しゅうちゃくのない、
※性描写あり
僅かにジンあや要素含
僅かにジンあや要素含
一目見た時から唆られるとは思った。ジンに擦り寄り彼と遊んでいいかもちゃあんと聞いたら好きにしろ、なんて言うからもう迫らないなんて選択肢は私の中にはない。上手く先生を使って彼と二人きりの空間を作り上げるのは容易かった。先に空き教室に足を踏み入れたのを確認してから後ろ手に鍵を掛けてゆっくり迫る。振り返った逞しい体に自分の体を寄せて正面から隙間なくくっつけば目の前の男はちらりと視線を一瞬だけ下に向けた後私の顔を見据える。男の鳩尾辺りに胸を押し付けてやれば口端を釣り上げニヒルに笑い、私の顎を掬い上げる。
「何の用だ、お前ジンのイロだろ?」
「ふふ、イロが寄って来たんだから何の用かくらいわかるでしょう?…もうジンに許可は貰ってるし。」
「ふゥん?」
するり、とスカートの中へ潜り込む掌は大きくて硬い。内腿を触れられただけなのにゾクゾクとしてしまって色を含んだ吐息を吐き出す。熱は冷めそうにない。煽られるのは余り経験がないからこうして探るような目で見られて、触れられるとどうしていいかわからなくなる。だけどそれすらも不思議と心地良い。乾いた唇を舐めるとそれを合図にしたかのように私の顎に添えられて居た手が上を向かせて唇同士が重なり、そのまま後頭部を支えられる。性急な様でまだ此方の出方を伺う様にするから、意地になってその唇を割り開かせた。人の口の中って案外あったかい、厚い舌に自分の舌を絡ませて態と水音を立てながら負けじと此方も探る。身長差のせいで上顎に届きそうで届かないのが悔やまれるが仕方ない。歯列をなぞり、舌を甘く噛んでやると彼の掌が太腿をヤラしく撫でるから思わず肩を揺らしてしまう。
「ん、っ」
「ッは、案外可愛いトコあンじゃねェの。」
つう、と舌同士を銀色の糸で繋がれまま離れれば自然と重力に従いそれはぷつりと切れた。ぼんやりと彼を見上げれば楽しげに笑う。案外加虐性に富んでいるのかもしれない。でもそれはそれでオイシイ。嗚呼、どうしよう。今すぐこの男に抱かれたい。
「…で、場所は?」
「ウチで良い?」
「おー、イイよ。」
ぱっと手を離される。残念。
学校を抜け出してウチまで歩いて精々十分程度。その間に何となく彼の事を聞いてみたが別に同性愛者とかではないらしい。女の方が好きだけど好きに抱けないし面倒って事で今は男の子と付き合っているらしい。壊してしまいそうだから…なんて聞くとつい期待してしまう。ぐい、と詰め寄ると不思議そうに此方を見た。
「私はジンのイロよ?手加減なんてしないでね。」
「ふはッ、リョーカイ。」
一人暮らしするには少々大き過ぎる我が家に着いたらさっさと鍵を開けて彼を通す。お風呂は…溜めるだけ溜めて後で温め直せばいいだろう。彼…公彦くんを部屋に通して靴下を脱いで籠に放り込みお風呂の準備を済ませればカーディガンを脱ぎながら公彦くんに歩み寄り、目の前に立てば勢い良くベッドへと引き込まれてあっという間に押し倒される。残念、ストリップの一つでもしようと思ったのに、なんて考えながら彼の羽織っただけのシャツを脱がせるべく肩に触れるとその手首を掴まれベッドへと縫い付けられる。
「あら、脱がない派?」
「後でな。」
ちゅ、と軽く口付けられ、そっと手から力を抜く。抵抗の意思がない事が伝わったのか彼の手は私のシャツのボタンを一つずつ外していく。ぷち、ぷちと静かな部屋に響いてあっさりと素肌を晒す。今日の下着は…嗚呼、黒のレースだったっけ?なんて思うけど特に興味はないのか私の背を浮かせてホックを外して手早く脱がしていく。キスが深くなってぐちゃぐちゃと口内を掻き回されてる間にいつのまにか私の衣服は何一つない。びっくりするくらいスムーズに一糸纏わぬ姿にされていた。悪戯に舌を絡めながら彼の腰に脚を擦り寄せるとそのまま膝裏に手を回して脚を開き内腿に触れる。ソコ、好きなの?
「っふ、そこ…、」
「お前ココ触られるの弱いンだろ。脚震えてる。」
「慣れて、るのね…えっ、」
擽ったいようでそこは性感帯である。ウィークポイントを見付けるのが随分と早い。成る程、公彦くんは相当遊んできていたらしい。太腿に触れるのを辞めたと思えば唇も離れ、首筋に舌が這う。耳殻に甘く噛み付き、ふにゃりと胸へと触れた。やらけ、と漏れた言葉に思わず笑ってしまいそうになる。うん、おっぱい柔らかいんだよねえ。彼は柔らかい事には反応したけれどそこを長く触れるつもりはないらしい。ソコはそんなに感じないからいいけどね。
舌先が腹を伝い、そして脚の付け根へと辿り着く。べろ、と出された舌に期待してこくりと生唾を飲み込むとまた彼は笑う。焦らす様にゆっくりと顔がソコへ近付き、そして舌先が陰核に触れた。生温い愛撫に対して与えられた明確な刺激に思わず腰を跳ねさせるがそれをあっさりと抑え込まれて指先で自分がやりやすいように割り開き、陰核にのみ舌を当てて唾液を絡ませて快感を与える。舌全体で包み込んだかと思えば尖らせた舌先で円を描くように、その動きに夢中になる前に陰核を吸われれば理性が崩れ始める。漏れる声を抑えたいのに抑揚のある快感はその思考すら剥ぎ取るからタチが悪い。ぐずぐずと蕩け始めたナカに触れて欲しくて腰を揺らす。
「ン、やあ、ナカ…っさわ、てッ、よ」
「もう我慢できねェ?」
「っいじ、わる!」
キッと睨むとにんまり笑い、陰核から唇を離したと思えば彼が舌先から唾液を垂らして濡らす。そんな事しなくても濡れてるってば、バカ。なんかじわじわと羞恥心を煽られてるような気がして仕方ないけどでもなんか、イイかも。自分の被虐性に関しては自覚しているつもりだったが結構後戻り出来ないとこまで来てる気がする。ぐちゅ、と音がして指が膣に入り込む。まだ指一本だけなんだろうけど指が太いから結構、入ってるって感じする…きもちいい。探るようにしていた指が私の良いトコロを見つけたのかザラついたソコに狙いを定めたみたいにしつこく触るから腹の奥が熱を帯びて肌が染まるのが自分でも分かった。はくはくと浅い呼吸を繰り返してもう一本、潜り込んだ指の圧を感じる。
「ひ、あ…っあ、ンン、っう」
「きゅうきゅう締め付けちまッて。ココそんな善いの?」
「きもち、っい、あ!やら、そこ…ぉ、ッ」
自分の下半身から聞こえる下品な音、水分を多く含んだ空気と混ざる音がどんどんはっきり聞こえる大きさになってきてどんだけ感じてるんだって自分に呆れそうになる。でも仕方ないじゃん、きもちーんだもん。思考がトビそうになってたら指が引き抜かれて濡れた指を見せ付けるようにべろりと舌で拭う。じっとそれに見惚れていたらゴム、と声を掛けられて思い出したようにベッドサイドテーブルからコンドームを箱ごと手渡す。確か0.01mmのやつ。6個入り、因みに未開封。
「すげェな。」
「ふふ、イロの嗜みってやつよ。」
箱ごと渡したのは期待だ。これを使い切るまで付き合ってくれるかもしれない、なんていう淡い期待。流石に早漏くんではないと思うけどせめて三回は付き合ってよね、なんて。起き上がって公彦くんのベルトに手を掛けたけど特に抵抗はされなかったのでそのままベルトを緩めて手早く脱がせていく。下着越しに触れた陰茎はまあ、ご立派ですこと。これは確かに普通の女の子なら壊れるかもしれないと恐怖するかもしれない。腰を浮かせて貰って下着とスラックスを脱がせてちゅ、と陰茎に口付ける。裏筋に舌を這わせ根本の方から亀頭まで舌先を伝せれば鈴口からじわりと粒のように流れ出したそれを舐め取ってから先端を口に含み裏筋に舌を当てながらそのまま少しずつ飲み込んでいく。いや、大っきいから大して咥えらんないな、これ。どうしようかと思ったのも束の間あっさりと引き剥がされてまたベッドに背を預ける羽目になった。大人しく転がされてじい、と公明くんを見ればコンドームを手早く装着して此方の視線に気が付けば膝裏に手を回して割り開かれる。
「えっち。」
「今更。えろい事する為に連れて来たンだろォが。」
「そーでした。」
ぴたり、と先端が膣口に触れて薄い膜を介した粘膜同士が触れ合いぐちゃりと音を立てる。これは…不味いかもしれない。セックスには慣れてるし今のセフレ達も巨根は多いけどこれは規格外レベル。見て触れて大きいのは分かっていた事だけど実際入れられるともなるとまた違うんだな。だが、この程度で心の折れる私ではない。イロを舐めるなよ。僅かな痛みを感じるものの目の前にある燃えるような赤髪に指を通して此方を向いたのを確認してから唇を奪った。こういうのは別の場所に意識が向いていれば余計な力が抜けて受け入れ易くなる。私の意図を汲んだのか公彦くんは私の舌を絡め取りまた内腿へと手を伸ばした。ぞくぞく、背筋を走る刺激と快感。
「っふ、う」
「声出した方が楽ンなるぞ。ほら、一気に入れッから捕まッとけ。」
「ひゃ!やあ、ンッ、う、ぅ!」
宣言通りに串刺しするみたいに一気に押し込まれて規格外の質量がナカを埋める。思わず彼の髪を引っ張りそうになったけどなんとか押し留めて詰まった息を吐き出す。慣れるまで待って、なんて言わないからとりあえず10秒だけ待って欲しい。意識してナカを締める必要も無いくらいぴったりと埋まる、というよりかは狭いだろうなって感じ。イロやってる所為か緩いと思われがちだけど残念、私結構狭い方なのよね。
「ッ、せめェ。」
「余計な力、抜いてるわよ…ぅっ」
目の前の端正な顔の眉間に皺が寄って歪む。深く息を吐き出して余計な力は全て抜いた筈だけど元の大きさが合ってないのだから多少のキツさについては咎められても困る。あれだけぐずぐずに蕩けさせてコレなら確かにあの丁寧な前戯も必要だろう。成る程、全ての工程に意味はあるんだな。は、と吐息を漏らす姿は…イイかも。きゅん、とナカが動いたのが自分でも分かった。
「締めるな、バカ。」
「んなこと言われても…、むり、っ」
奥にごつり、と触れる感覚。動かれたらどうなっちゃうんだろうなんて期待と恐怖が入り混じったような感情が胸を占める。顔のすぐ側に置かれた手に擦り寄って横目に公彦くんを見れば意図を汲んだのか、はたまたそういう気分だったのかゆるりと腰を動かす。奥を捏ねるみたいに押し付けられて頭がびりびりした。片手は私の好きにしていいのか特に咎める様子はない。彼の親指を口に含んでちう、と吸い上げるとまた笑う、イヤラしく。そして腰を引いて思い切り奥まで突き上げられた。余りの衝撃に体はずり上がるし子宮口まで一気に貫かれて達しても居ないのに目の前がチカチカする。
「や、あッ、あ、ああ、!」
「はッ、ヨさそォだな。」
決して激しい動きではない。けど、大きな彼の陰茎では全部を一度に刺激されるからこちらとしては堪ったものではい。確かに指での愛撫であればGスポットと呼ばれる場所に触れるのが一番なんだろうけど挿入ともなればまた話は変わってくる。勿論これは私の場合だけれど。好みの問題はあるが挿入となった際に一番責められて良いと思うのは正直奥、子宮口だと思う。指でも届くが性器で刺激される方がよっぽど気持ち良い。開発していないと痛がる人もいるみたいだけど私はとっくに開発済みだし子宮口で達する方が快感は大きい。詰まる所、一番弱い部分を無遠慮にゴリゴリ突かれてると非常にまずいという話だ。
「って、そこ、奥…っ」
「お前コッチのが気持ちンだろ?」
「きもち、けど…っあ、つよ、らめ…ッ」
強過ぎる快感は時として恐怖を覚える。正に今がそれ。頭の中から思考とか理性とか、そういうのが全部なくなってくみたい。ただ与えられる快感を頭に叩き込まれて彼以外見えなくなる。口に含んだ指を愛撫する余裕なんて一切なくてただ徒に唾液をまぶすだけになってしまうと彼は甘やかすみたいに舌を指で弄るから口の端から飲み込みきれなかった唾液が溢れる。耳を塞ぎたくなるような音と肌同士が触れ合う乾いた音が部屋に響いてセックスしてるんだって思い知らされてそれにも興奮した。たった数時間前に初めて話をした相手と私は今セックスしている、その事実がマゾヒズムを酷く刺激するからもう駄目ね。自分の体の筈なのに言うことを聞かない。腰から下は勝手に動くし嫌じゃないのに口から出て来るのはダメとか嫌とかそんな言葉ばかり。いや、気持ちよすぎて頭がバカになるって点では確かにダメだし嫌だけど。
ぎゅっぎゅって公彦くんの性器を絞るみたいにナカがうねる。公彦くんは相変わらず笑みを浮かべたまま私のナカを楽しんでるようだった。余裕そうな顔にちょっと悔しさはあるけど私より余裕なのは間違いないしまあ、仕方ない。もう我慢する事なんて出来ないから彼に揺すられるまま声を上げて、与えられた場所に必死に縋るけど公彦くんの手が私の手首を掴んでまたベッドに縫い止められる。
「やらしィの。」
「っ、う、あっ、あン、ッあ!」
「自分で誘ッてきたのにぐッすぐずにされちまうのなァ。ほら、ナカうねってる。俺の離したくないみてェ。気持ちンだろ?」
「や、も…ンと、いじわるっ、い!ッああ!」
子宮口をめちゃくちゃに突かれて目の前が真っ白になる。その途端、思い切りナカが収縮して、そして一気に力が抜ける。達したのだという事は分かったけどこれ、ダメだ。コッチで達したら波は長い。が、それを待ってくれるような男ではないらしく達したばかりの体を無遠慮に責め立ててくる。痙攣する内壁を物ともせず、寧ろ勢いを増している気がした。喉が枯れそうだ。叫びにも似た嬌声を封じるみたいに唇がまた重なって、深く深く口付ける。粘膜同士を擦り合わせていると彼の性器が脈打つのが分かった。クる、って分かって公彦くんの腰に脚を絡ませると一番奥、子宮口すらこじ開けそうな深さに性器が入り込んだ。
「ッあ、あ、ひ!やあ、あっあっ!」
「ッ、出す、ぞ?」
必死に頷くと手首を掴んでいた手が首に回すように促されて彼の手は私の背中を通して肩を下に引き下げるみたいに固定して更に奥へと進む。びりびりと頭が痺れて公彦くんの背中に縋ると同時に一番奥で吐精される感覚。脈打ってるのが分かってそれにまた膣を締めてしまう。詰めた息を吐き出すのが耳元で聞こえてぶるりと背を震わせた。
「っ、は…きもちかった、」
「そりゃどォも。…もう終わりとか言わねェよなァ?」
引き抜いた性器はまだ硬度を保っている。使い終わったコンドームの口を結び放って、次のコンドームを取り出す姿を見て濡れそうになった。いや、多分濡れた。期待から乾いた口を潤すようにこくりと唾液を飲み込み今度は自分で脚を大きく開く。はやく、掠れて上手く言葉にはならなかったが彼には届いたようでまたニヒルに笑った男は私へと触れるのである。
「で?」
「丸々半日セックスしてた。大記録更新って感じ。」
へえ、とジンは言う。興味がないならなんで聞くのとは思うけど彼なりの可愛い嫉妬なので触れないでおいてあげよう。ぷかり、紫煙を吸い込んでは吐き出し隣の男を見た。この男も大概激しいセックスをするけどなんというかまた違う種類の激しさだ。公彦くん、お気に入りリストに迷わず入れた。また相手してね、と強請ったら俺が恋しくなったら連絡しな、と電話番号を教えてくれたのでこれは脈あり。多分公彦くんは公彦くんで私の事を気に入ったんだと思う。まあ、普通の女の子はコンドーム一箱じゃ足りないくらいのセックス出来ないもんね。
「また相手して貰おうっと。」
「…もう好きにしろ、面倒くせえ。」
「ええ、勿論好きにするわ。激しいのがしたい時はジンか公彦くんね。」
煙草を揉み消してふと隣の男の唇を奪った。煙草の味がして苦い苦いキス。でもそれも悪くない。このままもつれ込んで私の腰に残った彼の跡を見てジンが手酷くなって抱いてくれることを期待しながらそっと目の前のシャツのボタンを外しに掛かった。
| 終着のない、 | |
| 執着のない、 | |
/ きなこ