too sweet

「ぁ…っ♡ぁ゛……♡ぁー…♡…っ♡」

少し掠れた甘ったるい声が宙に溶けていく。白いシーツの上に横たわる裸体は皮膚を赤く染めており、時折ぴくっと跳ねる様は実に扇情的だ。うつ伏せの体制のために顔はわからないが少し震えながらシーツを泳ぐ足も、弱々しくシーツを掻く手も、蕩けた意識を物語っている。肩甲骨を流れ、背骨を伝って流れていく長い髪と汗の様子も…その雫の感覚に呼応してぴくりと揺れる腰の動きも、全て高揚を唆られる。

自分で用意をするというアルカディアの震える手を絡めとり、丁寧な前戯を施したクラウディオにより蕩けさせられた身体はもはや横たわり、臀だけを擡げて犯しやすいその身を晒すしか誘惑を誘えぬため、立派とつけるには些か足りないやもしれないが。
ふー…と、深く息をついたクラウディオの手が腰を掴んだ。大きく硬い手の感覚に物欲しげに腰が揺れる。それを宥めるようにして肌を撫でながら、手は臀部へ、そして指が割れ目を開き、他でもない自身が慣らした後孔を晒す。

「ぁっ♡♡ぅ♡ぁ♡ひっ、…♡」

指の腹が擽るように後孔を撫でた後、臀の合間をなぞってひくつくそこへと充てがわれた熱に体が跳ねる。期待し揺れて、自ら招かんとするアルカディアの腰を今一度とクラウディオの片手が掴む。堪らなそうに枕に頬を擦り寄せながらアルカディアは息を呑んだ。この瞬間にはいつも慣れない。

「アルカディア」

「ぁ♡ぅ…♡くら、ぅ…♡」

「アルカディア。ちゃんと息をしろ」

「ん…っ♡は、…♡ぁ、は…っ♡ぁ♡っぁ…♡」

後ろから抱きこんだために、アルカディアの背中にクラウディオの胸板や腹がぴったりと密着している。熱い皮膚は互いの高揚を示し、その向こう側から感じられる鼓動の振動は確かな興奮を現していて、アルカディアはますます堪らなくなった。顔が見えない体制なのに、クラウディオに抱かれるのだということがよくわかる。先ほどまで抱いていた怯えじみた感覚は深い安堵に。そして胸裏が期待にと染まっていく。

「そう、いい子だ。そのまま…」

背中に密着していた体が離れ、頭を優しく撫でた手も離れて己の腰を掴んだのを、アルカディアはひどくぼんやりとした意識で認知していた。安堵感と子供を褒めるような言葉で胸の裏側が飽和している。
クラウディオはいつもそうだ。怯えるこちらを宥め、体に触れる手つきは優しく、慣らす行為すら震えるアルカディア本人にやらせはしない。クラウディオの優しさに、アルカディアはいつも骨抜きにされてしまう。
そうして、うっとりと目を瞑りかけた瞼は…下腹部にて感じられた甘ったるい衝撃により、ついにぎゅうっと瞑られることとなった。

「ぁ、ぁ…っ♡ぁ♡っ♡♡ん、ぅ…♡っひ♡ぁ、ぁ…っ♡♡」

ずぷぷ…っ♡と挿入っていく陰茎の感覚に、アルカディアは酷く感じ入る。口から甘ったるい声が抑えられず、体がびくびくっ♡と跳ね、シーツを掻いていた手がぎゅううっと白い波を握りしめた。ゆっくりと、しかし確かに進んでいく雄の熱を、ナカは堪らなそうに抱きしめては奥へ奥へと誘いうねる。気持ちいい、嬉しい。そんな感情ばかりが脳を埋め尽くして仕方がない。

「あ♡ぁっ♡ぁ、ひ♡ん、う…♡…っ♡んっ♡んぁ♡ぁっ♡」

前立腺へとたどり着くと、陰茎はそれ以上は進まずそのしこりを舐り始めた。こちゅ♡ずちゅ♡と先っぽで突いては、亀頭のエラで引っ掻くように擦っていく。弱いところを小刻みに、丁寧に愛されて雄膣はきゅうっ♡きゅんっ♡と収縮しては陰茎に絡み付いた。強請る蜜壺に対し呼応するように時折少し奥へと切先を進めては、また前立腺へと戻り丁寧に愛撫していく。確かにナカはうねって全て収まっていない陰茎は中途半端な快感しか得ていないだろうに、自身の快楽を求めるのではなくただ快楽を与える動きに気付くと、アルカディアは身悶えながらも上に乗る男の名を呼ぶ。

「あ、ぁっ、ぅ♡も、おく…っ♡いい、から♡ぁ♡ぁぅ、う♡」

「ああ、もう少し解してからな」

「ぁ、ぁ♡♡んっ♡は…っ♡ぁ、ぁ♡ひっ、ぃ♡」

ぐずるように首を横に振り、顔をシーツに擦り付けてもクラウディオの動きが変わることがない。ごりっ♡ずりっ♡と雌のしこりを痛めない程度に掻き、掴む腰に手痣がつかないよう時折持ち直しては優しく撫でる。
アルカディアの身体は脆くない。とたんに最奥まで埋めたとて、多少苦しくとも快楽は得られるのだ。
けれどクラウディオは滅多にそうはしない。時間の許す限り、出来る限り丁寧に前戯を施し、ゆっくりと挿入していくことがほとんどである。
優しい、ひどいほどに優しい男だ。

「ん♡ん〜っ♡っ♡ぁ♡あ♡ぁっ♡ぁ、ふ♡」

力の抜けきった腕が、上へと追いやられた枕を縋るように抱きしめる。挿入される前から四つん這いになることを諦めていて正解だったと思わざるを得ない。へたり込み、ベットにくっついた胸の頂がシーツと擦れて、それがむず痒い快感を呼んでいる。
先走りを塗りつけるように先端でしこりを舐り、エラで掻き抱くようにゆっくりと腰を引き、すこし奥まで入ればゆっくりと回す。奥は、もっと奥へと強請る肉壁にすげなく引き下がったと思えば、きゅんきゅんと疼くナカを慰めるようにもう一度突いてやる。前戯の時からいっそう溢れてくる愛液により肉筒がぐじゅぐじゅと酷い水音を立て始めたとき、クラウディオの少し荒い息が耳元で聞こえてアルカディアはきゅっとナカを締め付けた。

「っ、奥…いいか」

「ぁ、♡う…っ♡♡」

ぎゅうっ♡きゅんっ♡と、吐息により締め付けていたナカが、いっそう締まりを増す。それはきついというよりも甘やかに雄へと絡みつき、離れ難そうに抱きしめる。

「っ…、こら…っ!」

「ぁっ♡ぅ…っ、♡ごめ♡♡ぁ♡ぁぅ♡」

「は…っ…」

「っ゛♡♡ぁ♡ぁ♡♡」

へたりと枕に顔が埋まり、ぴくっぴくっ♡と腰が跳ねる。甘イキしたのかもしれない。己の体の具合が定かでないほど、アルカディアの頭は蕩けている。謝罪する口を宥めるように、腰を掴んでいた大きな手で頭を撫でられれば、その蕩ける具合はいっそう深くなるものだ。嬉しい、うれしい、うれしい。そればかりが思考を埋め尽くし、声もなく快感に震えてしまう。

「はいる、ぞ」

「んん…っ♡ん♡ぁ♡ぁ…っ♡ぁ…♡ぁっ♡ぉ、く♡ひ♡♡ぅ…っ♡」

ずぷ、ずぷ…っ♡と、声掛けと共に挿入を深くする陰茎に、背中が反り、腰が擡げるのを止められない。かくかくと震える膝の間で勃ち上がりきった己の陰茎がぱたぱたと白濁をこぼしてるのがアルカディアの目に入った。しかし情けない様に恥じらう余暇などあるはずもない。ずりゅずりゅと擦りながら、濡れぼそり恋しそうに絡みつく己の肉壁を優しく優しく割り開いてゆっくりと進んでいく剛直に意識も頭も、全てが奪われ続けていく。
そうして、こちゅっ♡と先の窄まりに亀頭が食い込んだとき。アルカディアの体がびくりと震え、陰茎からこぽっと白濁が溢れ出した。

「あ…っ♡♡ぁ……♡♡お、く♡んっ…ぅ、ぁ♡ぁ♡ぁ〜〜…っ♡♡」

煮詰められた快楽がぼこっと一粒だけ泡を吹いたような優しくも甚だしい絶頂に、アルカディアは甘ったるい喘ぎを抑えられない。大きな掌に収まったままの腰が揺れたがって震え、足先がシーツを弱弱しく掻いた。収縮するナカの甘えるうねりに耐えるように、己の形が少しでも馴染むまで待つように、先っぽを結腸口にほんの少し入り込ませたままクラウディオは動かない。そのために、アルカディアは法悦を得続けるまま咥え込んだ剛直をナカで抱きしめ続けるしかなかった。子種を欲しがる雄膣は子宮を穿とうとするかのような怒張を、吸い付いては絡みつき嬉々として受け入れる。

「〜〜っ♡♡ぁ♡ん、ん♡っ♡ぁ♡ぁ♡」

「つらくはないか」

「っ♡♡ぁ、ぅっ♡う、ん♡♡…っ♡…ぃ…っく♡」

「ああ…っ、そのようだな」

「ぁっ♡♡ぁ、ぁ♡ぁ…っ♡」

「動くぞ…」

ずぷ…っ♡と剛直の先端が窄まりから微かに離れていく。美味しそうに先走りを吸っていた結腸口は雄を恋しがってきゅうっ♡とひくついた。媚声を止められないアルカディアの腰を優しく撫でてから、今一度と掴み直して深く息を吐いてから再び奥へと先端を嵌め込ませる。

「ぁ♡ぁ、♡ぁ♡ぁ…っ♡ふ、ぁぁ♡ぁ♡」

とちゅっ♡とちゅっ♡とちゅっ♡もう一度ほんの少し離れて、嵌めて、また少し…そんな優しく小刻みな動きを繰り返す剛直に、アルカディアの体からくたりと力が抜けていく。時折かろうじて立てていた肘はシーツに投げ出され、膝もかくかくと震えて倒れたがった。それでも挿入がしやすいように、少しでも犯してもらえるようにと臀を擡げ続ける様は劣情を煽る姿で、そのためか次第に怒張のストロークが長いものへとなっていく。

「あ♡ぁ♡ぁ♡あ♡っ♡ん〜〜♡♡んっ♡ぁ、ぁ♡らぇ♡らぇ、くら、でぃお♡♡まっ、ぇ…っ♡」

「っ、どうした」

静止を求めるアルカディアの声に優しく深く怒張を埋め込んでいたクラウディオの動きがぴたりと止まる。それが最奥を突いた時だったため、怒張は窄まりにぐちゅっ♡と入り込んだまま静止している。「ん゛ぅ♡」とむずがるような声をこぼし、ぴくっ♡と腰を揺らしながらも、アルカディアはシーツに擦り付けるように小さく首を横に振っていた。溢れる声は甘ったるく媚びたもので、到底痛みを感じているようには思えない。何か不都合があったろうか。優しく頭を撫でて聞くクラウディオに、アルカディアは息も絶え絶えに訳を紡ぐ。

「これ♡ふか…く、て♡♡ぇ♡ぁ♡ぁ♡あ、…ん♡♡ちから、ぬけ、う♡」

「……」

「いっ、ちゃ…ぅ…から…♡ちょっと…まって…♡は…っ♡ぁ♡ぁ、あ…っ♡はー…ぁ♡…っん♡♡ん、ぅ…♡」

言い終えるとアルカディアは喘ぎ混じりの甘ったるい息を何度も繰り返す。
かくかくと震える臀を擡げようとしたとき。腰を上から押され、ベッドに押し付けられ…そのはずみで一度抜けた陰茎がじゅぶ♡と上から深く挿入された。

「ぁ、ぇ♡ぁッ♡あ゛ッ!?♡♡う、あ゛♡♡っ♡♡♡​​──ッッ♡♡」

びくびくっ♡とうつ伏せの背がのけ反り、擡げられた顔から声があふれる。深くまで挿入っているのだろう。腹には皮膚の上から陰茎の形がぼっこりと浮き出ていた。そして腰から押さえつけられているために腹部がベッドに密着し、ごり♡とその形が余計に感じられる。

「ぁ♡ぁ…♡う、ぁ♡ぁ〜〜…♡♡」

「安心しろ、これから好きなだけイカせてやる。な?」

「ん♡んんっ♡ぁ♡♡ふ、ぁ♡あ、ぅ♡ひ…っ♡」

クラウディオの動きは相変わらず優しく丁寧なものだ。乱暴に肉壁を擦ったりしないし、先ほどよりも亀頭に吸い付く奥の窄まりを優しく撫でて痛みがないよう染み入るような快感を与える動きをしている。しかし下腹部をベッドに押し付けた状態での挿入はまるで上から叩き込まれるような錯覚にアルカディアを陥れる。後ろからずっぽり♡と挿入された剛直は亀頭がぐり♡と結腸口に食い込んでおり、そこを慎重に体重をかけて小刻みに捏ねられるのが気持ちよくて堪らない。

「ぁ♡ぁ♡ぁぅ♡ぉく♡んう…っ♡っあ、うぅ♡♡ぁ♡ぁっ♡は、う♡ん…んっ♡♡」

「ほん、とに…、奥が好きだな…っ」

「っ♡♡んぅ♡す、き♡…っ♡♡ぁ〜っ♡ぁ♡♡んん♡ぅ〜〜っ♡♡」

ナカは溢れ続ける愛液を絡ませながらぎゅうっ♡と剛直を抱きしめて媚びた動きを隠しもしない。もはや雌の膣と化したそこを、クラウディオは理性を焼き切らせながらもゆっくりと嬲っていく。奥側を捏ねながら、だんだんとストロークを深くしていく。
ずちゅ♡ぐちゅ♡とちゅ♡水音をわざと立てるような挿入に耳も犯されているようだ。酩酊の中、アルカディアがそう思った直後。ぴったりと背中にくっついた体温を皮膚で感じたと同時に、耳にぬるりと生暖かい感覚が襲う。

「ぁ♡♡♡ぁ♡♡あう♡♡ひ、ん♡♡♡ぁ♡♡ぁ〜♡♡ぁ〜〜♡♡」

「…っ、ぐ……」

「っ゛♡♡ん♡ぁ♡♡ぁ、ふ♡♡ぁ♡♡ぁ♡♡♡」

快感により力が抜け切った体に対し、もはや抑えつける意味もないと判断したのだろう。腰を掴み抑えていたクラウディオの手はアルカディアの胸へと周り、背中には鍛え上げられた腹や胸部が密着する。背中から抱きしめられながら嵌め込むようなストロークを続けられ、耳を舐られ、ぐちゅぅ♡とひどい水音が頭に満ちて法悦を深くしていく。
愛液を絡めて締め付け、奥へと飲み込もうとうねる。軽い絶頂を迎え続けるナカにいて、何も感じない訳もない。己の腰がどんどんと重たくなる感覚にクラウディオは片眉を顰めると、抱きしめてやるままいっそう激しく腰を打ち付けていく。

「あ〜っ♡♡あ〜〜っ♡♡う♡ぅ♡イっ、てぅ♡♡あ♡♡ぁ♡ぁ♡は、ぅ♡っ゛♡♡ぉ゛♡ぁ♡♡」

「そろそろ、出すぞ…っ」

「ぁ♡♡ぁ♡♡♡ま、た♡ひ…っ♡♡♡ん♡♡あ♡あ♡♡ひぅ♡♡う♡♡んん〜っ♡♡♡」

ごちゅ♡ごちゅ♡どちゅ♡そんな風に深くまで打ち付けられる陰茎が、射精のために更にと膨らむ様が如実と感じられアルカディアはびくびくと甘イキを繰り返す。これから種付けすると言わんばかりの律動も堪らなくて、頭が雄のことで埋め尽くされる。行く宛もなくシーツを掻いていた手を後ろから握り込まれれば、ナカはきゅううっ♡と嬉しそうに己を犯す剛直を抱きしめた。

「腹の奥に、出してやる…」

「っ゛♡♡♡ぁ、ぁ゛ぁぅ♡♡ひ♡♡んぁ♡♡あ゛♡♡う゛ぅ…っ♡♡♡」

耳元で聞こえる声は荒い息の合間に吐き出されていて、それが如実と解って堪らなくなる。アルカディアがこくこくと頷いて堪らなそうに喘げば、ほぼ衝動的に耳の縁を噛まれ、背筋にびりびりとした快感が走っていくのが苦しくて気持ちいい。手のひらに回った爪の広くて硬い指先をぎゅうっと握りしめるように指を丸めれば、はっと気づいて慰めるように耳を舐められるのが狂おしいほど好きだと思った。

「あっ♡ん、い、く…っ♡ぅ゛ぁ、あ〜〜〜っ♡♡♡」

「ふ…っ、はァ……っ」

「ゃ♡ゃぁあ゛♡♡イっ、ぅ♡♡いっ♡♡あ♡♡ぁ♡♡あ゛〜〜っ♡♡♡ぁ〜〜〜っ♡♡♡」

ごちゅ♡どちゅ♡♡達してうねり締め付けるナカを、怒張が容赦なく掻き開いていく感覚。あんなにも優しくやさしく行為を成していく男が種付けしたいという本能のままに腰を振る衝撃。硬い竿が前立腺を掻き撫で、亀頭が結腸口にぶちゅ♡♡と何度も深いキスをする快感。そうしてぐりぐりぃ♡♡と押し付けられた切っ先から、びゅるる〜っ♡♡と熱い白濁が注ぎ込まれる法悦。

「ぐ…………ッ」

「ぁ゛、ぁ♡♡♡ぁ゛〜〜〜〜〜っ♡♡♡♡ぁ〜〜〜〜♡♡♡ひ、ぃ…〜〜〜〜っ♡♡♡〜〜〜〜っ♡♡♡♡っ♡♡♡っ゛〜〜〜…♡♡♡♡ぁ゛………♡♡♡ん……ぅ……♡♡ぁ​​──……♡♡♡♡」

びくんっ♡びくんっ♡と跳ねる腰を両手が掴み抑え、上から体全体で伸し掛かって窄まりに嵌った亀頭が少しでも抜けないように抑えつける。ベッドに寝そべったまま微々とも動けず、ただただ子種を受け入れるしかないアルカディアは、目を蕩けさせる。
深く射精をしたためだろう。クラウディオは白濁を注ぎ終えると、その体は一度びくっと震えて力が抜けた。ぐったりと脱力した体躯はアルカディアの背中へと凭れ、しっかりとした筋肉が備わっているからか中々に重い。アルカディアはやや押し潰されるような苦しさを感じながらも、それすら愛しいと甘受していた。

「は…っ、……大丈夫か」

「ん…♡ん……♡」

ややあって、漠然とした意識から浮かび上がったクラウディオが、寝そべっていた体を少し起こす。汗で濡れたアルカディアの長い髪を撫で、よく聞こえるよう耳元で優しく問いかけてやれば、彼はぴくりと身を震わせながらも小さく頷いた。そのまま褒めるようにわしゃわしゃと撫でくり回せば、すり、と小さく擦り寄ってくるのが愛らしい。
そう感じながら、散々に抱いた体躯を抱きしめてやる。

「ん…♡くら…でぃお…♡すき…♡」

「…ああ……」

未だ絶頂の余韻に浸る声をまんざらでもなく聞きながら、クラウディオはアルカディアの額に口付けた。