Twi log
▽2018/07/11(01:33)
私ね、本当はお姫さまでも何でもないの。振り絞るようなその声に、オレは頷く。そんなこと、何年も前から知っていた。わかっていた。あの頃ただ別室に隔離されていたというだけで、彼女はオレらと『同じ』だということも、骸さんにそう位置付けられたからオレらの『姫』として振る舞ってくれていたことも。でも、それでも。あの日初めて出逢った時から、ひと目見たその瞬間から、オレの思いは変わらない。「骸さんと柿ピーがどー思ってんのかなんてオレにはわかんねー。けど、オレにとっては大事な姫なんれす」
細くて白くて傷ひとつない指に、誓いでも立てるかのように口付ける。オレだって騎士なんてガラじゃないが、この人を護るためならそれもいいかもしれない。
犬蓮
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