Kiss my cat
「ん…♡ぅ…♡ん、ぅ゛♡ぅ♡〜〜っ♡♡ん…♡」
喉奥から溢れ出た声が咥内でくぐもっていく。その振動を自らの舌で感じ得ながら、クラウディオは愛おし気にその琥珀色の眼を細めた。腰を掴んだ片手は離さないまま、もう片方の手で傍らにある真っ赤な髪を撫でつける。絹糸を思わせる柔らかく瑞々しい髪色の、そのひとつひとつを慈しむように、何度も何度も優しく撫で梳かす。
そうすれば、手の内にある腰はぴくっ♡ぴく…♡と小さく揺れ動き、舌先で絡めとった真赤い舌も同様に愛らしく震える。そんな腰を掌で優しく撫で、舌を自らの舌でぬりゅ♡と優しく舐め撫でてやれば、不可思議に美しい眼がどろりと快楽を湛えるものだから、いっそう堪らなくなる。
「…っ、…挿入ったぞ。…頑張ったな」
「…っは♡ぁ…♡っ♡ぁ……♡ぁ、ぁ…ぁ♡」
生気の無い青白い肌色。指先で薄い腹の下をなぞってやれば、下から感じ入った媚声が零れる。実際に腹の奥までは届いていないのだが、過去に穿った際の快楽を思い出させるのだろう。
子猫のような鳴き声を零していた喉奥は、今やその身の思いのまま唇から声を零させる。愛らしいと思うままに触れるだけのキスを落とせば、ちゅぅ…♡と色づいた唇が吸い付いてくるのだから、酷く愛らしい。
「くら、でぃお…♡ぁ…ぅ♡ん…♡」
「…辛くはないな…?」
「ん…、ぅ、ん…♡…っぁ♡すき、すき…」
今一度、汗の滲んだ頭を優しくひと撫でして聞くクラウディオに対し、気遣われた当人たるアルカディアは恍惚と好意を繰り返すばかりだ。
聞いちゃいない、とクラウディオの脳裏に呆れるような言葉が浮かぶものの、その内情に満ちるのは愛おしさくらいなもので、呆れるべきは己の惚れ込み様だと自認せざるを得ない。けれど、仕方がないだろうと思う自身もいる。
その白肌に触れた程度には、狂おしいほど愛しい人なのだから。
胸を打ち叩く激情を今も全身に感じながら、クラウディオは細く長く息を吐き出す。下腹に力を込め、己の欲望が溢れ出さない様に努める。そのように、一度ひと呼吸を置かなければ危うい程、この男のナカは心地よかった。相性もあるが、それとは別の理由も此度は在る。熱くぬかるんだ肉筒は、甘え縋るように怒張を抱きしめている。
「…挿入ただけで軽くイッたな?」
「ん…♡…っぁ♡ん、……♡」
丸い頭を撫でていた手を頬にあてがい聞けば、アルカディアはうっとりと目を瞑り掌へ顔を寄せる。内側で巡っているであろう魔力の色を易々と滲ませ、薄く桃色となった白肌は随分と熱い。
「ん、っぅ…♡ぁ…♡〜っぁ♡く、らう…♡っん♡…でぃお♡すき…♡〜〜っ…♡♡」
頷くと言うよりは甘えを隠さず擦り寄る様だ。これを肯首と呼ぶには些か証拠として不十分だが、悦に浸る様から、そしてきゅん♡きゅうぅ…♡と甘く締め付けるナカの様子からも、彼が達したことは明らかであった。
クラウディオより(肉体的には)二回りほど年の離れた恋人は、口づけを好んでいる。それは床に身を横たえるようになる前から…もしかすれば、共に組織に所属していた頃からのことだ。
彼と仕事をするようになってから少し経った頃。あまりにも教えたことの飲み込みが良いものだから、褒め言葉と共に額に口付けてやった。その行為を、アルカディアはいたく気に入ったらしい。
それから度々クラウディオの元に顔を覗かせては「今日頑張ったから」と頼んで来るようになり、仕舞いには夜眠る前の挨拶代わりにもなった。
ふたりが同じベッドで眠るようになれども、それは変わらない。あの頃と比べれば、触れるだけでなくもっと激しいキスをするようになったが、アルカディアはそれをも喜んで甘受する。どころか自ら進んで舌を絡める程だ。白く儚い青年から真赤い舌を差し出される様は、心臓の裏側を爪先で擽られるように蠱惑的である。
「本当に…キスが好きだな。もっと欲しいか?」
「ん、んっ♡もっと…ぁ、ん♡…っ♡」
頬を手で包むまま顔を寄せれば、アルカディアはちゅ♡ちゅぅ♡とクラウディオの唇に吸い付きながら希う。それと同時に雄膣もきゅう…♡と甘く収縮し、剛直へと擦り寄った。
愛らしいおねだりに、クラウディオは目を笑むように細めると、もう片方の手で頭を包み撫でながら口を合わせてやる。吸い付いてはちろりと舐めようとする唇と舌をべろりと絡め取り、甘く深く口づけを交わす。
「んぅ、ん、っ♡ぁ、♡ん…ぅ、♡」
クラウディオからのキスが余程嬉しいのだろう。アルカディアのくぐもりながらも嬉々とした声音が、重ね合わせる唇の隙間から溢れだす。
愛らしいその声を聴きながら、クラウディオは腰を緩く揺らし始めた。熱く硬い己の剛直で、先ほど散々に解きほぐしたナカを優しくやさしく擦り捏ねる。そうすれば、アルカディアの眉尻が快楽に溺れるまま垂れ下がっていく。
「ん、ぅ♡っぅ、ぁ♡っ、ん♡ぁ、ふ♡ぅ♡」
「…、……っ、ん…」
深く沈み込むような快感にほんの少しの怯えを見せる恋人を、クラウディオは殊更やさしく撫で回す。頭を撫でる手も、舌を絡めては口付ける唇もそのまま、緩慢と腰を揺する。そうして、愛で尽くしたいと…胸の裏側から湧き上がる衝動のままに手を尽くし、悩ましげな眉尻が陶然と解けていく様を、赤色の眼が己だけを映す様を、まざまざと見つめ続ける。
優しい愛撫に対し、アルカディアは悩ましげに腰を揺らめかせて身悶えた。接合部から零れるにちゅ♡ぬちゅ♡と溢れる淫猥な音も相まって、その様はなんとも厭らしい。
胸裏に高揚が募るままクラウディオがその手で真白い腰を覆い撫でる。掌でしっかりと包み覆い、汗の滲んだ皮膚をじっくりと味わうように撫で愛でてやる。
ただ撫でるだけ。その愛撫だけでも堪らないのだろう。揺らめく腰はぴくっ♡びく…♡とシーツの上で跳ね、愛らしさと厭らしさが募っていった。
「〜〜ぁ♡ん、んぅ…♡…っ♡ん、ぁ…ぅ♡」
「ん…っ、……ぅ、ん…」
白皙の肌は桃色へと滲み、熱いナカは怒張に甘く縋りついている。内も外も快楽で満ちている体躯の様を見て取って、クラウディオはゆっくりと己の欲望を埋めていく。ぬちゅ…♡くちゅぅ…♡と、粘膜の擦れ合う音を立てながら剛直は奥へと進む。それは血管の浮き出る程いきり勃つ姿でありながら、絡みつく雄膣を撫であやすような緩慢さと優しさがあった。
アルカディアの左右に開いた脚が、ぴくっ♡ぴく…っ♡と快楽に揺れ動く。絵画ですらこうも美しく描けないだろうと見紛う細脚は、今や情欲の桃色に染まり身悶えていた。ほんのりと肉づいた太腿をクラウディオの片手が覆い包み、すり、すり…♡と撫でてやれば、愛らしい痙攣はいっそう悩まし気な色を帯びていった。
「…っあ♡…ぅ、っ♡んぁ、ん…♡♡」
「…っ、……ん…」
とちゅ…♡と先端が奥にぶつかり、ぴくっ♡ぴくっ♡と白い体躯がいっそう甘く跳ねる。ひとまず奥まで咥え込んだという事実に甘イキしたのやもしれない。そも、アルカディアが奥の刺激を好んでいるからということもあるだろう。
口付けも相まって小さくも深い絶頂を迎えた恋人を、手で触れる体躯や声で感じながらクラウディオはそっと唇を離す。少しも離れたくないと言わんばかりに縋り絡んできたアルカディアの舌先をちゅく♡ちゅぅ♡と軽く絡め撫でてやってから離し切る。
そうして焦点を正し、視界に映した恋人は、蕩け切った面持ちでクラウディオを見つめていた。
「ぁ…っ♡くらう、でぃお…♡♡」
あえかな媚声を零し続け、赤色の眼は煮詰められて愛欲となった慕情ばかりを湛えている。そこから一心に注がれる眼差しに、苦しいほどの嬉々を抱くこの胸は、ほとほとこの男に惚れている。
「ぉ、く…♡っぅ…っ♡ぁ、ぁ…♡」
「ああ…奥まで、…痛みはないか?」
「っぁ…ふ、ぁ♡いたく、な…♡…っぁ♡ぁぅ…♡…んぅ♡」
腰骨の辺りをするすると掌で覆い撫でてやれば、きゅ♡きゅん…♡とナカが締まる。クラウディオの剛直は常人より幾らも大きく硬く、立派なものだ。アルカディアの細身には辛かろうと丹念に愛撫をし、愛で尽くしながらゆっくりと拓いていった結果。その後孔は雄膣と言っても過言ではなくなり、最奥に至るまでどこもかしこでも性感を得るようになった。
今も、彼はナカを甘く締めながら、剛直の大きさに感じ入り、快楽を得ている。クラウディオが手づから愛し抜いた、愛しい人の体だ。愛おしくないわけがなく、腹から胸へ、頭へ、そして全身へと熱が上っていく。そして湧き上がる衝動のまま、クラウディオは緩慢と腰を揺らす。とちゅ♡とちゅ♡と奥の窄まりを優しく叩き、ぐにゅ…♡ぐにぃ♡と亀頭で捏ね愛でる。
アルカディアは奥側への愛撫を特に好んだ。クラウディオとしては負担が掛かるためあまり慣れさせたくはないと思うのだが、上擦った声を零して喜ぶ様を眼下にしてしまうと、どうにも抑えが効きづらい。
「んぁ♡ぁ、ぅっ♡ぉ、く…、♡…んっ、ぁ♡す、き…♡♡」
「ここ、気持ちいいな。ナカが震えてる…」
「ぁ゛…っ♡♡……っ♡♡…ッ♡ぅあ、ぁ♡…っ♡♡〜〜〜…っひ…♡」
亀頭を奥にぴったりと合わせ、それから先走りを擦り付けるように捏ねるのをアルカディアは特に好む。あまり強くし過ぎないように優しく突きながら、舐めるように捏ねてやる。それを続けていけば、シーツを撫でるばかりであったアルカディアの足先がぴんっと伸びて宙を蹴った。
感じ入る様を褒めてやるように、クラウディオは腰を揺らしながらも伸びた脚の太腿を優しく撫でてやる。蕩け切った赤色の眼差しに、熱の募った琥珀の眼を微笑ませて返してやれば、アルカディアは目を恍惚と細めていった。
「…っ、! …ぅ、ぐ…!」
「ぁ゛…!♡♡〜〜っぅ♡♡は、ぁ、ぅ♡♡」
愛しい恋人の陶然とする様に見入っていた最中、腰元を襲った刺激にクラウディオは息を詰める。宙を蹴っていたアルカディアの脚が、クラウディオの腰元へと抱き着いてきたのだ。
幾度も雌の快楽を得ているためにアルカディアの体躯は脱力しきっているものの、腰に巻き付いた両脚は直ぐには離れず、クラウディオの腰はアルカディアの体躯と少なからず密着し、亀頭がぐりぃ…♡と奥を突き捏ねる。敏感な先端を厚くやわらかな肉で包み絞られ、剛直全体を甘くうねる雄膣で包み締められる。
クラウディオは腹に力を籠め、歯を食いしばって射精を留めた。こめかみから宙へと汗が落ち、ぱたた…とアルカディアの皮膚を微かに濡らす。
堪えるクラウディオとは裏腹に、アルカディアは己を深く穿つ剛直に身悶える。体を仰け反らせ、目をとろりと細めて悦に浸る様は、クラウディオにとってあまりに愛おしい様であった。
「…ぁ゛♡♡んぁ、ぁ、ぁ♡ぉ、く…♡ぁ、ぅ…♡♡」
「…っ゛、こら……っ」
「ゃ、ぁ…っ♡♡ぁ、ぅぁっ、ん、ぁっ♡くら…♡でぃ、お…♡♡」
叱りながら、クラウディオは慌ててアルカディアの腰を掴み、奥から怒張を引き下げんとする。快楽を呑み脱力しきった…元より細い男の脚と、力も強い大きなクラウディオの手だ。細腰を潰さないように加減をしているとはいえ、アルカディアが叶うはずもなく、腰は徐々に引き下がり、ずぬぬ…♡と怒張は離されようとする。
けれどもアルカディアは懸命に腰に縋りつき、首を振って喘ぎ交じりの懇願を紡ぐ。雄膣もぬちゅぅ…♡と剛直へ絡みつき、行かないでと言わんばかりに舐め縋った。もはや呂律の回りきらない真赤い舌は、甘ったるくも必死に懇願を紡ぎ続ける。
「ぃ…ぁ♡は…あぅっ♡ゃ、だぁ♡♡はなれ、たくな…♡♡」
「……っ、…っ!」
今にも泣きだしそうな声音と瞳。なけなしの力を込めて縋りつく細い脚。
それら全てに、クラウディオは弱かった。あまりに儚く、いつか何処かへ消えてしまいそうな男が今や自分に抱き縋って離れたがらないでいる。恋人として惚れた弱みだと解っていてなお、その様にはどうしても勝つことができない。
「ぁ゛♡♡ぅぁ、ぁ゛♡♡くらう、でぃお…♡」
両手を伸ばしていたアルカディアに身を屈め、背へと両腕を回し、その身を掻き抱く。ぎゅう…っ♡と布擦れがそんな音を立ててしまいそうなほど強く強く抱きしめてやれば、腕の中の細身がびくっ♡びくん♡と歓喜に跳ねた。
愛おしいその様を感じながら、腰に回した片腕に力を込めていっそう抱き寄せれば、剛直が雄膣の奥側を穿つ。ぐりゅ♡ぐりゅぅ…♡♡と、さもここでも深いキスをするかのように亀頭を窄まりへと嵌めていく。
酷いくらいの快楽に襲われているのだろう。クラウディオの腰にしがみつく脚ががくっがくっ♡と震えたが、それでも懸命にすがりつく様が余計に愛おしかった。
「あ゛っ♡ぁ゛ぅ♡んぁ♡あ゛♡あ、あぅ♡ ♡〜〜…ッ♡♡あ゛…ぅ、ぐッ…♡♡う゛♡♡……ひ♡……ッ♡ぁ、あ゛♡」
とりわけ好む奥側への愛撫に、アルカディアは頸を反らして首筋を晒す。上り詰めた快楽から戻ってこれないのだろう。背はベッドから浮いたままびくっ♡びくんっ♡と跳ねる。腕を回し抱くクラウディオとしては実に抱きやすい様だ。
快楽に身悶える恋しい人をいっそう腕の中へと抱き込めば、アルカディアは縋るように、甘えるように額や頬を胸元に擦り寄せる。腕で、胸で、体全体で感じ取るひどく熱い体温が堪らず、抱き込んだまま、口元にある赤い髪に幾度も幾度も口付ける。可愛い、可愛い、丸ごと食べ尽くしたい程に。
「ッか、ふ──ッ♡あ゛ッ♡ぁ゛♡ひゅッ…あ゛♡す、き…すき♡くら、でぃお…♡あ゛、ん…ぐッ…♡う゛っ、ぁ♡♡…ッ♡♡あ♡ぁ♡」
「っ…、…あぁ…好きだアルカディア、可愛い…可愛いな、…いい子だ…」
「う゛♡♡、ッあ?!♡あ、いッ゛、あ♡ぁ♡あ♡♡〜っ♡♡…っ♡♡く、ら…ぁ…♡♡」
潰さないように優しく、決して離さないように強く抱擁をしながら、クラウディオは体内で溢れ返る激情を紡ぐ。それを一身に受けながら、アルカディアはクラウディオの腕の中で甘く震えていた。
互いに腰は打ちつけをやめており、ただただ熱いくらいの抱擁をじっくりと味わっている。奥側に口付けて止まった怒張は脈打つものの、それだけだ。きゅぅ…♡と疼く雄膣を悪戯にいじめることも、責め立てることもなく止まっている。
しかし、ただ奥に口付けられているだけ…クラウディオにしっかりと抱擁されているだけでも酷いくらいに嬉しいのか、アルカディアはぴくっ♡ぴく♡と震えては堪らなそうに喘いだ。加えて、クラウディオが褒めてやる度に雄膣の締め付けは甘さを帯びる。
もしかすれば幾度も甘イキを果たしているのやも知れない。思考し、腕の中で堪らなそうに身じろぐ恋人の背を優しく撫でてやりながら、クラウディオは胸の裏側で滾る激情を認識する。
細く白く年若い体に立て続けの絶頂は酷だ。己の荒い息を少しでも収めんと、瞼を瞑りかけたクラウディオの視界に…けれども顔を擡げた男の面持ちが映る。美しい真っ赤な眼差しを快楽に染め上げ、溢れんばかりの好意で湛えて、恍惚とした眼差しを投げかける恋人の様が。
「ねぇ、…き、す…♡きす、して…♡くら…でぃお♡ん♡〜…ぅ♡♡ん、ぅ♡♡っ…ん♡ん、く♡」
愛おしい眼差しに愛らしい声、全身による抱擁でもって強請られるまま、クラウディオは今一度唇を貪る。赤く火照った柔い唇はクラウディオの唇に喜んで重ね合わさり、自身を舐る舌を急かすように迎え入れる。入り込んだ舌に拙くも愛らしく絡みつき、ちゅう…♡ちゅ…♡と愛おしそうに吸い付いた。
クラウディオは項に手を添えいっそう隙間なく唇を合わせると、舌を深く絡めてそれに応えてやる。互いの唾液の一滴足りとて零したくないと言わんばかりの貪りに、アルカディアは身を悦に震わせて感じ入る。
「んぅ♡♡んっ…ん、んぅ♡…〜〜っ♡♡ん、ぅ♡♡あ、ん、〜〜〜♡♡♡」
熱くぬかるんだ肉筒に抱擁され続け、徐々に徐々にと膨らんでいった怒張は我慢ならないと脈づいている。クラウディオは無論、自身の欲望の具合を把握していた。口づけを成すまま奥側へとよりいっそう腰を押し付け、時折揺らめかせる。
ぐりゅ♡ぐにゅぅ♡ずり♡と白濁の混じる先走りを口づけ続けた窄まりに塗り付けて、今からその奥ごとお前を犯すのだと知らしめていく。如何にも雄らしい腰つきに雄膣は幾度となく隠しようもない甘い果てを味わい、その身全てでもって剛直に縋り強請った。
雌になりたがる肉筒を感じ得て、クラウディオはより執拗に剛直を打ち付ける。ずッ♡ずん♡と真上から押さえつけるように雌孔の奥を小突き回す。そうして立て続けに襲い来る猛攻と甘イキによりほんの少し開きかけた雄の子宮口を、ぬちゅ♡ぐりゅ♡と捏ね回す。
そうしながらも、口づけをおざなりにもしない。快楽に震える舌を舐めしゃぶり、撫でるだけでは足りる訳もないと絡みついては離してやらないでいる。
そうした、甘ったるくも貪るような口付けがなされる儘、アルカディアは甘く深い絶頂を迎え続ける。現に結腸口は鈴口に吸い付くばかりか、亀頭を飲み込みたがって咥えんとしていた。互いの腹の間で陰茎が擦り合わさり、精を吐き出し終えたそれがぴしゃっ♡と情けなく潮を吹く度、その締め付けは深くなる。
そんな自身の雌の入口に、クラウディオは射精感を天辺まで登らせて、ぐっと腹に力を込めた。
そうして、ごぷっ♡と。
「ぁ゛…ッ、ぐ、………──ッ!!」
「……ッ!♡♡ん、ぅ゛〜〜〜ッ♡♡……っ♡♡♡〜〜〜〜っ♡♡♡ぁ♡♡っ、ぅ♡♡〜〜〜〜っっ♡♡」
雌が吸い付いていた鈴口から白濁が溢れ出す。長い間心地のいい快楽を味わっていたからだろう。白色の欲望はどぷっ♡と一度一気に吐き出された後は、雄膣に絞られるままごぷ♡♡とぷぷ…♡と徐々に吐き出されていった。
射精による絶頂、雌でしかありえない法悦はあまりに甚だしいのだろう。白い体はびくんっ♡びくっ♡びくっ♡と幾度も跳ねたが、その全てが抱擁の中に消えていく。しかし余りに快楽に耐え難そうに跳ねる体とは裏腹に、その腕と脚は未だ男の体躯にしがみついているのだからいじましい。
クラウディオは健気な恋人に応えてやるように…否、腕の中の恋人を独占せしめんとする激情のまま、強く抱擁を成し続けたままに射精を続ける。身じろいで一度離れた唇も直ぐに重ねて奪い取り、背や腰へと回した腕で抱き込み続ける。長く多く欲望を吐き出し終えた後も、腰を左右に奥にへと緩やかに揺らして、己の雌の入り口に子種を擦り付けようとする。
達した後に結腸口を撫で擦られ、捏ね回され、アルカディアは堪らなそうに身を捩ったが、それも全て、抱き合う腕の中でのことだった。
「っ♡ん♡う…♡♡あ゛ッ♡う♡ぁ゛♡は、んぁ、あ゛♡あ♡〜〜♡っぁ、♡は、ぁ…♡…──っっ…♡♡」
そうして、どれほどの宵時を過ごしたろう。無限に思えるも、時としては数分も経っていない頃。熱くぼやけた世界から、クラウディオは徐々に思考を取り戻していった。外気を冷感として皮膚が感知し、真白に染め上げられた脳裏に言語が戻る。と言っても、少なからず手放した理性を手繰り寄せた訳ではなく、頭に浮かぶのは愛おしさを現す言葉ばかりであったのだが。
「っ…♡…♡……ん…♡…くらう、でぃ…お♡」
喘ぎに近しい呼吸の最中、自身への呼びかけが聞こえ、クラウディオは緩慢と瞬いた。乱れた真っ赤な長い髪、桃色に染まった白皙、歓喜の涙に濡れた睫毛、そして熱情に満ち満ちた赤い瞳。それらを明々とした琥珀の眼に映し込み、顔を寄せると、薔薇色に染まった唇が心底幸福そうに柔く笑う。
「……すき……だいすき…」
そう言って、絶頂に脱力し切った四肢が、己を抱いた男に甘え縋る。入れっぱなしの剛直によって、きゅぅ…♡と自身を甘く締め付ける雄膣を感じながら、クラウディオは熱く抱擁を仕返したものだった。
「私もだよ」