テュオハリム夢主

ルトリシア・メルクーリ

ジャンル:テイルズオブアライズ
お相手 :テュオハリム
年齢  :24歳
身長  :163cm
人種  :レナ
ICV   :水樹奈々
武器  :ダガー
一人称 :わたくし

「わたくしは……やっと掴んだ幸せや自由を、取り上げられる世界であってはいけないと、思っております」

 テュオハリムの婚約者で、エリデ・メナンシアでは「領将夫人」とも言われているレナ人。
 名前が長いため、特に親しい人間からは「ルティ」と呼ばれることもあるが、愛称で呼ぶ人間はダナには降りてきていない。

 ダナ人にも対等に接する珍しいレナ人。ダナに降りる前はレネギスの教育を信じ切っていたために多少の差別意識があったが、レナ人との違いが衣装以外に見当たらなかったこと、レナの中でも虐げられていた側だった自分を必要としてくれたことに衝撃と感動を受けて以降は考えを改めた。

 レナ人に対しては穏やかでいつも優しげな笑顔を浮かべているが、そうすれば万事が穏便に済むからであり、それ以上の意図はない。相手の顔色を伺いながら生きているため、自分の気持ちや意見を口にすることもあまりないので必然的に口数が少なくなった。

 実家であるメルクーリ家は特段星霊力の高い家柄ではなく、身分としては中流階級ほどに位置している。星霊力は生まれつきの力であり本人の努力などではどうにもならないため、星霊力の高い家柄や領将が出た家の子ども、領将候補になった者との婚姻により地位を高めようとしていた。そのことから、レナ社会では「他人の力に寄生する愚かな家門」と言われ、煙たがられるようになった。
 ルトリシアも幼少期から「地位の高い家の人間と婚姻を結んだ際に困らないように」と、強制的に「夫人教育」なるものを受けさせられている。だが、そこで行われていたのは「教育」ではなくただの「虐待」に近く、両親や使用人からのダブルバインドや必要以上の体罰などで心が疲弊し、今の性格が形成された。
 欲しいものを与えられたあとに手ひどく罵倒され、最終的に与えられたものを取り上げられるということを何度も経験したため、何かを与えられることにひどく臆病。またすべて取り上げられるのではと毎日怯えている。
 幼少期、母親にみっともないと言われたことから、自分の頑張りを誰かに言ってはいけないと思っている。

 テュオハリムとの婚約については、彼が領将候補に選ばれた際にメルクーリ家側が強く推していた。しかし星霊力の高い家柄ではないことを理由にしてイルルケリス家は渋っており、テュオハリムにもその気はなかった。だが、一回目の見合いの席で、ルトリシアがテュオハリムの「星霊力」ではなく「音楽」を褒めたことで彼が考えを変え、晴れて婚約者となった。