あれからリップクリームを買った私は、早速それを使って保湿を心掛けている。そのお陰で、随分と唇がしっとりしてきた。
(これならいつ襲われても……って何考えてるのよ私っ!!)
そんな邪な考えが過ぎった自分に驚いた。赤くなっているであろう頬を、取り敢えずぺちぺちと叩く。こんな変な思考をするようになったのもクロコダイルさんの所為だ…!
「何、百面相してんだ」
「ひあっ!?」
「クハハ」
急に話しかけられて、思わず小さく叫んでしまった。クロコダイルさんは可笑しそうに笑った後、今度はニヤリと口の端を上げて。
「おれの事でも考えてたか、ナマエ?」
「…っ、」
「おいおい、図星か…?」
「えと…はい」
何でバレちゃったんだろう…と落ち込む。その傍ら、クロコダイルさんは何故か口を押さえて、私からふい、と目を逸らした。わ、怒らせちゃったかな?
「ごめんなさい、仕事中なのに!」
「……そうだな、仕事中だ」
「これから集中して頑張りま」
す、と言うより早く、クロコダイルさんに口付けされていた。
唇は音を紡がず
吸い付くような、その
(……)
(…クロコダイルさ、んっ、仕事中…!)
((…それどころじゃねェ))
結構前にリップ見つかった記念に途中まで書いたものの、今まで放置してまし(ry
鰐さんとしては、からかうつもりだったけど、当たっていた上にヒロインに可愛い反応されちゃったので、思わず衝動的に。
お手入れされてしっとり唇なのでリップ音も無く…みたいなのを目指したかった。…うーむ不調。
title thanks:Circulation.
20110113
天倉