「ひ、あ、…うぅ…っ♥」
びくびくッとウィスタリアの体が大きく痙攣し、目の前のアッシュの胸元に強くしがみつく。
「またメスイキしたなぁ」
サファイアが後ろから突き込みながら、愉しげに言う。
その声を耳にしながら、アッシュは優しくウィスタリアの頭を撫でてやる。
サファイアとアッシュがウィスタリアの体を挟んでおり、今はサファイアが挿入している。アッシュは揺さぶられるウィスタリアを可愛がるように抱きしめていた。
サファイアが腰を動かす度に、ぐちゅん、ぬぷっと淫らな水音が響く。
ベッドの上で四つん這いになり、背後から突かれるたびにウィスタリアの口から甘い吐息が漏れる。
「…気持ちいい?」
アッシュの低い声が耳元で囁かれ、ウィスタリアの背筋がぞくりと震えた。
こくこくと素直に何度も首を縦に振る。
「そりゃよかった」
サファイアが口角を上げ、更に強く激しく腰を打ち付ける。ウィスタリアはアッシュのシャツをくしゃくしゃになるまで握りしめ、快楽に耐えているようだった。
アッシュの腕の中で、ウィスタリアの顔が真っ赤に染まっていく。涙で潤んだ瞳が蕩けきっていた。
「可愛いなぁお前さん」
熱にうかされたように呟いたサファイアは、その大きな手でウィスタリアの小さい尻をばちんと叩く。
「にゃんっ!?」
突然叩かれたことに驚いたのか、ウィスタリアの口から猫のような鳴き声が上がった。
「お前結構痛いの好きか?締まる」
「んんぅ〜〜っ♥」
アッシュのシャツに顔を埋めたままぶんぶんと首を振るも、再び尻を強く叩かれて、びくっと体を震わせる。
猫は尻を叩くと喜ぶらしい、と目の前のウィスタリアを見ながらアッシュは思う。やっぱりこの子は猫なのかもしれない。
「たたくのいやっ!」
涙目で振り返り、シャーッと威嚇してくるウィスタリアに、サファイアは「悪い悪い」と軽く謝った後、今度は優しく尻を撫でてやった。
奥を揺するように動かされると、途端にウィスタリアの声音が変わる。
「んん…っ♥ふぁ…あ♥」
ずっぷりと根元まで押し込まれ、ぐりゅぐりゅと中をかき混ぜられてしまえば、もう何も考えられなくなってしまう。
ウィスタリアの小さな体は二人の男に挟まれ、身動きすらまともに取れない。
とんとんとゆっくり奥をノックされ続け、やがてサファイアの先端が結腸に入り込む。
「……ッ」
ぐ、とサファイアの眉が顰められる。
ぐぽぉ…っと先端が入り込んだ瞬間、あまりの質量にウィスタリアの体が硬直し、一瞬呼吸の仕方を忘れてしまう。
「……〜〜っ!♥……〜〜!!♥♥♥」
はくはくと口を開閉させるが、うまく空気を取り込めない。苦しい。
「ウィスタリア、深呼吸しろ」
アッシュの言葉に必死に息を整えようとするが、なかなか上手くいかない。
「ひっ、う、あ…あしゅ…っ♥」
「大丈夫だここにいる。ほら」
言われるままに深呼吸すると、少しだけ苦しさがマシになった気がした。
しかしすぐにまたぐぽんっと結腸を貫かれてしまい、ウィスタリアは再びパニックに陥る。
「あ、ひゅ…あ"っ♥……ッ♥♥」
ウィスタリアの腕が力を失い、がくんとアッシュの膝に崩れ落ちた。
尻だけをあげた体勢になったウィスタリアは、ごちゅごちゅと容赦なく最奥を突き上げられ、声にならない悲鳴を上げる。
「……ッ♥♥……ッ♥」
強すぎる快楽に、視界がチカチカと点滅し、意識が飛びそうになる。
アッシュの太ももに頬を押し当てて、ただひたすらに与えられる暴力的な快感に耐えることしかできない。
アッシュの親指がすり、とウィスタリアの目元を拭う。いつの間にか涙を流していたようだ。
「…っ♥……ッ♥♥♥」
声も出せず、びくっ、びくっと小刻みに痙攣し続けるウィスタリアを労わるように、アッシュは優しく頭を撫でてやる。
すると突然サファイアはベッドに片手を付き、ぐっと身を乗り出した。そのせいで、さらに結腸深くまで陰茎が突き刺さる。
「〜〜〜〜ッッ♥♥♥♥」
がくがくと全身が震え、絶頂を迎える。
しかしウィスタリアのものからは精液が出ておらず、射精を伴わないドライオーガズムに達していた。
「アッシュ」
静かに呼ばれた自身の名前に顔を上げると、すぐそこにサファイアの顔があった。唇同士が触れ合う。
アッシュはキスをしながら、宥めるようにウィスタリアの頭を撫で続ける。びくびくと震え続けるウィスタリアの上で、サファイアとアッシュの舌が絡み合った。
くちゅり、ぴちゃりと唾液が混ざり合い、淫靡な水音が響く。
やがてゆっくりお互いの唇が離れると、銀色の糸が二人の間を伝った。
サファイアは熱い息を吐き、ウィスタリアの腰を掴んでいた片手をアッシュの後頭部へと回す。
「ああ、やっぱりお前の顔が一番好きだ」
熱に浮かされたような表情でそう呟くと、サファイアは再びアッシュの口元に自分のそれを押し付けた。
「……ん」
アッシュが僅かに目を細めてそれを受け入れた。
再び舌が絡まり、口内を貪られる。
抽挿は止んだものの、結腸の中でサファイアのものがどくんどくんと脈打っているのを感じる。
「…っ♥♥」
ウィスタリアの中がきゅんきゅんとうねって、埋め込まれた肉棒を締め付けた。
「んん……っ♥」
ウィスタリアの中に埋まったサファイアのものは質量を増し、今にも爆発してしまいそうなほど張り詰めている。ウィスタリアは震えながらずりずりと逃げようとしたが、アッシュの腕によって阻まれる。
サファイアは名残惜しげにアッシュの口から離れると、ウィスタリアの細い腰を掴みぐいっと引き寄せた。
ぐぼっ、と結腸の奥まで入り込み、ウィスタリアの足がびんッと跳ねた。
「ひ、ぎゅ…っ♥♥♥」
その衝撃に、ウィスタリアは悲鳴を上げた。
そのまま激しいピストンが始まり、結腸の入り口でぐぽっ、ぐぽっと出入りを繰り返す。
ごちゅん、ばちん、と肌がぶつかり合う音と、結合部から漏れ出る卑猥な水音が部屋中に響き渡る。
「お゛っ♥あ゛♥♥うぁあッッ♥も、やめ♥」
ウィスタリアはアッシュの腕に爪を立て、泣き叫ぶように喘いだ。サファイアは至極楽しそうな声音で笑う。
「やだよ」
「にゃっ♥にゃんでぇっ♥♥も、むりぃっ♥♥」
ぼろぼろと涙を零しながら訴えるも、サファイアは止まってくれない。
むしろどんどん激しくなっていく。
ごちゅんっ、と勢いよく最奥を突かれた瞬間、目の前が真っ白になり意識が飛びそうになった。
「あ゛♥♥♥♥」
とろとろと精液が漏れ出していたウィスタリア自身から、ぷしゃあっと透明な液体が吹き出す。
同時に後孔が激しく収縮し、サファイアのものを食いちぎらんばかりに強く締め付ける。
サファイアはその刺激に耐えきれず、ウィスタリアの最奥に向かって大量の欲を放った。
「〜〜〜〜〜〜ッッ♥♥♥♥♥」
びくんっびくんっと体を痙攣させながら、ウィスタリアの目の前がばちんと弾けた。
「……っ♥……っ♥♥」
声も出せず絶頂を迎えたウィスタリアは、アッシュの太ももの上でかくりと首を落とした。
完全に気を失ってしまったウィスタリアの中から、ずるりとサファイアのものが引き抜かれると、ごぷ、と音を立てながら溢れ出た精液がシーツの上に染みを作った。
「やべ、飛んじまった」
サファイアは困ったように眉を下げ、汗で額に貼り付いたウィスタリアの前髪をそっと払い、未だ小さく震えたままのウィスタリアを汚れたシーツで包む。
「シャワー浴びるついでに後処理してくるわ」
「ええ。その間に洗濯回しておきます」
「助かる」
サファイアはアッシュの頬に軽くキスを落とすと、ウィスタリアを抱きかかえて浴室へと向かって行った。
一人になった寝室で、アッシュはふうと一息つくとぐちゃぐちゃになったベッドの片付けを始めた。
片付けが終わり、アッシュはキッチンに向かう。明日が休みとはいえ、少し盛り上がりすぎた。
もうすぐ日付が変わるが、サファイアは恐らくこのあと晩酌をするだろう。
つまみの用意でもするかと冷蔵庫を開けたところで、にゃんにゃんと鳴きながらルカが足元に擦り寄ってきた。
「悪い、起こしたか」
3人が情事に耽っている間、リビングで寝ていたルカが起きてきた。放ったらかしにしてしまったお詫びに、こんな時間だが棚からおやつを出してやる。
「んにゃん」
ルカは嬉しそうに尻尾を振り、皿に入ったチーズを一心不乱に食べ始めた。
しばらくすると、ウィスタリアを子供のように抱き上げたサファイアが戻ってきた。サファイアの肩を枕にすやすやと眠っている。
「ビールでも飲みますか?」
「おう、頼む」
冷蔵庫から2人分の冷えた缶ビールとウィスタリア用の果実ジュースを取り出して、先程作ったつまみと一緒にテーブルに並べていく。
「おーい、ウィスタリア。ウィス〜」
「んぅ…」
ウィスタリアの柔らかい前髪に触れながら、サファイアが名前を呼ぶ。
すると、ウィスタリアはゆっくりと目を開いた。
「さふぁ…いぁ…さ…」
「おう、ジュースあるぞ」
「の……む」
まだ覚醒しきっていないのか、舌足らずに返事を返す。ウィスタリアは目を擦りながらサファイアに降ろしてもらい、ソファーに腰掛けた。
「さっきたくさん汗かいただろう。ほら、これ飲め」
「ん」
アッシュが渡してくれたグラスを受け取り、ちびちびと中身を飲む。
その様子を見て安心した二人も、ウィスタリアの両側に腰掛ける。
「にゃう」
「ん〜ルカおいで」
「にゃっ」
ウィスタリアが両手を広げると、ルカはぴょんと飛び込んでくる。
ウィスタリアはそれを受け止めると、膝の上に乗せて頭を撫でてやった。
「…ふわふわ…」
ルカを抱き締め毛並みに顔を埋めながら、ウィスタリアはうっとりとした表情を浮かべる。
そんなウィスタリアを愛おしそうな瞳で見つめながら、サファイアはウィスタリアの頬を優しく撫でた。
「ウィスタリア、今日はどうだった?」
サファイアがそう問いかけると、先程までの幸せそうな顔は一変してじと、と恨めしげな視線が返ってくる。
「……もうやめてって言ったのに」
「はは、悪い悪い」
「お尻も叩いた」
「それは本当に悪かったよ。つい楽しくなっちまって」
むすっとした顔のウィスタリアは、アッシュの体にもたれかかりサファイアから少しばかり距離をとる。
「なぁんだよ拗ねんなよ〜」
「おれあしゅと寝る」
「え〜?俺とは一緒に寝てくれねぇの?」
「やだ」
「なぁんでだよぉ、いいじゃん」
「だめ」
ウィスタリアはむぎゅっとアッシュの腕にしがみつき、サファイアを睨んだ。
その様子にサファイアは楽しそうに笑う。
どうせベッドで3人並んで寝るのだから、今ここで意地を張る必要は無いのだが、それでもウィスタリアは譲らないらしい。
「じゃあ今日は私の抱き枕になってくれ」
アッシュはくすくすと笑いながらウィスタリアの頬を指先でつつく。
「そうする〜」
「ウィス、俺は?」
「だめ」
「お〜い、おじさんを1人にすんなよ〜」
大袈裟に悲しんでみせるサファイアに、アッシュとウィスタリアは楽しそうに笑う。
まだまだ夜は長い。
