Have you got the
guts to die?






「…ふ♥…ぅ♥」

びくん、とウィスタリアの体が跳ねる。
太ももと脛をテープで何重にも固定され脚を閉じることが叶わない。両腕も頭上で縛り上げられており、痙攣に合わせてぎちりと音を鳴らした。

「んっ……う♥」

ウィスタリアの瞳には涙が浮かぶ。
同じようにテープで塞がれた口からはくぐもった声が漏れた。
ウィスタリアの後孔からは機械音と共に振動するバイブが挿入されている。その刺激から少しでも逃れようと身をよじるたび、より深くまで挿入ってしまう。

「ん…く♥…ふ、うっ…♥」

大小様々な突起がついたバイブは容赦なくウィスタリアの中を犯している。ちょうど前立腺にぶつかる位置に設置されたそれは一定のリズムを保ちながら震えていた。刺激され続けたそこは主張するように膨らんでおり、余計に快感を拾ってしまう。

「んッ♥♥う…ッ♥…ッ♥♥ぅ゛…、ッうう゛……♥」

腰を揺らすたびに中に入った玩具がごつごつと内壁に当たる。敏感な部分を擦られる度に甘い痺れを感じてしまう。
声をあげられればまだ気が紛れるのだろうか。しかし、口を封じられた状態ではそれすらも許されない。

「ん……♥うぅ…♥」

ウィスタリアの体は長らく快楽から逃れられずにいる。
熱に浮かされたように息が上がり、白い頬は紅潮している。目尻には生理的な涙を浮かべており、ふるふると首を横に振っていた。

「気持ちよさそうだね?」

男の声が聞こえてくる。
この男は確か、今回のターゲットだったはずだ。
恐らく自分は下手を打った。何かを撃ち込まれたと思ったら、体から力が抜けたのだ。
​​──そして今に至る。

「ん…ぅ……う…♥」

アルカディアが首を振るよりも早く、男はバイブを掴むと勢いよく引き抜いた。

「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!♥♥♥」

ずるっと一気に引き抜かれた衝撃で目の前が真っ白になる。
全身に電流が流れたような感覚に襲われ、ウィスタリアは大きく仰け反ると体を震わせた。
絶頂を迎えたペニスの先端からは精液が流れ出ている。射精してもなお、体の疼きは治まることを知らない。

「まだお楽しみはこれからだよ」

男はそう言うと同時に再びバイブを挿入する。
ごりごりとしこりを抉りながら奥まで突き込まれ、達したばかりの体に新たな刺激を与えられてはびくりと体が反応してしまう。

「ん゛♥​​──ッう゛…♥♥ん、ぐッ♥♥うっ♥♥んん♥♥ふッ……♥♥ぅっ♥」

「これくらいじゃ満足できないかな?」

男はスイッチを入れるとバイブの動きを強くした。途端に振動が激しくなり、ウィスタリアの体が大きく跳ね上がる。

「ん♥♥んうううっ♥♥んぐっ♥♥う゛♥んっ♥♥♥ふう゛♥♥」

激しく振動しながら肉壁を押し広げていく。弱い部分ばかり責め立てられ、思考がどろりと溶けてしまいそうになる。
このままではおかしくなってしまう。
ウィスタリアは必死になって頭を左右に振る。

「やめてほしいの?」

男はニヤリと笑うとバイブをギリギリまで引き抜き、また押し込むという動作を繰り返した。

「んっ♥♥んん♥♥ん゛♥♥んっ♥♥んうううっ♥♥♥んっ♥♥んぐっ♥♥」

抜き差しされる度に強い刺激に襲われる。
ウィスタリアは腰を突き出しくぐもった喘ぎ声をあげながら悶えた。

「ほら、気持ちいい、気持ちいい」

男はわざとらしくバイブを小刻みに動かし始める。

「ん♥♥んぐっ♥♥♥…うっ♥♥んんっ♥♥んっ♥♥んうっ♥♥んんんんっ♥♥♥」

激しいピストン運動に加え、ぐりぐりとしこりに強く押し付けられてしまえばひとたまりもない。
先程達したばかりの体は簡単に快楽へと堕ちてしまう。

「んっ…うう…♥♥んぐっ♥♥うっ…うう……♥♥」

ウィスタリアはがくがくと腰を突き出し、びくんと大きく痙攣すると再び果ててしまった。

「はは、イっちゃった」

男は笑いながらバイブを引き抜く。
ようやく解放されると安堵するのも束の間、今度は別の物があてがわれたことに気付いてしまう。

「ん…っ♥♥ん…♥♥」

「すぐにもっと良くしてあげるよ」

つぷり、と音を立ててそれは挿入された。

「ん……ッ♥♥んん…ッ♥♥」

先程のバイブよりも小さく丸いもの。カチリ男が伸びたコードの先でスイッチを入れれば、ぶるぶると振動した。

「さっきよりは楽だろ?」

「ふ…ぅ…♥♥……う……♥」

ウィスタリアの中に入れられたのはローターだった。
微弱な刺激ではあるが、それでも敏感になった内壁には十分すぎるほどの快感を与えてくれる。

「ん…ッ♥♥ん…♥♥」

ぴくぴくと震えるウィスタリアの後孔に、さらにもう一個追加された。

「んぐっ!?♥♥」

ずっぽりと奥まで埋め込まれ、中で暴れまわっている。

「んっ♥♥んん〜っ♥♥」

ぐい、っと指で奥へ押し込まれ2つのローターがぶつかり合う。
あまりの激しさに目の前がチカチカと点滅していた。

「ぅ……う゛♥♥♥♥んっ…ッ♥♥♥」

「まだまだあるぞ?全部入るかなぁ」

男は3つ目のローターを挿入した。
中で3つのローターが動き回る。

「〜〜ッ!!♥♥♥」

「どう?これで3つだ。まだ余裕があるかな?」

「う♥♥う♥♥♥んぐっ……♥♥」

3つ目が入ると流石に苦しいのか、ウィスタリアの顔が苦痛に歪む。

「そんな顔しないでくれよ。興奮しちゃうだろう」

男はそう言うと、4つ目のローターを手に取った。

「う♥♥う♥♥♥…う♥♥」

無理矢理押し込められたローターは今にも溢れ出してしまいそうだ。

「よし、あと一つで全部入りそうか」

男はそう言うと最後の1つを後孔に押し当てた。ごりごりと容赦なく奥まで押し込まれていく感覚に身悶える。

「……ッ!!んぐっ…ッ♥♥ん♥♥んぐううッ♥♥♥んっ……♥♥んうっ…ッ♥♥」

腸内で暴発するローターたちに、息つく暇もなく次の絶頂を迎えてしまう。
アルカディアはテープで塞がれた口で懸命に呼吸をしながら体を震わせた。

「まだ始まったばかりだよ?」

男はニヤリと笑うと、次の玩具を取り出した。

「……ッ♥♥♥♥」

ウィスタリアの目は大きく見開かれる。
男の手には先程のものよりも太く大きなバイブが握られていた。

「これで最後にしようか。頑張って飲み込んでね」

男はそう言うと、ローターが入っていることなどお構い無しにゆっくりとバイブを押し込んでいく。

「う ♥♥ううっ♥♥う ♥♥」

太い先端が入ってくるだけでも圧迫感が強い。
がくがくとウィスタリアの腰が跳ねる。

「んっ……♥♥んううっ…♥♥」

ウィスタリアは苦しそうな声を上げる。しかし、男は手を休めることなく更に深く押し込んできた。

「んぐっ…♥♥んんっ…♥♥」

「ほら、頑張って」

「ううっ……♥♥う♥♥うっ……♥♥」

一番太い部分を飲み込むと、間髪入れず男は一気に引き抜いた。がくんッとウィスタリアの体が震える。

「んっ…♥♥んうっ…♥♥」

引き抜かれたことで中の圧迫感が少しだけ楽になるも、またすぐに挿入されてしまう。

「うっ…♥♥んぐっ……♥♥」

「ほら、どんどん入ってく」

男は楽しげに笑いながらバイブを挿入していく。
バイブの先端がこんこんとローターを奥に押し込み、最奥をぐりぐりと刺激される。

「うっ……うっ…ううっ…♥♥んううっ…♥♥んうっ…♥♥」

「さすがにきついかな?」

「んっ…ううっ…♥♥」

男はバイブを勢いよく抜き差しし始めた。
穴の縁がめくれあがりそうなほど激しく抜き差しされ、ぱちぱちと視界で火花が散る。

「んううううっ♥♥♥♥」

突然の激しいピストン運動にウィスタリアの体はびくんと跳ね上がる。

「お、良い反応」

男は楽しそうに笑いながら激しく抽挿を繰り返す。

「んっ…♥♥んぐっ…♥♥」

激しい抽挿にごつごつとローターが奥へ奥へ移動し、その度に電流のような快感に襲われる。

「うっ…ううっ…う…♥♥♥」

「物足りないって?」

男はバイブを縁まで抜くと、再び強く押し込んだ。ごりゅん、とローターが最奥を抉る。

「ううっ♥♥♥うううッ♥♥♥♥」

やがて一つ目のローターが結腸口へ到達した。

「うッ……♥♥♥♥」

ウィスタリアの息が詰まる。ぐりぐりと結腸口に押し付けられたローターはついに、つるりと結腸へ侵入した。

「〜〜〜〜〜〜ッッッ♥♥♥♥」

びくびくびくッとウィスタリアの体が激しく痙攣する。脚を閉じようとしても拘束されているせいで動かせもしない。
ウィスタリアの痙攣に合わせてベッドがぎしぎしと音を立てる。

「ここが好きなのかな?」

男はそう言うと、何度もバイブを出し入れして残りのローターを結腸内へ押し込もうとする。

「うっ…♥♥♥♥ううっ…♥♥♥♥」

「気持ちいいんだ?」

「んうぅっ…うっ……♥♥♥♥」

「答えられない?じゃあもっと良くしてあげないと」

ごつごつとローターで結腸内を突き上げられる。2つ目のローターもずるりと入り込み、結腸をめちゃくちゃに揺らされる快感にウィスタリアはがくんがくんと腰を振り乱した。

「んぐぅっ♥♥♥♥ん、ぅぅぅっ♥♥♥♥」

「どう?」

「う、ぅぅぅっ♥♥♥♥」

男は一際奥を目掛けてバイブを突き込むと、カチリとスイッチを入れた。

「う!?♥♥♥♥う、ぅ!♥♥♥♥う!♥♥♥♥」

バイブが振動を始めると、がちがちと音を立てさらにローターが激しく震え上がる。
何度も意識を失いそうになるも、その度に激しい快感がウィスタリアを覚醒させる。

「ふっ…うっ…♥♥♥♥ううっ…♥♥♥♥」

ウィスタリアの体ががくがくと震え、受け止めきれない快感を生む。
ローターはぎゅうぎゅうと奥に押し込まれ、結腸を容赦なく突き上げる。

「うぐっ…んうっ…ううっ……♥♥♥♥」

ウィスタリアは体を震わせながら懸命に耐えていた。
内部の隅から隅まで振動させられ、気が狂いそうになるほどの快楽に襲われる。
がくがくと跳ねるウィスタリアの体を、男はうっとりと眺めながら楽しそうに笑う。

「んっ…うっ…うっ…ううっ……♥♥♥♥」

「ほらイッちゃうイッちゃう」

「うっ…ううっ……♥♥♥♥」

「イけイけ」

「んっ……んう、ふううッ…♥♥♥♥」

ウィスタリアの体が弓なりにしなると、白濁液が何度かに分けて吐き出された。

「う……ッ…ううっ…う…ッ……♥♥♥♥」

びくんびくんと体を跳ねさせ、絶頂を迎えたウィスタリアは虚ろな瞳をしていた。
ウィスタリアの顔を覗き込んだ男は、ひらひらと眼前で手を振った。

「まだ終わりじゃないよ」

男はそう言うと、バイブをゆっくりと抜き取り、次の玩具を手に取った。

「……ッ!」

ウィスタリアの顔が恐怖に染まる。
男が手にしていたのは電動マッサージ器だった。

「これなら君も満足できるだろう」

男はそう言うと、ウィスタリアの後孔へ押し当てた。

「ん、んんっ!!」

ウィスタリアは激しく首を横に振った。
そんなもので中を掻き回されては壊れてしまいそうだ。
しかし、男は構わず機械を押し付けた。
ヴーーンという低い音が響く。

「んん、んんっ!!」

ウィスタリアの体が仰け反りガクガクと震え始めた。

「んっ…んんっ…んんんっ!!♥♥♥♥」

凄まじい振動が中に入っているローターに伝わり、とてつもなく激しい刺激を生み出す。
ウィスタリアはもう、仰け反ったまま戻って来れない。

「ん、んん…ぅっ♥♥♥♥んんっ♥♥♥♥」

ウィスタリアの口から悲鳴が漏れ出る。

「気持ちいいかい?」

男はそう言いながらウィスタリアの秘部へ手を伸ばす。

「んんっ!?♥♥♥♥」

男はウィスタリアのペニスを掴むと、乱暴に扱き出した。

「んっ…んんっ…んっ…♥♥♥♥」

「こんなに硬くしちゃって……」

亀頭をぐりぐりと指先で擦り付けられ、ウィスタリアは痙攣したまま体を捩って逃げようとするが、腰を掴まれ引き寄せられる。

「んっ…んっ…ん、くっ…♥♥♥♥」

「こっちも一緒に可愛がってあげる」

今度はウィスタリアの乳首へ手を伸ばす。
するすると周りを撫で回され、じわりととそこから快感が生まれる。

「んうっ!♥♥♥♥」

そして両方の突起を同時に摘まれ、ウィスタリアはビクンと大きく反応した。

「ふっ…う…うう……♥♥♥♥」

「もう我慢できないんだね」

「う……ッ…んううっ…♥♥♥」

「良いよ、いっぱい出して」

「う…ッ…ううっ…ふ…う……ッ…♥♥♥♥」

「ほらイけ、淫乱」

「う…ッ…んううッ…う…ッ…ん♥♥♥♥」

ウィスタリアの体が小刻みに痙攣する。
体のあちこちを同時に責められ、耐えられるわけもなかった。男の指が乳首をぐりぐりと押し潰す。

「イけ」

「う…ッ…ふううっ…う…ッ……♥♥♥♥」

「イけっ」

「うッ……んぅうッ♥♥♥♥」

やがてウィスタリアがびゅくびゅくと勢いよく精液を放つ。

「んっ……うっ…ううっ…♥♥♥♥」

がくがくとウィスタリアの体が震え続け、大量の精液が吐き出されていく。
浅い息を繰り返し、ぼんやりと虚空を見つめながら絶頂の余韻に浸る。

「うっ…んうっ……う…ッ…♥♥♥♥」

「たくさん出たねぇ」

男はそう言うと、ウィスタリアの胸元に飛び散った白濁液をすくい上げ、ぺろりと舐め上げた。

「うん、美味しい」

男は微笑むと、ウィスタリアの後孔に押し付けていたマッサージ機を離す。

「うっ…んうっ…う……ッ……♥♥♥♥」

強烈な振動からようやく解放された後孔はじんじんと熱を持っている。ウィスタリアの体は未だ震え続け、かくかくと揺れる腰を制御できない。

「可愛いなぁ…」

男は恍惚の表情を浮かべながらウィスタリアの下腹部に手を当てた。

「さて、次はここだ」

男はそのまま、ウィスタリアの腹をぐっと押し込んだ。

「うっ……!?」

ローターが入っている場所を強く押され、ウィスタリアは目を見開く。

「苦しい?でも、すぐに良くなるから」

再び下腹部を押し込まれ、外から結腸を刺激される。中のローターが一際強く振動した。

「うっ…う…!?♥」

ウィスタリアは思わず苦しげな表情を浮かべた。
快感が強すぎる。正気が保てなくなってきている。力なく首を振るが、男にはなんの効果も無い。

「ほら、もっと押してあげようか?」

男は更に強く押し込み、ローターを奥へ奥へと押し込んでいく。

「うっ!♥♥♥♥ううっ!♥♥♥♥」

ごつんとローター同士がぶつかり合い、ウィスタリアは体を跳ねさせた。中で激しい音を立てながら暴れ回るローターは、ウィスタリアのことなんてお構い無しだ。

「あはは、ぶつかったみたいだね」

「うっ!♥♥♥♥ううっ!♥♥♥♥」

ウィスタリアは涙を流しながら首を横に振った。
せめてローターのスイッチを切って欲しい、そんな思いを込めて男を見上げるが彼は楽しそうに笑うだけだ。
男はウィスタリアの体を引き起こし、そのまま自分の膝の上に座らせた。

「うっ……ぅ…?」

頭上で拘束しているウィスタリアの腕を男は自身の首に掛け、ぎゅっと抱きつくような体勢を取らせる。

「大丈夫だよ、すぐ終わるから」

男はそう言うと、ウィスタリアの尻を掴み、後孔を割り開いた。

「うっ……!」

ウィスタリアは顔をしかめる。
男はマッサージ器の先端をそこに押し当てた。
ヴーーンという低い音が響き渡る。

「ふっ……うっ……♥」

ウィスタリアの体がぶるりと震える。
ふるふると首を振り逃げようと体を捻じる。

「怖がらないで、気持ち良くしてあげるだけだよ」

男はさらにウィスタリアの後孔へ押し当てる。
ぐっ、ぐっと押し付けられ、ひくつく後孔がぱくりとマッサージ機の先端を食んだ。

「んんっ…!♥♥♥♥」

「ほら、もうちょっとだから」

「うっ……!♥♥♥♥」

「そうそう、上手」

「んぅうっ…!♥♥♥♥」

「入った」

「んんっ……!♥♥♥♥」

「はい、全部飲み込めたね」

マッサージ機の先端が入り込んだウィスタリアの後孔の周辺をするすると撫で回される。こんな柔い刺激ですら、今のウィスタリアには過剰すぎる刺激へと変わる。

「うっ……!♥♥♥♥」

「どうしたのかな?」

「うっ…うっ…♥♥♥♥」

男はマッサージ機の持ち手を掴み、ゆっくりと上下に動かし始めた。

「んっ…!?!?!?♥♥♥♥」

ウィスタリアの体が仰け反り、ガクンガクンと震え出す。大きなマッサージ機を詰め込まれただけでも苦しいのに、それを抜き差しなんてされてしまえばウィスタリアは仰け反ったまま戻って来れない。

「おや、何か感じたかい?」

「んっ……!んっ…!♥♥♥♥」

「まさかもうイッちゃった?」

「うっ……!ふうっ…♥♥♥♥」

「ははは、これは凄いな」

男は笑うと、そのまま激しく手を動かし出した。
ぐぷぐぷと音を鳴らしながら内部を上下に移動するマッサージ機。

「うっ!!♥♥♥♥うっ!!!♥♥♥♥」

ウィスタリアは声にならない悲鳴を上げ、全身を大きく痙攣させる。男の首に腕を引っ掛けられているせいで、どれだけ仰け反っても逃げられない。

「そんなに締め付けたら壊れちゃうよ」

男はウィスタリアの乱れ様にくすくすと笑っている。

「うっ…!うっ…!ううっ……!♥♥♥♥」

ウィスタリアは懸命に堪えようとするが、体は正直に反応してしまう。
中を刺激されるのがどうしようもなく気持ちいい。

「我慢しない方がいいよ」

マッサージ機はウィスタリアの最奥を一気に突き上げた。

「んんっ!!!♥♥♥♥」

「ほら、イキなよ」

「うッ……!ううッ……!♥♥♥♥」

「ほらほらほら」

「うッ……!んんんッ!♥♥♥♥」

男は容赦なく責め立ててくる。
ウィスタリアの体は絶頂を前にしてがくがくと震え続ける。
ごんごんと突き上げられ、ローターを押し込まれ、結腸を揺らされ、ウィスタリアの体は限界を迎えていた。

「ほら、イけ」

「うッ……!んううッ!うッ!♥♥♥♥」

「イけ」

「うッ…!ううッ!んうッ!ん、うッ!うッ!♥♥♥♥」

びくんと大きく跳ね上がって、ウィスタリアはびゅくびゅくと大量の精液を吐き出す。
とろとろと吐き出し続けているせいで、ずっと絶頂が続いているかのような感覚だ。

「まだ終わらないからね」

男はそう言うと、ウィスタリアの体を再びベッドへと横たえた。
もう何度イッたか分からない。
この蹂躙がいつ終わるのかも。
ウィスタリアは涙を浮かべながら、ただ快楽を耐えていた。

「うっ……うっ…」

ウィスタリアは弱々しく首を振る。
どこも満足に動かせなくて、止めてもらう術もない。

「もう限界?でもまだまだだよ」

男はそう言って微笑んで、ウィスタリアの胸元をするするとなで上げる。

「うっ……」

「いっぱい触ってあげるからね」

ウィスタリアの乳首を摘み上げ、くりくりといじり回される。もうどこを触られても気持ちいい。どこもかしこも感じる快感が強すぎる。

「んうっ…♥」

「ほら、気持ちいい?」

ぐりぐりと押し潰し、引っ張り上げられる。
もうびくびくと体を震わせることしかできない。

「うっ……!んうっ…う…♥」

「感じやすいねぇ」

男はもう片方の手で反対側も弄り始める。
両方の突起を同時に刺激され、ウィスタリアの体がビクリと跳ね上がる。

「ふっ…♥うっ……♥」

ウィスタリアは必死に体を捩って抵抗するが、力が抜けてほとんど動かない体では男の手を振り払うこともできない。

「ほら、もっと気持ちよくなって」

二つの突起を指先で転がし、揉み込むように胸元をわしづかまれる。

「んうっ…ぅうっ……♥」

「可愛い」

片方を口に含まれ、ころりと舌で舐め回される。指よりも優しい感覚に、ぞわぞわと快感が体を駆け巡った。

「んっ……う…♥」

「美味しい」

「うっ……♥」

「こっちも可愛がってあげようね」

男は乳首から口を離し、もう一方の突起に吸い付いた。

「うっ……♥」

「甘いね」

舌で転がした後、歯を立て、強く噛みつかれる。
鋭い痛みに、ウィスタリアはびくんと体を跳ねさせ震わせる。
男は「痛かった?」なんて呑気に言いながら、優しくそこを撫でてくる。すっかり敏感になったそこは、撫でられるだけで芯を固くして震えている。

「う、うっ…♥」

「ごめんね、もう噛まないよ」

再び乳首を指で責め立てられる。
ちかちかと視界が瞬いて、かくかくと腰が震え始めた。

「うっ!♥♥♥♥んっ!♥♥♥♥」

「ほら、またイきそうだろ?」

「うっ!♥♥♥♥うっ!♥♥♥♥」

「ほら、イけ」

「うっ!♥♥んんっ♥♥ううっ♥♥♥♥」

「ほら、」

「うっ!♥♥♥ふううっ!♥♥♥♥」

「ほら、イけっ」

「んうっ!♥♥♥んううっ!♥♥♥♥」

びゅくびゅくと色の薄くなった精液が飛び出し、男の手に降りかかる。触れられずに迎える絶頂は余韻が長い。かくんかくんと腰が前後に跳ねる。

「あーあ、汚れちゃった」

男は手にかかった白濁液をぺろりと舐めた。
味わうように何度も自身の指を舐めしゃぶる。

「ふっ……う、ぅっ……♥♥♥♥」

ウィスタリアはぐったりとしながら荒い呼吸を繰り返している。最早意識も飛びかけていて、仰け反った体を硬直させていた。

「もう力抜けちゃったね、」

男はどこからかハサミを取り出すと、ウィスタリアを拘束していた手足のテープを切っていく。

「うっ……♥♥♥♥」

ウィスタリアは解放されたものの、体に力が入らないようだ。長らく上げたままだった腕は固まってしまったかのように動かない。開きっぱなしだった足はがくがくと震え、力無く投げ出された。

「じゃあそろそろ本番いこうかな」

男はそう言って笑うと、自身のベルトに手をかけた。

「ぅっ…」

ウィスタリアはほとんど意識を飛ばしながらも、ずりずりとベッドの上を後ずさる。

「大丈夫だよ、怖くないから」

男は笑いながらズボンを脱ぎ捨てた。そして自分のモノをウィスタリアへ見せつけるようにして扱き出す。

「…ん…ぅ…」

目の前が霞んで見えない。ウィスタリアの頭の中で何かが崩れていくような音が響く。

「ほら、見えるかい?」

男がそう言うと同時に、熱くて固いものが頬に押し付けられた。
その感触を嫌でも感じさせられる。
逃げたい。でも、体はもう動かない。

「……う…」

「君のせいだからね」

ウィスタリアの顔に擦り付け、快感を得ているのか男の呼吸が荒くなっていく。

「うっ…うっ……」

「ほら、ちゃんと見て」

「んうっ…うぅっ…」

「君のせいでこんなになってるんだよ」

「んっ…んうっ…」

抵抗したいのに、もう拘束されていないのに、体が動かない。

「(もう、無理だ)」

ウィスタリアは諦めて目を閉じようとした。だがそれは許されなかった。
男の手が伸びてきて、両瞼を押し開くように押さえつけられる。
視界いっぱいに広がる赤黒いソレは、とてもグロテスクだった。

「んうっ……うっ…」

ウィスタリアは懸命に首を振るが、押さえつけられた頭はまともに動かせもしなかった。

「そんなことしたらダメだよ」

男は再びウィスタリアの鼻先へ先端を突きつけた。

「ほら、しっかり見なきゃ」

「うっ……うっ……」

焦点が合わない。体はがくがくと震えている。息を吸いたくても、口にはテープが貼られていて苦しい。腕はもう拘束されていないのに、剥がすという選択肢なんて今のウィスタリアには考えつかなかった。
ずりずりと擦り付けられて、ウィスタリアの顔中がべたべたと汚れていく。

「今からこれが君のナカへ入るんだ」

男はうっとりとウィスタリアの下腹部を撫でる。

「んっ……!?」

「ほら、ここに僕のが入るよ」

男はそこをトントンと軽く叩く。中に入ったままのローターが刺激されて、がくがくと痙攣した。

「んんっ……!?」

「嬉しいだろう?」

「んっ!…ん!」

「ほら、想像しなさい」

下腹部をゆるゆると撫でられ、嫌でも意識してしまう。

「うっ……うっ…!」

「ほら、分かる?この辺りまで入るよ。この、ローターの部分」

男はそう言いながら、今度は少しだけ強く腹を押し込んだ。ローターが中でぎちりと音を立てた気がした。

「うっ…!」

「凄いだろ?」

「ふっ…うっ……」

「ねぇ、欲しい?」

男の手はウィスタリアの頬へ移動する。ウィスタリアを汚した先走りを塗りつけるように、ぐりぐりと親指を擦り付ける。

「うっ……うっ…」

「ねえ」

男はウィスタリアの顎を掴み、強引に上向かせた。

「うっ……!」

「頷くだけだよ、簡単だ」

ゆっくりとウィスタリアの中に挿入したままのマッサージ機を奥へ押し込んでいく。

「んうっ…ううっ……!うっ…!♥♥♥♥」

「ほら、ほら、ほら」

男は笑いながら、さらに奥をごつごつと叩く。
ローター同士がぶつかり合って、また絶頂の予感がする。

「んっ!♥♥…う♥♥んんっ!♥♥♥♥」

「ほら、ほら」

「うっ!♥♥んんっ!♥♥♥んっ♥♥♥♥んんぅ!♥♥♥♥」

がくがくと体が痙攣する。
ごちゅごちゅと内部を突かれ、息も絶え絶えのウィスタリアをさらに追い詰めていく。

「ほらほらほらほらほら!!」

「ん、んんっ…んんんっ!!♥♥♥♥♥♥♥」

ウィスタリアは絶叫した。
がくんがくんと体が激しく痙攣して、ぷしゃりと音を立て潮を吹いた。

「あれ、またイッちゃった?潮まで吹いて。気持ちよかったね」

男は笑いながら、ウィスタリアの中からマッサージ機を引き抜いた。
ごりごりと中を擦り上げて出ていったマッサージ機に、再びぷしゅっと潮が吹き上がる。

「うっ…ふ、…うっ……」

「もう限界かな」

男はウィスタリアの髪を掴んで持ち上げた。
完全に力の抜けたウィスタリアの体は指一本動かせず、どこもかしこもだらりと垂れ下がりされるがままだ。

「う……」

「じゃあ入れるね」

「う、ぅ…」

自分のモノを扱きながら、男はウィスタリアの顔をまじまじと眺める。
絶頂しすぎたせいか赤い瞳がゆらゆらと揺れ、焦点が合っていないようにみえる。塞がれた口からは浅い吐息が漏れて、じわりとテープに涎が滲んでいる。
なんて、可愛いのだろう。

「大丈夫、怖くないから」

ウィスタリアの細い腰を掴み、狙いを定める。

「ん、ぅ……」

「じゃあ、行くよ」

ぴたりと熱いものが当てられる。
いやだ。
アッシュがいい。
アッシュじゃないと、いやだ。

「う……」

「ほら、力抜いて」

「うぅ……!」

「大丈夫だから」

男がそう言って、ぐっと力を込めた時、だった。

「…え?」

男の眼前に突然手が現れたのだ。
背後から伸びてきたそれは、男の首を掴み、そのまますごい力で体を引き寄せられ床に叩きつけられた。

「ぐっ……」

男は苦しげな声を上げた。
そして次の瞬間、男の腕がぐるりと捻じ曲げられ、肩の関節が外れる音が響いた。

「うあああっ!!!」

男は悲鳴を上げながら、床に転がる。
瞬時に上から何かにのしかかられた。痛みに耐えかね、男は逃れようと必死にもがく。しかし、いくら暴れても無駄だ。

「だ、誰だ…ッ!」

自身に覆い被さって来たのは、恐ろしいほどの無表情をしたスーツの男だった。
ぞくりと男の背に悪寒が走る。
じっと、何を言うでもなくこちらを見下ろしてくるその視線はまるで蛇のようだ。

「やめっ…!」

男は懸命に懇願する。だがそれは叶わない。

「うああぁっ…!」

腕は更にねじり上げられ、骨の軋む音とともに、ついに肘の部分が脱臼した。

「うっ…ううっ……」

男の目尻に涙が浮かぶ。
ズキズキと全身が痛みを訴えてくる。

「……ふっ…」

男は荒い呼吸を繰り返しながら、どうにかして逃げ出そうともがくが、その度に更なる苦痛が襲ってくるだけだ。

「…うっ…うっ……」

やがて、男の抵抗は弱々しくなっていった。恐怖からか、それとも激痛からなのか、全身が小刻みに震え出す。
それでもスーツの男は何も言わない。ただ黙ってこちらを見つめ続けている。
眼前の存在が怖くて怖くて、男は震える声で呟いた。

「な…なんで…こんなこと…うっ…俺が何をしたっていうんだ……!?」

すると、ようやくスーツの男は口を開く。

「あの子は、私の物だよ」

寒気がするほど穏やかな声色だった。
その言葉を理解した時、男の顔から血の気が引いた。
もしや自分は、とんでもない人間の所有物に手を出してしまったのではないか。
そう思った時には遅かった。

「うっ……うわああああっ…!」

男は絶叫しながら、残った右腕を振り上げた。しかしその動きは簡単に封じ込まれる。

「うっ…!!」

両腕をひねられたまま、足の上に乗られてしまえば、もう逃げることなどできない。

「楽に死ねると思うなよ」

そう言って、目の前の男は穏やかに笑った。
とてつもない恐怖を感じたと同時に、鈍い衝撃が脳を襲い、男の意識はそこで途切れた。



「……ぅ、う…?」

意識の外で叫び声が聞こえる。
さっきまでウィスタリアに覆いかぶさっていた男は、いつの間にか目の前から消えていた。
混乱するウィスタリアの頬にふわりとした感触が触れた。

「…ん、ぅ…?」

なんとか焦点を合わせて眼前の存在を認める。そこには猫のような姿をした魔獣が居た。ルカだ。
にゃあ、と小さく鳴いてウィスタリアの頬を心配そうに舐めるその姿に、少しだけ心が落ち着く。

「んんっ…!」

ルカを抱きしめようとして、ウィスタリアは身を捩らせた。まだ体内にローターが残っているのだ。
びくびくと体が震える。絶頂の余韻が未だ続いているらしい。

「ウィスタリア」

ふと聞こえた、安心する、この低い声は。

「……ん…」

「悪い、遅くなったな」

ウィスタリアの口に貼られていたテープがアッシュの手により優しく剥がされる。

「あ……しゅ」

「よく頑張ったな」

アッシュはそう言うと、優しく頭を撫でて抱き締めてくれた。
助けに来てくれた。そう頭が理解すると、ぼろっと涙が溢れ出てくる。

「あっ…うっ…」

「もう大丈夫だ」

声は枯れてしまってろくに発声もできない。アッシュはあやすようにウィスタリアの頭を撫で続けてくれている。

「うっ……うっ…」

「辛かっただろう」

「ふっ…うぅっ…」

「もう大丈夫だ」

「ひ…っ…く…」

ウィスタリアはアッシュの体をぎゅっと抱きしめ返した。
しばらくそうしていると、段々と体の痙攣が治まってくる。

「落ち着いたか?」

「ん……」

アッシュはウィスタリアの後孔から伸びる何本ものコードを見遣り、顔をしかめた。

「抜くぞ」

そう言って彼は全てのローターのスイッチを切ると、ゆっくりと引き抜いていく。

「あうっ…!」

敏感になった体には軽く引っ張ることすら刺激になるらしく、ビクッと腰が跳ねてしまう。

「大丈夫か?」

「ん…ん…」

アッシュはベッドの端に腰掛け、ウィスタリアの背中をさすってくれる。アッシュにしがみついて、ウィスタリアはこくこくとうなずいて懸命に襲い来る快楽に耐える。

「うっ…うっ……」

アッシュがコードを引っ張ると、ずるりとそれが引き抜かれていく。

「ひっ……!♥♥♥んあっ…!」

ぬぽんという音と共に、ローターが一つ勢い良く飛び出してくる。それは弧を描いて床に落下していった。

「はあっ…♥は、あっ……!」

2つ目のローターが徐々に出てくる。これも先程と同じように、ぐぽっという卑猥な音をたてながら飛び出てきた。

「うあっ…!!♥♥♥」

2つ目が抜けた瞬間にウィスタリアはまた達してしまった。

「あっ…ぁっ…♥♥♥」

「あと2つだから頑張ってくれ」

「うっ……うっ…!」

しかし結腸に入り込んだ2つがなかなか抜けない。結腸口にぐぽぐぽと引っかかって、その度にウィスタリアの体は激しく反応してしまう。

「あっ……うっ…♥」

「もう少しだ」

「ひうっ…ひぁっ…ん…!!♥♥♥」

3つ目は一際大きな声で喘いでしまった。
びくびくとアッシュの腕の中で痙攣を繰り返すウィスタリアの背中を撫でながら、残り1本のコードをアッシュが手に取った。

「はっ……はっ…はっ…♥♥♥」

「力を抜いていろよ」

「ん……」

アッシュはなるべく乱暴にしないように、慎重にそれを引っ張り出す。

「んぅ…!ん…♥♥♥」

最後の一つが一番奥に入っているせいで、中々出てこない。

「うっ……うっ…ううっ…!♥♥♥」

「苦しいよな、すぐ終わらせる」

「ひうっ…うっ……んううっ…♥♥♥」

ウィスタリアの背が大きく仰け反った。ようやくローターが全て排出されたのだ。

「あ…あぅ……♥♥♥」

「これで全部だ」

「は、うっ…ううっ……」

ウィスタリアは体を震わせ、涙を流す。
申し訳なさと、情なさがウィスタリアを襲い、ぼたぼたと涙が溢れて止まらない。

「あっ、しゅ…ごめ…なさ……うっ……ううっ……」

「気にするな。一緒に帰ろう」

ウィスタリアの顔を拭ってやり、自身のジャケットをその体に掛けてやる。
力の抜けたウィスタリアの体を抱え、アッシュは小屋を後にした。



「ウィスタリア」

「ん…」

車の後部座席に彼を乗せると、アッシュはウィスタリアを抱き寄せた。

「アッシュ…?」

「大丈夫か?」

「ん…」

「怖かっただろう」

「う、ん…」

「私がもっと早く来れたら良かったな。悪かった」

「ううん、来て、くれたから…いいの…あり、がと…」

「そうか…」

アッシュはウィスタリアの頭を優しく撫でた。
見る限り玩具だけで犯されていたようで、あの男自身に犯される前に助けることが出来たようだ。それだけが救いだ。

「お前が無事で良かった」

「ん……」

ウィスタリアはぎゅっとアッシュに抱きつく。
ぺろぺろと拘束の跡がついたウィスタリアの手首を懸命に舐めるルカを抱き上げ、ウィスタリアはその毛並みに頬ずりをした。

「ルカ、ありがと」

「んにゃあ」

「ルカのおかげでお前を見つけられたんだ。たくさん褒めてやれ」

ルカの頭を撫でるアッシュ。ルカはそれを気持ち良さそうに受け入れている。
アッシュの言葉にうなずいて、優しく撫でてやる。帰ってからたくさんたくさん甘やかしてやらなければ。

「少しだけ車で待っていてくれるか。なるべく早く戻る」

「ん…わかった」

ウィスタリアの頭を優しく撫でて、アッシュは先程の小屋へ戻って行った。



「う…」

先程の小屋で気を失っていた男が目を覚ました。
ズキズキと痛む頭を押さえながら起き上がる。

「…くっ…」

自分を殺し損ねたのだろうか。
しかし逃げるなら今しかない。
ぐるりと踵を返した時だった。

「…どこに行くんだ?」

「…ひっ」

アッシュが出入口を塞ぐように立っていた。
駄目だ。逃げられない。

「……た……たすけ、て…」

男は震えながら懇願する。
アッシュは男を見下ろし、静かに口を開いた。

「楽に死ねると思うな、と言ったはずだが」

言い終わると同時に男の腹を思い切り蹴り上げた。

「ぐぇっ!?」

衝撃に耐えきれず倒れ込む男の髪を掴んで持ち上げる。
アッシュは銃を取り出し、男の額に押し当てた。

「っひ……!」

「死ぬ前に何か言い残すことはあるか?」

「あ……あう……」

恐怖からか声も出ないらしい。
アッシュはそうか、と一言呟いてそのまま引き金を引いた。