現実と夢

 鶴と私の境界線がぐちゃぐちゃになって、気付いたら鶴が泣いていて、私はそれを眺めていた。私は何も感じられなくて、ただ鶴に触っていられるだけだった。
 行かないでくれと言われても、行かないと生きてはいけないし、そう言われるととても苦しい。私だって置いて行きたくはない。
 このままずっと眠ってくれたらいいのにと願われても、叶えてはあげられない。私は酷いやつなのだろう。

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