星
「冬の夜空は綺麗なんだよ」
そう言って寒いから嫌だと嫌がるノートンを外に連れ出すジョゼフ
彼に促されるまましぶしぶ空を見上げる
雲ひとつない綺麗な空
そこに散らばる星
「わぁ………綺麗……」
「でしょ?」
さっきまて不機嫌だったノートンだが、目の前に広がる景色に夢中になっていた
そんなノートンが愛おしくてジョゼフは星ではなく彼の顔を見つめていた
連れてきてよかった、と思っていた彼の横でくしゅんっ、と小さいくしゃみ
「あぁ、すっかり冷えてしまったね、部屋に戻って温かい物を用意しよう」
まだ見ていたいが寒さには勝てない
大人しく部屋に戻る2人
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
部屋の暖房とジョゼフの淹れてくれたお茶ですぐに体は温まった
湯気の出るカップを眺めながら綺麗だったな、と先程の夜空を思い出すノートン
「今度は暖かい格好をして、ゆっくり見に行こうね」
「うん。ぁ、お茶もほしいな」
「じゃあ次はベランダで見ようか」
ここからでも綺麗に見えるのなら最初から教えてほしかった、と文句を言う
「ここじゃ見えない所もあるからね。360°、色んな角度で楽しむ方が綺麗だよ」
そう言って笑うジョゼフの顔もとても綺麗だ、と思うノートンだった
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