「んんー?」
必死なナマエの声に、大将青キジはソファーからむくりと起き上がった。アイマスクをぐい、と上げてナマエを見れば、泣きそうな程に狼狽している。あ、可愛い食べちゃいたいなぁ、などと邪な思いが過ぎった青キジだったが、顔には出さずに白々しく問いかけた。
「あらら、どうしたのよ?ナマエちゃん」
「あらら、じゃないですよ!仕事して下さい!」
「えー、だって働き者のナマエちゃんがやってくれるでしょ?」
「私の権限では処理出来ない書類の方が多いんですよ!」
うん、よく知ってる。青キジは内心呟く。その限られた条件の中で、ナマエが精一杯頑張ってくれている事も。困った顔で、でもひたむきに取り組むナマエの姿が、青キジは好きだった。
(ま、言わないけどね)
「流石にそろそろ仕事して下さい!」
「ん、分かった。ナマエちゃんに嫌われたくないし」
「何でそんな基準なんですか…」
「良いじゃない。とは言え……頑張ったね、お疲れさん、少し休みなさいな」
「!」
疲れた様に呟いたナマエの頭を、青キジはポンポンと撫でた。優しく微笑めば、ナマエは驚きに目を丸くする。部下を労るのは上司の役目でしょ、との青キジに、労るより仕事溜めないで下さい、とナマエは小言で返した。
「それは出来ない。無理」
「即答ですか…何でです」
「んー、理由は教えらんない」
「嗚呼もう…少し休みます…」
「そうなさいな」
青キジはひらひらと手を振って、仮眠室へ向かうナマエを見送った。さて、と呟き伸びをする。半分くらいやっておこう、と机に向かうが、存在感の溢れる書類の山に気圧され、やっぱり三分の一くらいにしとこう、と思い直した。
(全部はやれないし、やらない。だって、)
この愛おしき悪循環
困る君の表情が好きなんだ
((我ながら酷い上司だと思うけど、ね))
初青雉さんでした。何か違うなぁ…見切り発車だから仕方無いか←
青雉さんイメージは、好きな子をとことんイジメるタイプ。黄猿さんは甘やかす、赤犬さんはツンデレ!
いつか三大将書きたいです^^
title thanks:カクテル
2010/10/04
天倉