紙の寄り衣





コピペ
たしか2ちゃんとかだったと思います。



鍵っ子だった俺が寂しさのあまりに開発した異世界に行く方法教えるから誰かやってみてよ

1 大きめの紙に四センチくらいの等間隔で横線をひく

2 もう一枚紙を用意して人の形に黒く塗りつぶす。(人は最低二人描く。一つが自分の依り代になるからもう一人従者が必要。自分の依り代には頭に冠を描く)

3 横線の紙を上に、人形を下に重ねる

4 部屋を薄暗い間接照明くらいの明るさにしてリラックスできる体勢で浅く長く呼吸しながらじーっと横線を見つめる



多分自己催眠的なものなんだろうから霊能力はいらない。俺はこれで違う世界の旅を楽しんでた。

一つ気をつけて欲しいのは、元の世界に戻る時に従者が必ず死ぬこと。死ぬっていうのか分からないけど
とにかく消滅する。それがきっかけでもとの世界に戻る。だから、多分一人で行くと自分が死ぬか、戻れなくなる。

それじゃがんばれ。


横線は紙に描けるだけ描く。

人形は一枚の紙に描いて大丈夫。紙はなんでもいいと思う。

子どもの頃壁にかけてあった母親のボーダーラインの服をじっと見てたら世界が歪んでくることに気づいたんだよ。

多分錯視的な感じなんだけどそれを応用して試行錯誤した結果前述の方法に行き着いた。

世界が歪むのを我慢してじっと見続けると、いつの間にか異世界に行ってる。
たまに異世界には行かず現実世界のまま異世界を遠巻きに眺めるような状態にもなる。

俺はなぜか毎回古代のローマだかエジプトのような場所に行ってた。
白い砂漠と石の建物と羽の生えた髭おじさんの石像があって
色々な人種の人がごちゃごちゃしてる。向こうの世界に行くと年齢も見た目も変わっちゃうし、俺は基本的に大人になってた。

自分の意思とは関係なく物語が進行する。
一概にただの夢だったとも言えないのは小学低学年の自分の想像力をはるかに超えた場所だったってこと。

ゲーム買って貰ってからはやらなくなったから今でもできるのか分からんね

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