Memo
2025/11/01
※小ネタ
太宰さんと夢主の関係を目撃してしまった後の芥川
「今日も太宰さん厳しかったんだね」
訓練後、地に伏せていると頭上からあの女の声がした。
「……貴様は随分と気に入られてるようだな」
身体を起こしながら鼻で笑うと、女は目を瞬かせる。
「あー……一応言っとくけど、私は太宰さんの彼女じゃないよ」
「身体を使い誑かす気か?痴れ者め」
「都合が良いだけじゃないかな」
最年少幹部にして頭脳明晰、容姿端麗な彼の人を籠絡しようとする女共を幾度となく見てきた。
恋慕を抱いた女が彼の人の悪癖に絶望し、刃物を持ち出した事もある。
「何れ刺される前に身を引いた方が長生きできるぞ」
「ほっといて」
「報われぬ恋情を癒す為に身体だけでも差し出すか……くだらぬ。理解不能だ」
「……今日は芥川君よく喋るね。もしかして心配してくれているの?」
そう言われ息を呑む。
僕の胸に広がるのは、太宰さんから寵愛を受ける目の前の女が気に入らぬ故の憎しみ。
そのはず、だが。
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