無題

 変な夢を見た。けれど内容が思い出せない。それもそのはず、客の旅行の見送りに行っていたからだ。朝五時起き。昨日寝たのは何時だったか。眠くて仕方ない。
 いつもの通勤路を自転車で通り過ぎる。車も人気もない。
――「世界に俺ときみの二人だけみたいだなあ」
 遠くで鶴が笑っていた。

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