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「昨日のドラマみた!?」

「みたみた!マジ主人公スパダリすぎてやばない?」

「それな〜!あんな格好ええ人おったらそら惚れるわって思ったわ!」

「彼氏がスパダリやったらほんま結婚待ったなしやわ」

「でも現実世界にあんな人おるん?」

「それくらい夢みさせてや!」

あはは、と大きな声をあげて笑う女子の話の中に耳慣れない“スパダリ”という言葉があった。

名前もさっきから「スパダリとかほんまズルい、語彙力どっかいくわ」とか言っとるし、恋愛関係の単語に違いない。

しかし肝心のスパダリがなんなのかわからず、スマホを取り出して“スパダリ 何”で調べたら“スーパーダーリンの略”と出てきた。

スーパーダーリン、つまり理想の彼氏という意味らしく、女性のいいと思う条件が揃えば揃うほどスパダリになるらしい。


名前とはこのクラスになってからよく話すようになり、俺だけでなく誰にも媚びずに誰とでも仲良く接する姿をみてこんな子おるんやって思った。

ノリもよくて性格もいいし、何より見た目も可愛い。
あとついでにスタイルもいい。
これで好きにならないわけがない。

このクラスだけでなく他のクラスにも名前のこと狙ってるやつは多い。
これはスパダリとやらに俺がなれば惚れてもらえるのでは?と邪な考えが頭をよぎった。

とりあえず優しくすればええんやろ。
そんなん俺にだって簡単にできる。

そんなこんなで俺のスパダリ計画は実行されたのだ。



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