つり目の生活me
▽2020/05/25(Mon)
私は、もしかしたら違和感や相対性、もしくは反比例に美しさを感じる人間なのかもしれない
性的倒錯しているものが好きだ。
主に、軸(身体)は男性なのに、心は女性だったり、身に付けているものが女性性を表すものだったり
恋人はとてもとても美しい顔をしているのだけれど、非常に男性的でもあって、けど、僅かな女性的な美しさ(睫毛の長さだったり、目の切れの長さだったり、艶やかな唇だったり、鼻尖の尖った美しさだったり)も確かに兼ね備えていて、私は非常にそこが美しいと思うのです。
男性的だけではない美の有様と、ただただ均整の取れた顔立ち、否、容姿そのものが、尋常では無い程の美を放っている訳で
あんなにも美しい人の横に立っているのが私などでいいのかといつもいつも思ってしまう。
それ程までに、恋人は美人なのである。
無論、私も自分の全てが嫌いな訳では無いので、幾つか好きなパーツはある
脚線美ではある方だと思うし、指や腕など、所謂四肢の形や線は綺麗な方だと思う。
特に手の形は、女の割には筋張っていて、その癖指や爪は長く自分はかなり気に入っている。
顔は、眼には金を掛けたので当然綺麗なのだけれど、それ以外は好きじゃない
鼻も口も頬も歯並びも、目以外は全部気に食わない。だから化粧や角度の見せ方を研究する
そうでもしないと、それをしたって、あんなにも美しい恋人の横には釣り合わない。
あれだけ外見が綺麗な人だから、中身はどんなもんかと思ったら中身も外見に全くの釣り合いが取れすぎている人で、いい意味で辟易してしまう、
どれだけ私が頑張っても、この人には勝てない。一生敵わないだろうなと、膝が床に接着されたかのように離れない。
だから私は足掻くように、文を書く。せめて、自分の唯一の特技で、精一杯に美しい彼をさらに鮮やかに飾り立てる。彼を彩るこの文は、私だけの作品だ。
月や百合、紫の香などが似合うような、艶やかで麗しい恋人は、これから先ずっと私だけのものだ。
誰にも渡さない。
誰かに渡すくらいなら「全て無かったことにする」
息を飲むほどに、ただただ「美麗」という言葉が似合う男は今まで見た事がない
本来は女性に送るべき賛辞である事は分かっていても、それでも彼に送らざるを得ないのだ。
以前、カラオケボックスの中で口論をしたことがあった。怒った顔をしても、真っ直ぐにこちらを見つめる視線の鋭さがまた背筋が凍るほど美しくて、怒られても怒られても内容が入ってこない。被った帽子の鍔の影が、より一層彼の目元を引き立てており、嗚呼この人はこんなにも激怒していてすら、より一層美しさを増すのだなぁと、怒られながら思ったものだ。
勿論、聞いてはいるのだけれど
そんなこんなで、あまりにも恋人が美しいので、お化粧を少しばかり施したくなったのですが、許可を得られなかった……。残念無念。絶対綺麗なのに、
髭が無くなった恋人を見て、ふとそんな事を思い出したのでした。
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