きっかけ
残ったサバイバーはノートンだけ
あれやこれやと頑張ったが今は風船に括られ運ばれている
ロケットチェアは少し遠いが足の速い彼相手には足掻いても無駄だと思い、無駄な抵抗はしないことにした
「諦めが早いね、さっきまでとは大違いだ」
運ぶのがラクで助かるけどね、とジョゼフは言う
「今更暴れてなにが変わるっていうんですか。逃がすつもりなんてないくせに」
「まぁね」
鼻歌交じりでロケットチェアまで歩くジョゼフ
たまたまチェアの近くにハッチ出現していた
「ねぇ、あそこから出たいかい?」
「はぁ……そりゃまぁ……でもそんなつもり微塵もないでしょう。いいからさっさと座らせてください」
つれないなぁ、とハッチの中を眺めるジョゼフ
「あ、でも……こっちの方が君にはいいかもね」
ジョゼフは意地の悪そうな顔でニタリと笑い、ノートンをハッチの中へ落とす
「ちょっ……!なんで……っ!」
「君の願いなんて叶えてやらないよ」
じゃあね
試合は引き分け
しかし勝負には負けた、そんな気分だ
悔しいノートンはその後、何度もジョゼフに再戦を求めた
「やぁ、こんにちは。今日も練習のお誘いかな?」
「えぇ、お願いします」
「はいはい。このお茶が終わるまで待ってておくれ」
君もどうだい?
ノートンが来ると分かっていたのか、用意されていた空のカップに茶を注ぎ、彼に座るよう促す
断る理由もないしむしろこちらがお願いしている側だから、と大人しく席につくノートン
ちょっとしたお茶会をした後、2人はカスタムルームへ消えていった
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