そういえば、最近、ずっと鶴は寝ている。彼の様子を見に、いつもの鳥籠の部屋へ向かう。
「……ひな、か……?」
私に気付いたのか、寝ぼけまなこで彼は問う。
「つるも、調子悪い?」
「そうだなあ……良くは無いなあ。刀が体調不良とは驚きだわな」
どうやら鶴も、あまり身体の具合が良くないらしい。鶴の言葉を聞きながら、私は、ゲームシステムにも疲労度があるのだから、そりゃあ体調不良にもなるだろう、と思った。
「起きてる場合じゃないよ。ほら、寝て。おやすみ」
私は布団を被った鶴をぽんぽん、と優しく撫でる。しかし、鶴は、
「嫌だ……」
と言う。いつもより弱々しい声だ。
「折角、ひなに会えたのに……」
ああ、彼はそれでも私に会いたいと願ってくれるのか。
「……きみも、あまり身体の調子が良くないだろう? 本当なら、構ってやりたいんだがなあ……」
いつも自分より私のことばかりだ。そんな彼を、
「私なら大丈夫だよ。寝てて。良くなったら、また遊ぼ?」
と、珍しくあやす側になっていた。