ぎゅって出来るからこの体位が好きだと、アルカディアは言った。
「っ、ぅあ゛!?♥ぁッ、んあっ!あッ!」
「っ、く」
寝室に、アルカディアの甘やかな嬌声が響く。次いで、どぷり、とクラウディオはアルカディアのナカに、アルカディアはクラウディオの腹部にその精を吐き出した。
二人向かい合わせに抱き合い、アルカディアがクラウディオを跨ぐようにして座り、その滾る灼熱を咥え込んでいる。アルカディアが好きだと言った対面座位で、ギュッとお互いを抱き締める。
クラウディオの体温に包まれ、絶頂の余韻に心地良く浸っていると、不意に灼熱が内壁を再度割り開いた。
「ぅあっ!?くら、でぃお…っ?」
「お前が可愛いから全然収まらん。まだ付き合え」
「──……ッッ♥♥♥ひっ♥ぁうっ、あ、んッ♥ふっ…ぁッ!も、むり…っ、やぁっ!」
「逃げられるなら逃げてもいい」
この体位では到底無理な事を意地悪くクラウディオが言う。もう既に二回はシたというのに、依然として萎える事のないクラウディオの熱にアルカディアがひくりと喉を鳴らした。
「……ッッあっ!♥♥♥あっ、んッ、あ♥♥で、きな…ぅ♥は…あ、はぁ、う、うぅ゛う♥♥」
「あぁ、中出しされてぐちゃぐちゃで、でもこんなにきゅうきゅう締め付けてきて、可愛いぞ?」
「あッ!?♥♥ッひ♥♥あっ♥あっ♥い、ッぅぐ♥♥ふぅ゛うう♥♥」
ぐずぐずになりながらクラウディオの首に必死にしがみ付いて、アルカディアがかぶりを振る。先程も奥の奥、結腸を散々可愛がられたばかりなのだ。
またあの強烈な快感に襲われたらと思うと、怖くて目の前の存在に縋ってしまう。その存在こそが、アルカディアを快楽の底へ突き落とす当人だというのに。
「ひ、ぃ゛っ♥♥♥ぅ゛…、ッうう゛♥ ひっ♥うっ♥♥──ッッ!♥♥♥♥」
ずぷり、精液の滑りを借りて入口を抉じ開け、結腸にその灼熱が突き刺さる。入口が抉じ開けられる際の堪え難い快感に、堪らず背を仰け反らせ、アルカディアが再び絶頂を迎えた。
ビクンビクンと可哀想な程細い躰が震え、快感にどろりと思考が蕩けていく。
そんな、快感に打ち震えるアルカディアの姿を心底愛おしそうにクラウディオが見つめる。快感に呑まれていく姿さえ、愛おしい。
「気持ち良いな?アルカディア」
「あっ、あっ、あ゛っ、あ゛ーー♥…う……ッ♥♥っ」
「嗚呼、トんでしまったか?」
「ぅあッ♥♥」
じゅぷり、狭い結腸を突けば何とも卑猥な音が結合部から漏れる。一際敏感な結腸への突き上げに、快感の海に浮かんでいたアルカディアの意識が強制的に引き戻される。だが、意識が戻ったところで待っているのは途方も無い快楽地獄でしかない。
「ぅあ、ん゛、ぅうっ……♥♥んぅっ♥♥くぁ、でぃお…♥♥」
「分かってる。もっと気持ち良くしてやろう」
アルカディアの額にちゅっとキスを落としてクラウディオが答える。
もうこれ以上されたら無理、おかしくなる、やめて。
そう言おうとしたアルカディアの思いは過ぎる快感により言葉にならない。そしてクラウディオもそれを分かった上で敢えてそんな台詞を告げるのだ。まだまだ終わらせてやるつもりはないと。
「――ッ♥――ッ♥――ッ♥あ゛ーーっ♥♥あ゛ーー♥♥お゛ッ……♥♥……ッ♥♥ ん゛、ぅ゛う、う……♥んっ♥くら♥ぁん♥んぅ♥♥ん、あ……ッ♥♥い、ッぐ♥」
ぐじゅぐじゅと狭い結腸を荒らされて、もう自分が何を言っているのかも分からない。只々気持ち良くて、良すぎて、意識が快楽の淵を彷徨う。何処かに飛ばされてしまいそうで不安で、必死にクラウディオに縋り付く。
焼け付く灼熱が結腸の中を掻き回し、信じられない程の快感が脳を痺れさせる。クラウディオ、とせめて名前を呼びたいのだけど、果たして言葉になっているかどうかも、もうアルカディアには分からなかった。
「アルカディア、私もこの体位は好きだぞ」
快楽に溺れ甘い声をひっきりなしに上げるアルカディアのナカを突き上げ、掻き混ぜて、クラウディオが楽しげに言う。
「奥まで入って、お前の好きな結腸の中まで可愛がれるし、その蕩けた顔を間近で見られる。それに、」
きっとクラウディオの言葉なんて届いていないであろうアルカディアが、嬌声の合間に甘えた声でクラウディオと何度も呼ぶ。呂律も碌に回っておらず、もう頭も躰も快楽でどろどろだ。それでも、アルカディアはクラウディオの腕の中で啼くしかない。
「私が満足するまでお前は逃げられないんだ、アルカディア」