隔絶
――ああ。まただ。私はこの感覚を知っていた。
私ではない学習された私が、あたかも自分のそれであるかのように身体を動かしている。私は何も出来ない。今の私には、止める気力も、動く力も無いのだから。
私は、私ではない私がいつもの日常動作を行うのを、鶴と一緒に眺めていた。これが鶴から見えている景色なのだろうかと、ぼんやり考える。
「立っているのがやっとのようだなあ」
鶴はいつものように笑う。彼がいないと私は今よりも更にバラバラになって、今にも崩れ落ちてしまいそうだった。
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