山本武、沢田綱吉夢主

フェーデ

ジャンル:家庭教師ヒットマンREBORN!
お相手 :山本武(恋愛)、沢田綱吉(家族)
年齢  :10歳→20歳(10年後)
身長  :137cm→147cm(10年後)
ICV   :名塚佳織
武器  :短刀と長刀の二刀流
死ぬ気の炎(10年後):雨
一人称 :わたし
所属  :ヴァリアー→ボンゴレファミリー(独立暗殺部隊から母体ファミリーへ)

「……わたしは、ボンゴレ10代目が所有すべき【物】。今の正当な後継者は沢田綱吉、あなただから……わたしはあなたの【物】になります」

 ボンゴレの独立暗殺部隊ヴァリアーに所属している少女で、XANXUSとルッスーリアを除くヴァリアーの面々からは「お嬢」と呼ばれる。XANXUSには名前を呼ばれたことはおろか呼ばれるという行為自体が数えるほどしかない。ルッスーリアには「フェーデちゃん」と呼ばれている。

 ヴァリアーの度を越えた暴力と恐怖、矛盾した言動により心を閉ざしてしまい、無口で無表情な少女になってしまっている。許可が下りないと何事も行動に移せなくなっており、食事や睡眠すらも命令がないと摂らない。口を開くと(必ずではないものの)殴られていたため、どんな場面でもまず黙っていることが最適解だと思っている。

 ヴァリアーのボスおよび「正当な次期ボンゴレ10代目の女」として常にXANXUSの傍に置かれているが、実際は「道具にすらならない【物】」として扱われている。XANXUSやスクアーロから彼女に対して出している命令は「殺さないこと」の一点のみで、殺しさえしなければどう扱ってもいいというのがXANXUSを含めたヴァリアー幹部の認識。実際にベルフェゴールの「遊び」に付き合わされて無数の怪我を負ったり、当のXANXUSにも暴力を振るわれたりなどされるのが日常になっている。
 ルッスーリアは彼女に親身になってくれており、食事を与えたりヴァリアーたちにつけられた傷の処置をしたりなど彼女の面倒を見ていた。スクアーロも「女子供になんか手ェ出すかよ」とのことで、彼女には絶対に手をあげなかった。

 イタリアの貧民街産まれ。死ぬ気の炎は発現しなかったが瞳の色が9代目に似ていたため、それに一縷の望みをかけた母親に引き合わされ、そのまま9代目に引き取られたというXANXUSと同じ生い立ちを持つ。
 これが揺りかごの直前のことであり、その情報を掴んだヴァリアーは計画に彼女の拉致も目的に入れていた。9代目の暗殺は失敗したが拉致には成功しており、それから8年間ヴァリアー内で育てられることになる。

 リング争奪戦後は「彼女が争奪戦中に何かをしたわけではない」「ヴァリアーの捕虜だった」という理由から無罪放免。一命を取り留めた9代目と家光の計らいにより沢田家に居候することになった。この8年間で、ヴァリアーが彼女にかけた洗脳や呪いを解けとリボーンから指示を受けた綱吉とともに生活していく。

 「未来編」での10年後ではボンゴレ]世ファミリーの一員として戦っていたが、ボンゴレ狩りに遭い死亡。その前には雨の守護者となっていた山本と籍を入れており、お揃いのペアリングを買ったばかりだった。

 名前はイタリア語で「信仰」を意味する語。元は(母親の)「9代目への信仰」を示す名前だったが、ヴァリアーに拉致されてからは「XANXUSへの信仰」という意味に書き換えられた。