つり目の生活me
▽2020/06/29(Mon)
とてつもなく、贅沢な暮らしだ
家具は殆ど全て理想の物で溢れ、囲まれて、部屋の雰囲気も広さも私には丁度いい。
今日はちゃんと昼前には起きて、二人で新居の初風呂を共にした 少し高めのシャンプーとコンディショナー、香りも仕上がりも段違いで驚いた。そしてそれらが入っている、あのクリアブルー達。昼間の風呂の青は、どうしてあんなにも爽やかなのだろう、そして、夏の匂いがするのだろう、
貰ったバスボムを入れて、二人で暑い暑いと言いながら風呂に入った。あのバスボムは香りがとても強くていい匂いなので、浴室が全てあの匂いで染まった。恋人が身体を洗っている間、のぼせそうになったので一旦浴室から出て身体を冷やしていたのだけど、全開にした窓から外の空気が流れ込んできて、その匂いは完全に昔の田舎のそれで、あぁ、あの街の匂いだ、と思った。
透明で、たっぷりとしたお湯と、空気。新しく買ったドライヤーの風も、硬くなくて、ゆったりと、たっぷりとした風だった。自然に吹かれているような、
煙草を吸うと、また煙は空へと溶けゆくのだけれど、その煙さえも愛おしい。そして何故だかこの街は、どうも懐かしさが過ぎるのだ。
恋人から、少し早めの誕生日プレゼントを貰った。とてもとても可愛らしい財布。そして非常に使いやすい。彼は類稀なるセンスの良さで、度々私を良い意味で驚かせてくれる
窓を開けて、煙草を吸う。恋人と一緒に煙草を吸う。彼は今日、窓の外をじっくり眺めて、「いいね」と感嘆していた。それがとても嬉しくて
「生活」が始まった。「生活」をしている。私の隣には、恋人が居る。私の家にも恋人が居る。すぐ傍に、必ず、そして毎日。もう別れなくていい、離れなくていいのだ。帰る家は同じだ。
顔を見る度に思ってしまう、あれだけ遠かったあの人が、あれだけ憧れの存在でしかなかったあの人が、私の手の届く筈もないと、遠くからでしか見れなかったあの人が、今私とひとつ屋根の下で暮らしている。生活をしている。私と同じベッドで眠っている
この街の懐かしさと、空があまりにも美しくて、夕暮れ時には溶けてしまいそうで、私は今正に理想の生活を手にしてしまった。幸せ過ぎて死んでしまうのではないかと思っている、
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