小山慶一郎
友達に教えてもらった、変なゲーム。
彼にやってみたくて興味本位で提案した。
「ねぇねぇ慶ちゃん。ゲームしよう?」
『ゲーム?どんな?』
「えーっとね、私が10回チューして
慶ちゃんのそこが反応したら私の勝ちってゲーム*」
『はぁ?!なにそれ(笑)』
「いい?よーいスタート!」
『えっ、ちょっ……』
彼の肩に手を置いて
ちゅっ、とまずは触れるだけの軽いキス。
「…えへ、なんか緊張するね」
『も〜…なんなのこのゲームっ…んん!!』
勝手に彼の唇を塞いでやった。
顔が離れると
真っ赤な顔の慶ちゃん
もっと意地悪したくって
『喋ってる途中なんてずる……っ!!っちょ!』
まだ話してる途中の彼に唇を押し当てた。
「……えへ*」
『うわー、これやばいわ……』
「反応してきた?」
『いや、それは大丈夫』
「んー、つまんなぁい…」
"むー"
むすっとしながら近付いて唇に吸い付く。
今まではそんなに深くなかったけど
「……んっ、はぁ…」
少し開いた唇の隙間から舌を伸ばすと
彼もそれに応えて絡めてくれた
「…っふ、ぁ」
ゆっくりと伸びる銀の糸
『ふは、顔真っ赤だよ(笑)』
「う、るさい」
『もう4回だけど?勝てるの??』
その挑発的な言葉に反応してしまって
「……っこの!」
彼を倒して上に跨る
『ちょっ、何してんの…!』
「1回優位に立ってみたかったんだ」
舌をぺろりと出すと
心なしか彼の目つきが少し変わって
『早く、次してよ
このままだと負けちゃうよ?』
「言われなくても……」
彼に跨ったままゆっくりと顔を近付ける
その時
『…っ、まじかよ』
やった、作戦通り*
「ちょっと黙ってね」
何も言わせないようにキスを落とし
舌をねじ込む
『……んっ、…はぁ……』
珍しく彼の吐息が漏れていて
『…ふ、……ぁあ』
起き上がり、彼と目を合わす。
「………やった、私の勝ち」
『くっそ、負けたぁ……
そりゃあ谷間が見えたら負けるでしょ!』
「え〜?なんのこと〜??」
『……仕返し』
彼の顔がゆっくり近付いてきて
「……ひゃ、んっ…」
唇を塞いで
舌で口内を侵されて
息が上がる
「…はっ、……ぁ」
『ねぇ?』
「な、に?」
『このままほっとく気?』
大きく反り返ったそれを指差しながらそう言う。
「……あ、はは…」
ドサッ____
目の前にある彼の顔は
いつもとは違う、男の顔だった。
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