真っ黒なマントを着て、どこかに行ってしまった喜助さん。
そのマントより、夜の闇より深い不安が胸を占める。
なんだか、もう帰ってこないような、そんな気配がするんだ。
待って、って言っても聞いてくれやしないよね。
お願いします、神様でも誰でも良い、あの人を、あの人の足を進める、時間を止めて。
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