つり目の生活
me

▽2023/06/08(Thu)

また、数ヶ月ぶりです
なかなかここに来れないな、仕事が忙しくて。
でもせっかくもう数年も続けているので、ここを潰したりは考えていない。
もし、まだ見てくれる人が居るのなら、たまに遊びに来てね

最後に何を書いたんだっけ、と思ったら親父が死んだことを書いたのが最後だった
もう半年経つのだね、月日が流れるのはあっという間だ

半年経って、少しは傷が癒えたかと思えば決してそうではなく、
あの頃の私は父が死んだということを認識しているようでできてなかった
と言うか、受け入れたら心が壊れてしまうと本能的に分かってたのかもしれない。
だから、あくまで理性的に、頭で認識だけしていて、受け入れてはいなかったのかもしれないと最近になって思う。
それくらい、この頃ようやく「もう二度と親父に会うことはできない」と受け入れつつあって、それがどうしようもなく寂しく感じることがある。

たまに、涙を流してしまう


そしてつい最近、親友を一人失くした。


今までの人生で最も心からぶちまけられる、心底信用していた奴だった。
素の自分で居られたし、あいつとは結構遊んだな。
旅もしたし、飲みにも行ったり、本当に楽しい時間を過ごさせてもらった。

でも最後、奴は上司にパワハラを受けて心を病んでいった。
そのせいで毎日電話で愚痴を吐かれ続けられたり、当たりが強くなったりもして
うんざりしてしまった私は、最終的に奴を見捨ててしまった。

喧嘩別れで結局彼は5月末で退職したらしい。

Twitterのアカウントも、LINEも、インスタも何もかも消えてしまった。
もう彼の生存確認をする術は無く、謝ることもできない。

今まで、最後に謝らなかったことで、せっかく大人になってから得たかけがえの無い親友を自分の意地で失ってしまったことに後悔をしていたが
最近はもう、失ったことにも慣れてあれは夢だったのではないか、と思うようになった。

大切な時間を、楽しかった思い出を「夢」として捨ててしまうのは勿体ないとも思うが、もうそう思うしかないのだ。

過去は美化される。
あの時間は鮮明に思い出せるし、美しく思い描いたとは思えないが、それでも確かに思えば後半の時間はただただ自分も辛く、ダメな方向に共依存していたこともあった。

きっと彼は新天地でも、まだパワハラや私とのことで受けた精神的な傷は癒えていないのだろう。
その状態で再会したとして、私が誠心誠意謝ってもまた同じような共倒れになってしまう。

きっと今は、会うべきではないのだろう。

縁があればまた巡り会うこともあるだろう、
それを気長に待つことにした。

今日は久々に昔住んでいた西川口に降り立ってみた。
夕暮れ時に合わせて、あの頃の街並みを歩いた。
昔住んでいたマンションを眺めたり、当時通っていた道を歩いたり。
5年振りに歩いたあの街は、何一つ変わってなかったな

コロナが落ち着いて、マスクを外して風の匂いを堪能する。
夕飯の匂い、夏の始まりの空気の匂い、誰かの家の風呂の匂い。

全てがあの頃のままで、郷愁に胸が詰まる。

あの頃使っていたスーパー、公園。
弓道場から、道着を着た人達が弓を射る。高校時代を思い出す

そして眩しいくらいの明るさを放つ、照明塔。
グラウンドを照らし、夜でもその明かりで賑わうテニスを楽しむ親子達。
子供を迎えに行く母親がちらほら、沢山の車が停まっている。

ああ、この光景、虎さんをこの人だと決めたあの日、あの葛西臨海公園で歩いたあの道の光景に似てるんだ。

そう思いながら、今まで思ったこともないことを頭に浮かべた。
「子どもが欲しいかもしれない」

最近本当に仕事に追われていて、すっかり心がすり減って、心療内科を受診しようかと思ったくらい疲れていた。

でも、この街を散歩して、正しく心が洗われた。
まだ、街を歩いて綺麗だと、まるで恋のように切なさを感じられる感受性は生きていたのだなと

そしてこの街に住んでいた時によく通っていたカフェに足を運んだ。

いつも頼んでいた定食を頼み、アイスキャラメルオレも頼んだ。
あの頃と変わらず、お父さんとお母さんが仲良く経営していた。
そして、変わらない味。
思わず泣きそうになった。

最後に紅茶のシフォンケーキを頼んで、お会計をした時、
それまで忙しくて素っ気なく感じたお母さんが「あら、さっきまで席でよく見えなかったけど、凄い美人さんなのね。また来てね」と言ってくれた。

そう、これなんだよな。
お母さんが、少しの隙間時間に話しかけてくれるこのカフェのアットホーム加減に、私は惹かれて来ていたんだった。

思わず、五年前よくここに来ていたんです、久々にこの街に降りたので、また来ようと思って……と話してしまった。

二人とも、そうなの!と喜んでくれて、「また来てね」と温かく見送ってくれた。
また来ます、と笑顔で返して、ホクホク顔で店を出る私

沢山の情緒を持ち帰り、電車に揺られて帰宅した。

また明日から仕事が始まる。
でも、いつもよりスッキリした気持ちで出勤できる。

明日もまた、頑張ろう。
また、この街に来よう。

そう思った夏が始まる少し前の、一日。







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