※蛇足です。シナリオを遊ぶ分には特筆して必要な情報でもありません。
作成に当たりどんなモチーフを意識したかなど裏設定をここに記載いたします。
GMもしくはプレイ後のPLにお楽しみいただけましたら幸いです。

◆レッドブランチ・スクール版
レッドブランチ・スクールの設定が好きすぎて裏で作っていたりもしました。
実験室程度でしか使用されない場所に残された旧図書館。これでバッチリだと思います。
その場合は、新入生ではなく、学校に馴染んだ上級生というのが良いかと思います。
本シナリオの難易度を鑑みても、1度遊んだシフターとバインダーを使用して遊ぶことも楽しいかもしれません。


◆シナリオの流れ
察しの良い方はお気づきかと思いますが、物語を駆け抜けるシナリオです。

異界深度7までは姿の断定されない物語へ、より不確実な物語へとPC達は足を進めていきます。
*参考
異界深度5:『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル、『ヘンゼルとグレーテル』グリム童話
異界深度6:『ノアの箱舟』
異界深度7:『楽園追放』『アダムとイヴ』

どんどんと深くなるにつれて<異界>は焦り始めます。
どうして出て行こうとするの、どうして置いていってしまうの。
そんな思いが生み出したのが「思考の海」でした。

「思考の海」では、バインダーひいてはシフターの脳に直接言葉を投げかけ、
前に進む足を引き留めようとするのです。

成功ないしは失敗しながらも前へ前へと進むPC達はやがて異界深度9へとたどりつきます。
そこには、物語の追いつかなくなった「真っ白なページ」があるのでした。
真っ白なページはなけなしの言葉を紡いで貴方達を追いかけます。
置いていかないで。一人にしないで。そうして、PC達に直接的な異界化(変異)を与えて引き留めようとするのでした。

物語の果てはThe ENDです。
ですから、これ以上物語が紡げないよう、破れたページが二人の前に訪れるのです。
そうして、二人は<異界>という物語を読み解き、現実へと帰還するのでした。


◆もっと語りたかった裏設定
「異界深度5について」
アリスひいてはグリム童話というのはよく創作のモチーフにも使用されるように、解釈の幅が広い物語です。
そして、「彷徨い歩く」という観点も本シナリオとイメージが一致して使用したものでした。
*後日このシナリオを回している段階で、「親指姫」の観点もあると知りました。盲点でした笑
ただ、物語を一つに断定しないことにも理由があります。
それこそが「これが一つの物語」をなぞる作品にしたくなかったというものでした。
ですので、異界深度5については、異界という異質な場所に入ってきてしまった不気味で不思議な描写を多くしていただくと深みが出るかなあなんて思いながらつくったものです。

「異界深度5から7への遷移」
異界深度5から7にかけては、どんどんと解釈の幅が広く不確定な物語へと移行していきます。
この過程で、とにかく意識したことは「シフターとバインダー」が主人公であり、
二人が紡ぐストーリーが物語の軸となる描写ができることです。


◆本シナリオでの関係性について
今回のシナリオは「古びた図書館」から始まります。
「昔の状態を知っている」ことがキーとなる描写でした。
よって、古くからの知人という設定を基本に据えシナリオを作成しました。

とは言え、これ一辺倒ではなく、
例えば「現在恋人の二人が、片方の思い出巡りのため訪れた」
「三日月財団の関係者がここに訪れた」などでも面白いと思います。
そのあたりは是非皆様で改変してお楽しみいただければうれしいです。


取り急ぎ今書きたかった内容は記載しました。
裏設定なので、思い出したら追記するかもしれません。
遊んでくださった方はありがとうございました。
皆様が素敵なTRPGライフを送れるよう願いを込めて、この辺で。