サザーランド工房は下町の職人街から少し離れた場所に位置している。
まるで敢えて身を隠しているかのようだと密かに感じていた───が、それを不躾にジェームズさんへ質問する無神経さはさすがに無かった。互いの素性を明かさずとも構築できる信頼関係があるのだと、わたしはこの一年で学んでいたから。

フレスノ街はイーストエンドの中でも端にあり、地理的にはなかなか不便で入り組んだ場所である。だからこそ勝機があると考える物売りも結構いて、今日も何度か声をかけられていた。
とはいえ既に顔見知りのため、客としてではなく友人のような気軽な挨拶ばかりだ。
当初は日本人の女として色眼鏡で見られたものだが、飽きもせずに工房に通い続ける今となっては、最早彼らには人種など些細なことになったらしい。むしろ、身分が高い英国人を相手にするよりはだいぶ気楽なようだった。

倫敦の大通りを堂々と歩く市民達が、下町育ちの貧しい商売人を相手にすることはまずない。ならばまだ同族の方がチャンスはあるが、決して儲かる訳ではなかった。
身分格差により貧富の差がますます広がっていく。これこそが、華々しい光に隠れた大英帝国の影の現状だ。

わたしは幸運にも助けてくれる人々や仕事に恵まれ、様々なことを学びながら日々の生活を送れている。
光の中で検事や警察として活躍する友人達も、影の中で技術を磨きながら日々作品を産み続ける師匠も、事件捜査を通じて光も影も平等に見つめ続けるルームメイト達も。
皆が皆、倫敦の闇に対して自力で立ち向かおうとしている。自分なりに誠実に社会と闘っている。

ならば自分にも何か出来ることはないだろうか、と考えてはいるのに答えは出ないままだった。
工房への道中で改めて思索を巡らせていると、背後から鋭い声が飛んでくる。

「苗字?」

威圧感さえ覚える程の気配に、苗字だけの端的な呼び方。漢字を理解した上で名前を発音してくれる男性といえば、正体は一人しかいない。

「亜双義くん、ここにいるなんて珍しいね」
「少し野暮用でな」

腕を組みながら仁王立ちする姿は相変わらず凛としていて、振り返り様につい微笑んでしまう。服装もカジュアルな雰囲気だからプライベートなのだろうか。
こうして気軽に声をかけられる仲になれたのは大変喜ばしく、縁を繋いでくれたバンジークス家の二人には感謝するばかりだった。

「ちょうどいい。苗字、少し聞きたいことがあるんだが」
「うん、どうしたの?」
「質の良い墨を調達できる店を知らないか? 日本から持参した物が切れかけていてな」
「なるほど」

この時代、大英帝国で日本特有の物を探すのに苦労するのはわたしも経験があった。御琴羽くんに和食を食べてもらいたくて、お米や大豆を入手するのに何度奔走したことか。
亜双義くんが日本文化を重んじる質であることはこの一年で既に充分理解していたし、誰に対しても義を重んじる武士のような姿勢を尊敬していた。出来る限り力になりたくて、頭をフル回転させていく。
正直差し出がましい選択肢も一つあるが、下手に気を遣われることを嫌うひとだから思い切って言ってしまおう、とひっそり決意した。

「少し遠いんだけど輸入雑貨のお店があるから、そこが第一候補かな。第二候補は……趣味でわたしが作った物を分けてあげられるけど、売り物じゃないから品質は少し劣るかも」

そうか、と頷いた後、亜双義くんは躊躇いもなく口を開いた。

「キサマが作った物を分けてくれ。金は出す」
「え、本当に?」
「苗字が言ったんだろう」

呆れたように目を細められてしまった。それはそうなんだけど、と苦笑しつつ、改めて亜双義玄真というひとの誠実な人間性を実感してしまう。
恐らく、御琴羽くんから私の文房具作りの腕について客観的な意見を聞いた上での言葉なのだろうけれど。昨年より成長したとはいえ、まだ金銭を対価として受け取るには躊躇われるというのに。

「ごめんね、驚いちゃって。これから時間があれば工房で手渡せるけど、また後日の方が良いかな?」
「……今日会えたのも何かの縁だ。このまま受け取っても良いか?」
「もちろん。固形の墨と墨汁の二種類があるけど、どちらが良いか希望はある?」
「墨汁……? 墨を液体にした物があるのか」

心底驚いたような様子を見て、この時代の日本ではまだ墨汁が普及していないのかと初めて知る。時代を先取りした物を作ることに関しては開き直っていて、既にホームズくんの協力を得てボールペンのような筆記具を作成していたりもする。

「うん。固形の墨を磨るのも時間がかかって手間だし、特にこれから冬場を迎えると手がかじかんで大変でしょ? だから防腐剤を入れた長持ちする墨汁があれば便利かなって」

現代日本の知恵を使うのは卑怯だと考えていた時期もあるが、共に住む探偵は「キミの頭に住む数多の知識も全てキミの一部だから、むしろ誇れば良い。ボクも遠慮なく利用させてもらう」なんて堂々と言うものだから、色々と吹っ切れてしまった。

「御琴羽が言っていた通りだな。苗字は趣味に関してもこだわりが強すぎると」
「……睡眠時間を削って作業しちゃうと、健康第一って言いながら怖い顔してくるんだよね。御琴羽くん、やっぱり怒ってるのかな」
「いや、素直に感心していたぞ。実際オレもこれから恩恵にあずかる身だからな。少しは目こぼしするように言っておこう」
「それは有難いな。アイデアが湧くと時間がいくらあっても足りなくて。わたしは事件に巻き込まれた前科もあるし、心配してくれているのは嬉しいんだけどね」
「……硝子製のナイフが使用された傷害事件、か」

今までの空気が嘘のように硬い声を出した亜双義くんを横目で見つつ、うん、と努めて明るく返事をする。
日本からの留学生として、英国人による外国人への差別を間近で眺めて歯痒い思いをしてきたことは、今までに何度か話を聞いている。刑事としての責任感の強さも相まって、わたしが刺された件についてまともな捜査さえされなかった事実を気にしてくれているのだろう。思い遣りを痛感する度、申し訳なさと同時に有難さが込み上げてくる。
話題を持ち出したのはこちらなのだから、気を遣わせないように率直な言葉回しを心がけるべきだろう。

「あの傷がキッカケで御琴羽くんに会えたから、感謝はしているんだけどね」
「……倫敦警視庁スコットランドヤードにも当時の捜査資料は残っていなくてな。力になれなくてすまない」
「いや! わたしこそ話題に上げちゃってごめんね。でも、自分と同じような経験をする人が減ってほしいなとは思っているから、亜双義くんのことも応援してるね」
「ああ。苗字も何か気付いたことがあればいつでも言ってくれ。イーストエンドに馴染みのある者の言葉は貴重だからな」
「ありがとう。ただ無責任に亜双義くんにばかり任せて何も協力出来ないのは嫌だから、亜双義くんも何かあればちゃんと言ってね」
「……キサマらしいな。分かった、オレからも声をかけよう」
「よし、約束ね」

ようやく空気が元通りに緩んだところで、通りの向こう側から小さな女の子が駆け抜けてくるのが見えた。サイズの合っていない地味な色のくたびれた服を懸命に引きずりながら、帽子を目深に被っている。
イーストエンドで生まれ育った子なのだろう。不格好に結い上げた髪は金色で綺麗なのに、出自が理由で着飾ることさえ出来ずに人目を盗むように走る姿に胸が痛んだ。

ここでわたしが彼女にお金を渡し、ご飯を分けてあげるのは簡単だ。もし助けを求められたら喜んでそうするだろう。
しかし未だにルームメイト達への返済は残っているし、工房通いのために作家の仕事を以前より減らしたことで収入もそんなに多くないのが現状だ。社会保障制度が満足に整っていない時代を外国人が生き抜くためには、銀行や質屋を利用しながら保有資産を堅実に増やしていくしか道はない。

イーストエンドの人々を真の意味で救うには、やはり社会そのものを変えなければならない。今まで生きていた未来の世界では司法制度も整って、現状より治安は良くなっているだろう。
だが今まさに助けを求めて手を伸ばしている国民達の犠牲を、このまま見過ごして良いのだろうか───。

考え事をしていると、どん、と腰あたりに何かが強くぶつかる感覚がした。どうやら先程の女の子と衝突してしまったらしい。帽子を深く被っていたし前が見えていなかったのだろう。

「……おい、おまえ」
「えっ」

再び駆け出そうとしていた彼女に対して、怪我はないかと問おうとしたところで鋭い声が隣から飛んでくる。咄嗟に肩をびくつかせると、呆れたような視線が向けられたのが分かった。一日に二回も浴びるのはさすがに少し落ち込んでしまう。

「苗字じゃない」

亜双義くんが視線をすっと下ろした先にいたのは、例の女の子だった。

「今、財布を抜き取っただろう。コートの内側を見せてみろ」
「なッ、……なんでアタシがそんなこと、しなきゃいけないの!?」

小さな身体で大きく吼えた女の子が、眉を吊り上げて亜双義くんを睨みつけている。彼はなかなか厳つい面立ちだと思うのだが、大層な度胸を持った子だ。
そういえば今日はズボンのポケットに小銭入れを仕舞っていた筈だが、触って確認してみると見事に無くなっていた。そこまで大金は入れていないものの大切な貯金の一部ではあるため、彼らのやり取りを見ながら苦笑いしてしまう。

運が悪かったと目をつむっても良かったが、正義感の強い刑事の前でスリ行為を全面的に許すのは悪手だろう。ならば、と腰を屈めて少女と同じ目線に立ってみる。
大人が自分に迫ってくることが怖かったのだろうか。びくりと肩を震わせコートの胸元を隠しながら、女の子は警戒するように睨んできた。

「ねえあなた、お名前は?」
「…………え?」

予想外の言葉だったのか、きょとんと目を丸くしている。ブルーの瞳は大空のように美しく透き通っていて、つい微笑んでしまった。間近で見るとあどけなくて愛らしい女の子だった。

「おい苗字」
「最初から喧嘩腰だと、権力を持った大人が子どもを一方的に責め立てる構図になると思うよ。刑事として、亜双義くんはそれでいいの?」
「……分かった。だが事実が明らかになったら然るべき対処はさせてもらう」

ありがとう、と笑えば一歩後ろに下がった。何かあれば脚力に任せて全てを解決する気なのが伝わってくる。何事も決して有耶無耶にしないのが、亜双義玄真の美点だった。

「話が逸れてごめんね。それで、あなたのお名前は?」
「……なんで、そんなこと、きくの」
「あなたと話をするためには、まずお互いのことを知る必要があると思ったから。わたしはナマエ・ミョウジ、日本人なの」

ぐっと押し黙った後、しばらくの沈黙を経て、少女はようやく重たそうに口を開いた。

「……アタシは、ジーナ・レストレード」
「そっか、ジーナちゃん。隣の彼が言っていた、わたしの財布を取ったというのは本当?」
「…………うん」

深く俯いて、小さな返事をしてくれる。思った以上に素直な子だったので安堵した。

「わたしはね、怒りたいんじゃなくて理由を聞きたいんだ。もしかして、今日のご飯にも困ってる?」
「……きょうはまだ、ギリギリヘーキ。でもあしたからは、わからない」
「教えてくれてありがとう。実はね、その財布にも大した金額は入っていないの。同じ金額で売れる物をあげるから、交換でお財布を返してもらうことは出来ないかな?」
「おなじ、きんがくで……?」
「うん。ええと、ちょっと待っててね。売る場所をメモして、それも渡すから」

ホームズくんお手製のポシェット───ショルダーストラップの留め具を外せばハンドバッグにもなる優れ物だ───からペンとメモ用紙の束を取り出す。
現在地からの行き先を地図で描いて、わたしのサインとお手製の印鑑を押した。イーストエンドの職人達とは材料や情報のやり取りを頻繁に交わしているため、漢字で作られた判子がわたし本人の証拠であるという共通認識が出来上がっていた。これさえ持っていけば正当な依頼だと伝わるだろう。

「はい、これが地図。ここから真っ直ぐ進んで、突き当たりを左に曲がってから三番目。煉瓦職人のモルターさんっていう人の工房があるの。それで、今日このあと売りに行くつもりだった物がこれだよ」

内側に緩衝材を敷き詰めている簡素で小さな箱を手渡すと、ジーナちゃんは恐る恐る受け取ってから不安そうに見つめてくる。

「ナマエ・ミョウジの代理で来ました、って言えば伝わる筈だから。もし万が一お金を渡してもらえなかったら、裏に描いたわたしが作業している工房に来てね。代わりに売れる物がないか探してみるから」
「……なんで、こんなことするの?」
「お互いのためだと思うから。一か八かでスリをするよりも、確実にお金が手元に残る方法を選んだ方が、ジーナちゃんも気持ちが楽になるんじゃないかな」
「イマはよくても! うれるものなんて、アタシもってない……」

今日は何とか凌げても、明日からの稼ぎを得られなければ意味がない。その主張は確かにその通りで、幼いながらも生きていくことに真っ直ぐ向き合っている様子を感じられる。二年前のわたしよりも、ずっと立派な女の子だと思った。

「イーストエンドの道端には、意外と売れる物が落ちてたりするよ。たとえば、ほら。あそこに落ちている酒瓶とか」
「あんなものが……?」
「実はね、ガラスってガラスをもとに作られるんだよ。うちの工房に持ってきてくれたら、材料費として少しだけどお金に変えてあげられる」
「そうなの?」
「うん。道に落ちている物ならだいたい職人街で買い取ってもらえるんだ。ただ、毎日ご飯を満足に食べられるだけ稼げるかと言われると、確かに厳しいかもしれない」
「……なら、イミないじゃん」
「そんなことないよ。スリをしなくてもお金がもらえるって選択肢を知っているだけでも、生き方が少し変わってくると思わない?」

ゆっくりと噛み締めるように語りかけると、ジーナちゃんはじっとわたしの目を見つめながら話を聞いてくれた。

「……よく、わかんない」
「今は分からなくても大丈夫。もしジーナちゃんがまた困ることがあったら、うちの工房においで。もしかしたら少しだけお仕事を紹介出来るかもしれないから」
「…………、うん。あと、これ」

怖々と差し出されたのは、見慣れた小銭入れだった。ベリルちゃんと共にお店で選んだ物だから、やはり思い入れはあったようだと自覚する。深々と息を吐きたいところをぐっと堪えて胸の前で抱き締めた。

「ありがとう、ジーナちゃん」
「…………うん」
「おい苗字、もう口を出していいか」
「オーケー。亜双義くんにしてはよく我慢してくれた方だね」
「人を腹の減った獣みたいに言うな」

ジョークを挟んでおいた方が言葉も緩むだろう、という希望的観測を打ち砕かんばかりの真剣な表情だった。鋭い眼差しに射抜かれたジーナちゃんが、びくりと肩を震わせる。

「キサマは、人に迷惑をかけた時に口にする言葉を知っているか?」
「……え?」
「”ごめんなさい”。今まさに、レストレードが苗字に言うべき言葉だ」

毅然と諭す横顔には、父親としての優しさが滲んでいるように見えた。亜双義くんのご子息に対する愛情は日本について会話する度に感じるので、自然と笑みが零れてしまう。
この時代は海外渡航するのに時間もお金もかかる上に、留学生は国家の代表として勉学に励む使命が与えられるため、いつ祖国に帰れるか分からない。相当な覚悟を持った彼らの横顔はいつだって眩しくて堪らなかったし、わたし自身の原動力にもなっていた。
子どもを持つことだけが幸せではないものの、親であるからこそ紡げる言葉もあるのだと実感させられる。

「あ。……あの、ナマエ、だっけ?」
「そうだよ」
「…………ごめんなさい」
「うん。……ジーナちゃんからの謝罪、ちゃんと受け取りました。亜双義くん、これでもう満足?」
「だから人を子どもみたいに言うな。オレから言うことはもうない」
「ふふ、それじゃジーナちゃん、道中は気を付けて。またご縁があればいつでもうちに来てね」

こくりと頷いた後、何かを考え込むような様子で背を向ける。小さな後ろ姿が突き当たりを曲がるところまで見届けてから、無言のまま視線を重ね合わせた。
お互い相手に対して呆れるような、けれどどこか誇らしいような顔で笑っているのだろうと自然と理解する。

「誰にでも甘い顔をしていたら、いつか痛い目を見るぞ」
「うん、ありがとう。確かにわたしも油断しすぎてたと思う。……それでも痛みを経験しないと得られない学びはあるし、目の前に困っている人がいたら手を差し伸べられる人間でありたいよ。亜双義くんなら覚えがあるんじゃないかな」
「……そうだな、苗字が間違っているとは思わない。だが、もしぶつかったのが腕力のある男だったら? 武器を携帯している分別のないヤツだったら? オレであっても、隙を突かれたら完璧に身を守れるとは断言できないぞ」
「勿論タダでやられるつもりはないよ? 何かあれば内ポケットの仕込みナイフも使うつもりだし、ルームメイト達に仕込まれた柔術で人体の急所を容赦なく狙う予定だし。相手の情報を少しでも頭に入れておけば、解決してくれるツテはいくつかあるし」
「……なるほどな。これはヤツらも苦労するわけだ」

本日三度目の完全なる呆れ顔だ。我ながら筋の通った解決策を提示したつもりなのだが何故だろう。

「行くぞ苗字、キサマの時間をこれ以上奪うのはオレの本意ではない」
「わたしも同じく。さっそく行こうか」

ジーナちゃんとは反対方向に一歩踏み出した後、ひとつ気付いたことがあった。これはわたしが勝手に喜ぶべきことなのだろうが、信頼する友人には素直に伝えておきたいことでもあった。

「亜双義くんは、記念すべき初めてのお客さんになるんだね」
「初めての客?」
「うん。本当は、さっきジーナちゃんに渡したインク瓶が初めての売り物になる予定だったんだけど。わたしが作った物を対面で渡すのは、亜双義くんが初めてだなって」
「……それは光栄だな。バンジークス夫人あたりが知ったら拗ねそうだ」
「ベリルちゃんが?」
「なんだ、意外そうだな」
「いや、だって……。拗ねるまでいくかな?」
「いくだろう、アレは。苗字はもっと観察眼を磨いた方がいい。自分の身を守りたくばな」
「……耳が痛いなあ」
「はは。そこがキサマの美点でもあるが、用心するに越したことはない」

わたしの周りには、切ないくらい優しいひとばかりいるから困ってしまう。幾度となく伝えた感謝の言葉を改めて口にしつつ、下町をぼんやりと見下ろす青空に目を向けた。
いつもより晴れ晴れとしているように見えて、自分の心の温度を自覚する。すっきりと柔らかく、なめらかで温かな鼓動に包まれていることを実感する。

わたしの運命を決定づける出来事が、既に動き始めていたことも知らずに。