることはないけれど、もし離れることがあったらその時はちゃんと考えてある。






「…美都みさと玲美れみと違って独占欲強いんだよ。特に俺といることで美都みさとにとっては葵が気に入らない存在なはずだ。まあ俺がいる限り誰であろうと葵には指一本触れさせねぇけどな。葵のことは必ず俺が守ってやる!だから葵は俺から一時でも離れんなよ?」
「…響ちゃん…」
「葵…返事は?」
「あ、うん!響ちゃんの傍にずっといる!」



葵はそう言うと満面の笑顔で俺を見つめた。


俺はそんな葵の笑顔に堪らなくドキドキする。


















昔からずっと葵の笑顔が堪らなく好きだった。





だから俺は葵が笑顔で居てくれるなら…





何があっても葵から離れたりしない。




てゆうか、やっと葵が戻ってきたんだ。






絶対何があっても

葵のことは俺が守ってやる―――。






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