朝、テレビを点けたらニュースの特集コーナーだった。今日11月22日はいい夫婦の日だそうだ。まだ寝ているであろう鬼男の健やかそうな寝顔を思い出して思わずくすり。
今日のお夕飯はとびきりおいしいのを作ろう。わたしが一番出来るものを贈ろう。
夫婦円満の秘訣はなんだろうか。きっといっぱいいろんな話をするのがいいのかなぁ。
朝食を作り終えたわたしは寝室にいる鬼男を起こす。
「朝ですよー」
「………名前、おはよ」
「おはよ、朝食できたから食べよ?」
「うん」
ちょっととろんとした目をした鬼男は何度か目をパチクリさせてわたしと目を合わす。
毎朝こんな感じだけれど、寝室から出てくるころにはある程度すっきり目の覚めた鬼男が出てきてしまうので、ちょっとつまらない。
身仕度を整えてリビングに入ってきた鬼男は鞄の中身をチェックしている。今日も仕事大変なんだろうなあ。
「はいお弁当。ご飯冷めちゃうから早く食べて」
「うん」
程なくして、いただきますの声がする。
わたしはシンクで食器洗いをしていて、鬼男は朝食を食べている。いつもの朝の光景。
「いってきます」
「いってらっしゃい」
今日も彼は仕事へ行く。
さてさて、わたしも今日のお夕飯を考えよう。
あなたが帰ってくる頃にはとびきりのご飯でお出迎えしよう。
2011/11/24