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異世界トリップ(10)
>> 夢にまで見た貴方  [2/2]

「んっ……」

首筋に何だか冷たい感触を覚え、私は目を覚ました。
ぼんやりとする視界に映ったのは、煌く銀色と緑色の何か。

「…毛利…元就……?」

緑色と言えば元就だな、等と考えたが、まさかそんな訳ないだろう。目の前の緑の人影が動いた気がするが、気のせいだ。
平凡な日常を送って来たんだ。今更非日常なんて訪れる訳がない。
自分の妄想を打ち消す為に、私は目を擦ろうとした。

「あ、れ……?」

違和感を感じた。否、違和感しか感じなかった。

「動かな…っ…!?」

意識が覚醒し、私は手が縄か何かで拘束されている事を知った。そして首筋に宛行われている刃に気付き、恐る恐る顔を上げた。
其処には見覚えのある、然し生で見るのは初めてな、会いたかった人が居た。

「動くでないわ。死にたいか」

毛利元就。オクラ。日輪崇拝者。サンデー毛利。捨て駒。安芸の安寧。

「あっ…は…わわわわわわわわわ!!!!!?」
「な、何だ貴様!?」

今、私の目はダイヤモンドよりも輝いているだろう。

絶対に会えないと思った、次元の違う貴方が今…



(私としゃべっている)



2010.12.21
御題提供:SPIN 様
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第二話来ました!
お相手キャラは決まってなかったのですが、管理人の趣味で元就にさせて頂きました

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