He dislove liar___
『ねぇ、俺たちって付き合ってるんだよね?』
唐突な彼からの質問に
「……う、うん?」
頭の上にハテナが浮かぶ。
『じゃあさ、隠し事しちゃダメだよね?』
「ま、まぁ……そうだね…?」
『ねぇ、〇〇』
正面に向き直り、まっすぐ見つめられる。
「ん?」
『昨日は、何してたの?』
「えーーっと、昨日は…」
『…誰といたの?』
「だ、れとって……」
『……どこにいた?』
「え、と……その…」
『言えないの?』
だ、だって昨日は……貴久くんと一緒に…いた……
そんな事言ったら、どうなるかなんて…
『…………どうして言えないの?』
「違うの、シゲくんが思ってるようなことは何もっ…!」
『……へぇ、』
彼の瞳に、思わず唾を飲んだ。
だって、
凍った視線が私に向けられているから。
『俺ね、嘘は嫌いなんだよ』
「う、ん……わかってるよ…?」
声が震えて上手く話せない。
『昨日は、何してたの?』
「か、買い物……」
『……誰といたの?』
「…え、と……」
『誰だよ』
低い、彼の声が胸に響く。
「た、かひさ……くん」
『……なんで?』
「…それは……シゲくんの…」
『もういいよ、』
"はぁぁぁ"
深いため息をついたかと思えば
私の髪を引き
「きゃ……っ、!」
彼の狂ったような目がすぐそこに。
『……お前には、俺しかいないんだよ?
俺にも、お前しかいない。
〇〇、愛してるんだよ?
こんなにも。』
「……はっ、……はぁ…」
恐怖心で、体温が上がり、息をするもの苦しくなってきた。
『ねぇ、〇〇?』
グッと私の髪を思い切り引くシゲくん。
「……ぃ、た…」
『愛してる、って……言ってよ?』
「…………あいしてる」
『……足りないよ?気持ちがこもってない』
彼の髪を引く力が強くて
痛みで視界が滲む。
『どうして泣くの?そんなに愛してるって言うのが嫌?』
「ち、がう!」
『じゃ〜あ
早く、言えよ』
あぁ、
「……シゲくん、愛してる」
『…よくできました。』
いつも通りの笑顔に戻り、私の頭をポンポン撫でる。
そして私を
『やっぱ〇〇が大好きだわ』
なんて優しく抱き締める。
彼はいつも、こう。
だから私は
『…ねぇ、ずっと隣にいてね?』
彼のこんな言葉に
「……うんっ、」
めいっぱいの笑顔を見せて頷くの。
「シゲくん、だいすき」
『俺は愛してるよ、』
「……うん、私も」
また、私も
彼に依存してゆく。
*
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