クラウディオとのセックスは、一言で言うと容赦がない。こちらのすべてを搾り取るみたいに揺さぶられて、気持ち良すぎてどうしたらいいかわからなくなる。
激しい律動に呼吸を整える事もままならなくて、口の端からはだらしなく唾液が零れる。涙で濡れた目元をクラウディオの舌が拭ってくれるけれど、何で泣いていたのかもう思い出せない。
痛かったから?恥ずかしかったから?それとも気持ち良くてたまらなかったから?ほら、もう頭も身体もめちゃくちゃだ。何もわからない。クラウディオしか見えてない。導かれるままにすべてを委ねて、ただひたすらクラウディオを感じる。
今日は一体何回イかされたんだろう。4回目くらいまでは覚えているけれど、その後何回したか覚えていない。途中で一度、いや二度程記憶が飛んでしまったからその間にイッてしまったかもしれない。
すっかり骨抜きもいいところだ。
こんなに激しく貪られて、こんなに荒々しい快楽に引き擦り込まれて、けれど、普通の女の子じゃクラウディオの相手なんて無理なんじゃないかな。クラウディオには、俺じゃないとだめなんじゃないかな。なんて、普段じゃとても考えられない事を胸の内で思い上がる。
クラウディオの愛を受け止められるなら、男で良かったと思う。人目を憚る関係も身体の造りに反した行為も、しがらみ全部どうでも良くなる。間違った事なんて何もないんだって、思う。
首筋も鎖骨もクラウディオの噛み跡だらけ。クラウディオは昔からアルカディアを泣かせるのが好きだ。泣きながら縋られるのが、好きだ。
痛みはとっくに快感に変わって、まるでクラウディオ好みの身体に変えられていくみたい。こんな感情は初めてだけど、クラウディオに染められていく自分が嬉しくてたまらない。
クラウディオ、クラウディオ、クラウディオ
「アルカディア、何考えてるんだ?」
「……くらうでぃお…のこと…」
「私…?」
「うん…くらでぃお、大好き…」
「ん…私も好きだよアルカディア、愛してる」
胸が痛い。幸せすぎて、愛しくて、なのに苦しい想いが自身を締め付ける。クラウディオの甘い口付けはそんな想いを打ち消してくれる。ゆっくり目を閉じるとクラウディオが優しく瞼にキスをくれる。それに少しだけ安心して、再び快楽の波に溺れていった。