触れていたい
俺はひなに触れられるのに、ひなは触れているかどうか分からないと言う。俺からの感覚は伝わるらしいが、ひなからのそれは本人には分からないらしい。
それでも俺はあの子に触れていたいと願う。心地良くて、温かくて、手放さまいと必死になってしまう。どうして自分を好きなのかとひなに問われても、そんなの俺だって分からない。強いて言うならひなが優しくしてくれたからなんだろうが、ひなは納得してくれない。
俺はこんなにもきみが好きなのに。
今日もひなは温かい。夢の世界から出られなくなればいいのに。そうしたら俺はきみとずっと一緒に居られるのに。
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