君を迎えに
「ただいま」
いつもなら帰ってくる返事が今日はない
疑問に思いながらリビングへ行くとそこには彼の作ってくれた夕飯と置き手紙があった
友人とご飯にいってきます
「あぁ、そうか……今日は遅くなると言っていたなぁ」
朝言われていたのをすっかり忘れていた
綺麗な字で丁寧に書かれた手紙を畳んで大事にカバンへ仕舞う
いつも捨てていいと言われるがこれがなかなか捨てられない
今から私の大切な宝物だ
後日劣化しないように保管しないと、と片手でスマホを使い必要なものを調べながら用意されたご飯を温める
よく見れば私の好きな物ばかりだ
「ふふ……愛されてるなぁ」
こんなことを目の前で言ったら叩かれるのだが今日はその本人が居ないので少し寂しく感じる
そのせいか、今彼の体温が恋しい
温めた夕飯を食べ終え、デザートは冷蔵庫へ入れる
「確か……駅のすぐ近くにあるバーと言っていたな」
迎えに行こう
上着を羽織り、愛しい恋人の元へ向かう
今日は星が綺麗だ
2人で見ながら帰ろう、そう思い車の鍵置いて歩き出した
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