ここ数年一日とて晴れることなくずっと重く空に立ち込めていた雲の隙間から、きらりきらりと光の糸が降りてくる。それは待ち望んでいた、ずっと恋しかった太陽の光で、その美しさを忘れる事はきっと一生ないだろう。 その日、私たちの王国は、私たちの生きる世界は、文字通りの平和を手に入れたののだ。 ずっと、魔物に怯える日々だった。 私たちの国、
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